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石穿の囲碁問題 まとめ9(石の下)
定期的に投稿している基礎詰碁(囲碁のパズル)のまとめです(「石穿の囲碁問題」シリーズ)。今回はNO.41~NO.45まで投稿した記事を抜粋したまとめになります。「石の下」を集中的に集めた問題となっていて、中級者以上向けですが、繰り返し解いて身に付けて頂ければ幸いです。
NO.41は解説まで無料公開しますので、この問題だけでも眺めて欲しいです。
![](https://assets.st-note.com/img/1706309474505-FexTmMcheI.png)
難易度目安
☆☆☆☆★:入門者の方向け・3手までの問題
☆☆☆★★:初心者の方向け・5手以上の問題
☆☆★★★:中級者の方向け・7手以上の問題
☆★★★★:上級者の方向け・9手以上の問題
★★★★★:有段者の方向け・難問
NO.41 黒先黒生(☆☆☆★★)
まずは石の下の説明です。黒先で左下の白石を取ってみましょう!
![](https://assets.st-note.com/img/1706229190360-ouyQBQxzzk.png?width=800)
失敗
単純に黒1と十三1に打つ準備をしたいですが、白2に打たれて黒が一方的に取られてしまいます。失敗図から黒に準備をする猶予がありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1706229297966-zb3W8eNTTu.png?width=800)
正解
正解は黒1です。ここから手数が長いですが、追っていきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1706229333278-lvWxqwmK07.png?width=800)
続正解
正解図の続きですが、白6まで黒4つが取られてしまいます。「黒が取られるの?」と思われる方もいらっしゃるでしょうが、ここからが囲碁の面白い所です。黒石が取られた形をイメージして黒7を考えてみましょう!
![](https://assets.st-note.com/img/1706229372620-77snqlk1UV.png?width=800)
黒7で白石を切る手を発見できたでしょうか?黒7までが正解の1セットになり左下の白石を取ることができます。
![](https://assets.st-note.com/img/1706229419200-vFm4zRPojV.png?width=800)
石の下
今回のように意図的に自分の石を相手に取らせて、その取られた場所に生じる手筋を石の下と呼びます。実戦で登場することは稀ですが、囲碁の上達には適しているので、今回のシリーズで紹介していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1706309744763-LtmWcCVJp6.png)
NO.42 黒先黒生(☆☆☆★★)
「石の下」の問題と分かっていれば結末が見えると思います。
ヒントは左右同型中央に手ありです。
![](https://assets.st-note.com/img/1706229522150-kJOWXGsWid.png?width=800)
失敗
白石がアタリですが飛びついて取ってはいけません。
片方の白石を取れば片方の黒石が取られてしまい黒は1眼しかありません。
![](https://assets.st-note.com/img/1706229574033-VIDH8mwS35.png?width=800)
正解
サポートありがとうございます。微力ながら囲碁の普及に貢献したいと考えています。サポートは棋書や囲碁の遠征に使用させて頂きます。他にも囲碁の記事を投稿しているので、読んで頂けると嬉しいです。