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美〜beauty mind〜

一言で言えば
"癌"ってとてもネガティブな事なんだけど

癌は失う事ばかりでなくて
得られる事もある

私の今を一つの点として
その先のベクトルは無数にあり
どのベクトルを選び
前に進むかは
誰に導かれるわけでもなく
全ては自分の選択である

自分が癌になったからこそ
なっていなければ起きていない
良いことだって
実はあったりするのだ

それはプラスとマイナスが混合する
地球という名の星で生きている
良いところでもある

癌は通院が多い
そして入院中お友達になった人と
その後待合で再会しても
脱毛などで容姿が変わって
マスクもしているし
一瞬
本人かわかりにくくなる事が多い

入院中、同じHer2乳がんで
私の姉のように
優しくて素敵な人と友達になった

術後なかなか回復が悪くて
彼女に会いたい気分になっていた

病院で採血を済ませた後
救急外来の入り口から
凄く綺麗なオーラを放した人が入ってきた

思わず
Mちゃん?と声をかけてしまった

すると笑顔で

私はMちゃんじゃないよ。
ごめんね。
でも、声をかけてくれて
凄く嬉しいよ!^_^
ありがとう。

笑顔でスマートにその場を去った

私は失礼しましたと
必死だったけれど汗

癌とか関係なく
こんな風に切り返しができる人って
なかなかいない
私、人違いをして
このように切り返されたのは
初めて。。。

なんて美しいのだろう

そして
こういう人になれるように
良い事は真似しよう。。。
検査日なのに
人違いをしてるはすなのに
凄く朝から癒された

彼女も抗がん剤治療中のようで
ウィッグヘアだったけど
とてもよく似合っていて
違和感も感じず
色白で、顔の色、眼の色
本当に癌?と思うほど
とても澄んでいた

美は表面にいくら気を遣っていても
表に現れるとも
病気の時には一番よく現れるともいうが
内面が美しくキラキラしている人は
抗がん剤の治療をしていても
滲み出る美しさは変わらないんだと
そう思った瞬間だった

癌になってなかったら
その病院にいないし
同室だったお友達もできていない
人違いをしてしまった彼女にもあっていない
そして人違いをした
彼女も病院へ
その時間その瞬間のベクトルを
選択していなければ
私と点で交わる事もない

人生を歩む為のベクトルは
悲しい癌を患っている
私にでさえ
感動や喜びの選択肢を与えてくれる


癌になって良かった
癌に感謝と思う
素敵な出来事


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