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新しい碁盤

新しい碁盤が欲しい!!

贔屓にしていた囲碁用品の販売店で良さそうな碁盤を見つけました。
家にはソフトゴム製の碁盤しかないので、今年は気長に1セット(碁盤・碁石・碁笥)を揃えてみようと思います。

今回は独断と偏見も入れて碁盤の種類を紹介していきます。
囲碁だけでなく将棋好きな人も是非ご覧ください。

碁盤の種類

1口に碁盤と言っても様々な種類があります。
値段、収納を手ごろな順から(◎、〇、△)紹介します。

足付碁盤 値段:△ 収納:△ 

文字通り碁盤に4本の足が付いています。タイトル戦で使用されるのでメディアでご覧になった方も多いのではないでしょうか。
盤そのものに希少価値が高く、比例して値段も高くなります。
しっかりした打ちごたえがあり和室で打つと格好が様になります。

卓上碁盤 値段:〇 収納:△ 

足は付いてないので、机の上に乗せることができます。
場所もそこまで取らず、綺麗な表面を堪能することが可能です。

折り畳み碁盤 値段:◎ 収納:〇 

ヒカルの碁世代が始めた時は折り畳み碁盤で始めた方も多いと思います。
折りたたんで持ち運びもでき、収納も容易なのでおススメです。
反面、モノが悪いと広げた時に段差でガタガタしてストレスになるので注意です。

ソフトゴム製碁盤 値段:◎ 収納:◎

何といっても丸めることが出来る程薄いので、収納の場所を取りません。
長時間放置しておくとヨレてしまい、すぐに使えないので注意です。
折り畳み碁盤も同様ですが、リバーシブルで19路盤の裏に9路盤や13路盤になっているものもあるので初心者、入門者の方に強くおススメです。
サムネ画像にある通り自宅にあるのがソフトゴム製です。

碁盤の材質

ソフトゴム製は樹脂ですが、やはり碁盤と言えば木材です。
主に碁盤で使用される木材には、本榧、桂、桧葉、アガチス材など針葉樹を用いることが多いです。

本榧

木目がとにかくキレイで碁石を打つ時の音も良く、宮崎県産が最高級品とされています。
模様は同じものがなく、育てるのに時間がかかるので希少価値が高いです。
囲碁や将棋を嗜む方の憧れでは無いでしょうか?
ちなみによく聞く新榧は北米産のスプルース材の事で別物です。
本榧と新榧はヒカルの碁で登場しましたね。

こちらもヒカルの碁でも登場しました。
ヒカルの祖父の家にあったのが本榧で、ヒカルが祖父から買ってもらったのが桂の碁盤です。
アガチス材など海外産が主流になる前は、一般的な材質だったようです。
桧葉に比べると落ち着いた色の表面になります。
後で紹介するアガチス材を新桂と記載している商品もありますが、本榧と新榧と同様に別の種類の樹木になります。

桧葉

桧葉はヒノキ、サワラ、アスナロを指します。
本榧の次に高級とされていて、表面が明るめの色になります。
ヒノキは匂いも良いので、アロマの効果がある…かも…。

アガチス

南洋材で、廉価で手に入るので折り畳みでよく使われます。
私も小学生の時に使っていたのがアガチス製でした。

ソフトやアプリだけでも打てる

所有しているセットがソフトゴム製で100均の容器に碁石を入れています。
ソフトゴム製が少しヨレてきたので、今年は碁石と碁笥も少し良いものを揃えようと思います。

ただ、良いものを揃えなくても強くなれます。
今はパソコンやスマホのアプリでも始めることが出来る時代になりました。材質を見極めるのは難しいので「良い碁盤じゃないと強くなれませんよ?」とヒカルの碁の御器曾先生みたいなセリフを言う業者には気を付けましょう(笑)。


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