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【囲碁】今年の本因坊戦の見所

今年の本因坊戦の見所

来年から縮小が決まった囲碁の本因坊戦。
2日制最後の本因坊戦となる今年の(個人的な)見所を紹介します。

1.井山本因坊(本因坊文裕)の12連覇の行方

昨年の本因坊戦で井山本因坊(本因坊文裕)が前人未到の11連覇を達成しました。
来年から対局方式が大きく変わるので、実質最後の本因坊戦と言っても過言ではありません。
井山本因坊は7冠を2度達成しましたが、昨年は棋聖を一力棋聖に、名人を芝野名人に奪われ、大3冠(棋聖、名人、本因坊)は本因坊のみタイトルを所持することとなりました(2023年3月現在、碁聖と王座も所持)。
2日制の本因坊を最後まで防衛できるか注目です。

2.最後の大3冠なるか 一力棋聖

本因坊戦の挑戦権は4/13(木)の本因坊リーグ最終戦次第です。
一力棋聖(6勝0敗)、芝野名人(5勝1敗)の2人に可能性があり、最終戦は両者の直接対決です。
両者は今年初めに行われた棋聖戦でも対決し、その際は一力棋聖が4勝2敗で防衛に成功しています。

棋聖、名人、本因坊を合わせて大3冠ということは先に述べましたが、この3つのタイトルは2日制の碁という共通点がありました。
ただ、来年から本因坊戦は1日制となるので大3冠の威厳があるのは今年までかもしれません。

その最後の大3冠の可能性があるのが一力棋聖です。
棋聖を防衛し、本因坊戦と名人戦を奪取すれば偉業達成となります。

3.本因坊リーグ最後の最終戦

最後の本因坊リーグ戦。
本来であれば挑戦者決定と残留争いという見所がありますが、来年からトーナメント制になるので残留しても意味はありません(来年のトーナメントでシード枠などアドバンテージは欲しいです)。

最終戦で芝野名人が一力棋聖に勝つと6勝1敗で2人が並んでプレーオフです。
芝野名人は一昨年に井山本因坊に挑戦し、3勝1敗まで追い詰めましたがそこから3連敗を喫しています。
昨年は一力棋聖が挑戦しましたが、まさかのストレート負けだったので、どちらがリベンジの権利を獲得できるか13(木)は注目です。

明日は本因坊戦以外の記事にします。

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