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不定期囲碁日記 2022.9.13 二人目の小学生棋士誕生に寄せて

二人目の小学生棋士誕生

囲碁界に新風が吹いています。先日、小学生3年生でプロ棋士になった藤田初段を紹介しましたが、小学6年生の柳原さんがプロ棋士の仲間入りすることになりました。

柳原さんは今年8月に行われた囲碁世界戦「ワールドユース選手権」の年少の部門(12歳未満)で準優勝した実績が評価された形となりました。

心配な面もある(メンタルケアは必要)

先の藤田初段と余八段の棋譜を拝見しましたが、藤田初段はしっかりと打たれている印象を持ちました(アマ5~6段風情が偉そうに…と思われる方もいるかもしれませんが、あくまで囲碁ファンの一意見として捉えてください)。

ただ、しっかり打っていても勝利に繋がらないこともある。最善手を打ち続けても望む結果が得られないことがあるのが囲碁の難しい所です。

何が言いたいのかと言うと、周りがしっかりサポートをする、特にメンタルのケアをする必要があると思います。ご両親や師事する先生方もそうですが、プロ棋士に推薦した日本棋院には責任があると思います。

ただ日本棋院としても話題作りは必要ですし、いつまでも中国・韓国の後塵を拝する訳にはいかないので、若手を育成し若年層の普及に力を入れるという意図に一定の理解を示します。理解を示しますが、文字通り後手後手の対応に回った結果が今の囲碁界だと思います(将棋の競技人口は530万人、囲碁は180万人で約3倍の差があります)。

少し批判ぽくなってしまいましたが、今後も推薦枠で採用されるプロ棋士が出てくる可能性が高いので、推薦する以上は年齢を鑑みて必要に応じてケアするべき…。間違っても客寄せパンダにして不要になったら捨てるみたいなことだけは避けて欲しいです。

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