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囲碁普及のために特区設立を

中国・杭州で行われたアジア競技大会が閉幕しました。
個人的には囲碁団体競技で男女とも銅メダルに輝いたのが印象に残っています。
しかし男子団体戦で韓国相手に誰も勝てない等、中韓に対して実力不足を再認識する結果となった側面もあります。


囲碁普及のために名古屋を特区に

囲碁の競技人口は減少の一途を辿っています。
現状を打破するために囲碁普及特区を設けるのはどうでしょうか?
場所をどこにするかですが、愛知・名古屋が良いと思います。

・2026年の開催地が愛知・名古屋

名古屋を囲碁特区に推す大きな理由は、次回2026年のアジア競技大会の開催地が愛知・名古屋だからです
特区にして地域の学校で囲碁授業を取り入れたり、碁会所に補助金を出して囲碁を身近に取り組める仕組みを作ります。

スポーツと異なり大きな設備や初期投資も不要なので、安価で学校教育を行うことが可能です。1万円あれば碁盤・碁石を揃えられて囲碁という国技(日本棋院が定めています)を体験することができます。

・名古屋の日本棋院中部総本部を活かす

特区と書くからにはまとめる団体や会場が必要ですが、名古屋には日本棋院中部総本部があります。
囲碁を打てる場所・道具や情報を発信・取りまとめることが可能な点は大きな利点です。

・交通の便も良い

名古屋は交通の便も良いので、プロアマ問わず大会も開催しやすいです。
東京・大阪からは新幹線が通い北陸からは特急があります。
また、中部国際空港も近いため中韓の棋士を招待して短期間での国際大会も開催できます。

日本は杭州大会で中韓に対する実力不足が露呈したのは先述及びリンク先の拙文の通りなのですが、払拭するためには経験を積むしかありません。
中韓のプロ棋士からしても次回会場の下見ができるメリットがあるので、実現する可能性はあると思います。

アジア競技大会に囲碁が採用されている点を活かす

競技人口が増加している将棋はアジア競技大会の種目で採用されていないので、この点で囲碁は差別化することができます。

レジャー白書2023(速報版)に目を通すと参加率は囲碁(1.4%)に対し将棋(4.8%)と3.4倍差に広がりました。
詳細なデータがもうすぐ発表される見込みですが、囲碁競技人口を復興するためにも次回のアジア競技大会を機会にして欲しいと願います(そもそも囲碁を競技に採用しないなんてオチは絶対に避けて欲しいです)。


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