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棋聖戦と女流棋聖戦

棋聖戦と女流棋聖戦の比較

26日は囲碁の女流棋聖戦2局目です。
中学生棋士の仲邑菫三段が上野女流棋聖に挑戦する2局目となります。
初戦は上野女流棋聖が勝利し、防衛に王手をかけています。
仲邑菫三段は後がありませんが、逆王手に期待しましょう。
この記事では棋聖戦と女流棋聖戦の違いを紹介します。

女流棋聖戦

優勝賞金 :500万円
主催   :日本棋院
挑戦手合い:挑戦手合三番勝負(先に2勝した方がタイトルホルダー)
持ち時間 :なし
秒読み  :1手30秒、1分の考慮時間10回(NHK杯トーナメントと同じ)
出場棋士 :女性棋士

棋聖戦

優勝賞金 :4,300万円
主催   :読売新聞、日本棋院、関西棋院
挑戦手合い:挑戦手合七番勝負(先に4勝した方がタイトルホルダー)
持ち時間 :8時間(2日に分けて行われます)
秒読み  :10分前
出場棋士 :全棋士(トップアマも参加しています)

違いまとめ

棋聖戦と女流棋聖戦の大きな違いは、主催する新聞社の有無です。
棋聖戦は読売新聞が主催しているので、優勝賞金も大きくなります。
また、試合を2日制にすることで、1日目の封じ手・2日目の結果の両方を新聞社は掲載する旨味があります。

女流棋聖戦は主催が日本棋院のみなので、優勝賞金も本家棋聖戦より少なく、時間をかけず決着するシステムになっています。
女流棋聖戦は協賛にNTTドコモがいますが、スポンサーが決まればタイトル戦もより発展すると思います。

スポンサーを付ける→優勝賞金が上がる→棋士の待遇が上がる→棋士を目指す子供が増えるというサイクルを作るのが大事だと思います(どの業界にも言える事だとは思いますが…)

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