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不定期囲碁日記 天元戦2局目

天元戦2局目

18日に囲碁の天元戦2局目が行われ、挑戦者の伊田九段が勝利し、シリーズを1勝1敗としました。伊田九段は1局目が2手目天元だったので、黒番握ってどうするか楽しみでした。5手目で十六11と高い位置に割り打ちしたのが斬新でしたね(ダイレクト三々でもカカリでもなく割り打ちというだけで珍しい気がします)。

序盤から戦いが発生しましたが、割り打ちした十六11が良い位置にいて、戦いを有利に進めることができた点が勝因の1つだと思います。

囲碁の布石研究

最近は仕事終わりにソフトで布石研究しています(帰宅してネット対局する気力(棋力)が無いんですよね…)。

ソフト研究の様子を紹介します。

スクリーンショット (304)

【図1】例えば黒5と打った時に、例として白の手はA~Iまで挙げられます。

スクリーンショット (305)

【図2】仮に白6と打ったら黒はK~Oまで…と、どんどん次の手を考えていきます。序盤を理論武装して言語化すれば、もう少し強くなれそうだと感じています(常に先手を取る、相手に傷をつける、持ち時間を残すetc)。

囲碁の布石にも流行がある

囲碁の布石にもファッションのように「流行」があります。例えば【図2】の場合、私の子供の頃はLやOが多かったです。現代では隅に手を付けるMやKが多いです。

ただ流行ではない=悪いという事ではなく、例えばLは変化が少なく19路デビューした初級者の方におススメです。悩むことが少ないので、持ち時間を残せるのは大きな利点です。

スクリーンショット (307)

【図1】A→【図2】Mから派生した頻出度の高い布石ですが、変化が多く難解です。複雑な場面で少しでもアドバンテージを取れるように研究しています。

久々に囲碁っぽいことを紹介できた気がします。最後まで読んで頂きありがとうございました。

サポートありがとうございます。微力ながら囲碁の普及に貢献したいと考えています。サポートは棋書や囲碁の遠征に使用させて頂きます。他にも囲碁の記事を投稿しているので、読んで頂けると嬉しいです。