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Kitchen Mod 修復記録 01

とあるネットフリマで Kitchen Mod を手に入れたのだけど、ずいぶん古いものだったようで、510スレッドがグラついており、2〜3回アトマ付け外し&ポジ接点の調整ネジを数回まわしたら、510コネクタ自体が筐体から取れちゃいましたwww 商品が届いて開封してから1時間以内の出来事です。

こんな状態のものを「問題ない」として高額で出品する神経はどうかと思うのだけど、不思議と怒りの感情は湧いてこなくて、売り主と返品交渉とかするのも面倒くさいし「うん、自分で修理しちゃおう」と。
ただ、このときはコネクタだけ接着しなおせばいいかと思ってたら、抜けた拍子に配線のどこかが短絡したらしく、パフボタンを押すと「Shorted」が表示されるようになってしまい、「これは全部バラすことになっちゃったな。どうせなら記録しといて公開しちゃうか」というわけで、ここに修復記録の第一弾をお届けするものであります。
てか、ちゃんと元通り機能する Kitchen Mod に戻せるのか、若干不安はつのりますが、とりあえずは現在の状況とそこに至る経緯を書き連ねてみたいと思います。

まずはフロントパネルを外す

ご存知の方はご存知と思いますが、Kitchen にはネジで固定されている部分はありません。少なくとも表からは見当たりません。抜けてしまったコネクタ部分から判断するに、どうも内側からもボルトやナットで固定しているパーツは無いんじゃないかと予想。
ショートに至った経緯とその症状から見て、510コネクタの+と−に接続してあるケーブルが絡むか何かで接触している可能性が激高なので、この部分だけでなんとかなるならそうしたいところだけど、中身がどうなっているのか皆目見当がつかないので、とにかく内部にアクセスするためには、ほとんど継ぎ目もわからないくらいピッタリとはめ込まれているフロントパネルを外すしか方法はなさそう。
というわけで、本体の底部分に見えるパネルとの接合部分におそるおそるカッターの刃を入れ…てみたら意外にサックリ入っていくじゃありませんか。「なるほど、510コネクタ部分がそうだったように、おそらく接着剤が劣化してるんだな」と判断して、そこからはけっこう大胆に且つ表面に無駄な傷をつけないように慎重に作業。ある程度深く刃が入ったところで、精密ドライバーにチェンジしてそっとこじったところ、ポロッとパネルが取れました(トップのタイトル画像をご参照ください)。

でまぁ、予想通りですが DNA40 の液晶パネルも、UP / DOWN のスイッチもフロントパネルの裏側から接着剤で直付け固定してありました。バッテリーチューブの基盤と接触する部分には絶縁のためにビニールテープが貼ってありましたが、基盤自体はマウンターもなく宙ぶらりんの状態w なんかハイエンドっても日曜大工レベルの作業クオリティだな、おいww

PUFFスイッチも外します。どうせここもナット止めとかじゃなくて接着剤でしょ? と、カッターナイフの刃をねじ込みつつ、本体に傷つけないように慎重にグリグリこじったらば取れました。ここで(ある程度予想はしていたけど)衝撃の事実。

はい、コネクタとスイッチ、それらに繋がるケーブルなどまとめて樹脂でこってり固めてありましたw すげえなw ハンダごてを当ててみたらあっさり溶けて穴が空いたので、おそらくグルーガンの接着樹脂だと思われます。
こりゃ内部パーツにダメージなくバラすの無理ですね。少なくともケーブルは切断しなきゃだめだ(もう PUFFスイッチのケーブル切っちゃってるけど)。
てな感じで、ここからこのコッテリ樹脂との格闘が始まるわけですが、続きはまた第二弾で!

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