見出し画像

囲碁の手筋【創作実戦問題1】補足

先日投稿した記事について読者様から質問を頂きました。

質問や前向きなコメントはとても嬉しいです。「ここでこう打ったら…置いたらどうなるのか?」と考える事は囲碁を上達する上でとても重要です。少しでも囲碁に興味を持って頂けるように(時間はかかるかもしれませんが)対応していきます。


質問内容

白1に対して黒2と対応した場合の変化は?という内容です。

白1に対する黒2の変化

変化その1

黒2以降は下図のように白3、黒4までとなります。

黒4まで進行

変化その2

白5で七9に置き黒2つ(黒2,黒4)を取ります。
今度は黒が八9に置いて白5を取り返して一段落します。

白5=七9で黒2つを取り、黒6で白5を取った図です

結論

結論を書くと今回紹介した変化でも「セキ」になり、結果は冒頭のリンク先と一緒になります。

少し細かい話をすると、今回の九9に置く変化では白が取られた石が1つ、黒が取られた石が2つなので、黒が1目損した結果となります。

黒の失敗図

注意点として黒4で緩んでしまう(七9)と黒全体が取られてしまいます。

失敗図

続失敗図

同じセキに見えますが、白5で右下の黒は成す術がありません。

白5で右下の黒は成す術がありません

白5で黒がアタリになってしまっています。黒6で七7に守ろうとしてもオイオトシの形です。「眼あり眼なし」という形ですが、この解説はまたの機会にします。

今回もご覧頂きありがとうございました!ご質問やコメントお待ちしています!

サポートありがとうございます。微力ながら囲碁の普及に貢献したいと考えています。サポートは棋書や囲碁の遠征に使用させて頂きます。他にも囲碁の記事を投稿しているので、読んで頂けると嬉しいです。