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今季ここまでのNHK杯(囲碁)

第69回NHK杯囲碁トーナメントは2回戦まで終了し、ベスト16が出そろいました。私は毎回ではありませんが、テレビで放映される棋戦なので定期的に視聴しています。今日は個人的な感想と注目の棋士を挙げたいと思います。

原則1手30秒以内なので通常の対局よりもダイナミックな展開が続きます。解説もあるので、初心者の方もルールが分からない方も覗いて観て下さい。

若手が躍動するAブロック

Aブロックは波乱の展開で、芝野王座や村川九段といったタイトル経験者が若手に敗れました。二人に勝った呉五段と広瀬五段が28日に対局します。Aブロックは他にも大西七段一力NHK杯選手権者等20代若手に注目です。

井山名人と平成四天王が強いBブロック

Bブロックは井山名人と平成四天王(張栩九段、山下九段、高尾九段、羽根九段)の内、太字にした3人が勝ち残っています。山下九段は特殊な布石を採用してくる(1回戦も6手目天元を放ちました)ので次戦も楽しみです。

七大タイトル戦で目覚ましい活躍を魅せる井山名人に対し、今期の平成四天王はタイトル戦に挑戦することも叶いませんでした。誰が井山名人を止めるかがBブロックのカギになります。まずは12月5日に井山名人と張栩九段が激突します。

個人的な感想

今期は女流棋士が早々に姿を消してしまったのが残念です。女流棋士の方が戦闘局面が多く観ていて楽しいです。来年は中邑菫二段や台湾の黒七段を迎えて盛り上げて欲しいと思います。

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