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ブレークスルー感染及び死亡者に関する統計分析(3)(ヘリテージ財団の報告書)

本記事は、ブレークスルー感染及び死亡者に関する統計分析(1)及び(2)(ヘリテージ財団の報告書)の続編である。前回の記事は以下のリンクを参照。

2.本報告書読後の感想
  まず私の基本的な立場を断っておくと、ワクチン接種は、個人の事情に応じて慎重に判断すればよいと思っている。リスクの低い方や長期的な影響を懸念する方は接種する必要はなく、日本の国産ワクチンまで待つと言うのも一つの選択肢だろう。自然免疫が優れているという考えに立つならば、接種しないという選択肢もありと考えており、いずれにしても命の選択を他者に委ねないということが基本である。
感染者や死亡者について数値に基づいて論じつつも、かなり分かりやすく書かれているという印象である。統計的に細かい分析(感染対策の有無、ワクチンの副反応の統計、ワクチンと感染者や死亡者の相関係数、超過死亡数の分析など)をしているわけではないものの、こういったちょうどいいレベルのものが日本語ではないのが現実である。今回の報告書を見れば、ブレークスルー感染や死亡者数について誤って理解することはなく、ワクチンの効果を適切に判断できるだろう。
  今回取り上げたような図や表で数値を見られるようにすれば、ワクチンの効果や政府の対策の有効性は明らかになるはずであり、言葉よりも数値の議論を優先してもらいたいものである。テレビなどがこの役割を果たして欲しいが、煽らないと視聴率が稼げず、面白みがないのだろうが。
  いずれにしても、日米どちらの専門家も、国民を脅迫するという悪い傾向があるようだ。コロナウィルスは恐ろしいものであり、ペストやエボラ級のものだという印象を与えたいようで、政府も国民が怖がってくれる分には都合がいいのか、こういったいい加減な報道を放置している。
その他、都合のいいデータや感情に訴える発言を基に持論を展開する専門家や医師も多いように思う。イベルメクチンの効能について、効いている実感がある、医師免許を賭けてもいいなどといった煽情的な発言で正当化しようとする医師の発言はこの典型であり、科学やデータよりも感情や風評が優先される状況があるということだ。
  このコロナ禍で明らかになったのは、マスコミが異常であること、国民がこのような報道を真に受けてしまうほど知的に劣化していること、医師をはじめとする専門家が意外とトンデモであることだろう。我々が知的になれば、こういったいい加減な人々は自動的に淘汰されるのであり、専門家に対抗できるレベルでなくても、発言をチェックできるぐらいの知性は身に付ける必要がある。
 ただ一から勉強するのは忙しい現代人にとっては厳しい部分もあることから、取り急ぎ情報を得たいのであれば、以下のYoutubeチャンネルをお薦めしたい。

↓松田政策研究所チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCAN0E9cZN7n22Ka1-TuVb-Q
↓緩和ケアちゃんねる・かんわいんちょー
https://www.youtube.com/c/kanwa/videos


※  今回紹介しているチャンネルは、必ずしも全ての見解が一致しているわけではないことから、視聴者が妥当と考える部分をそれぞれ吸収していっていただければと思う。特にワクチン接種については意見が異なっているが、置かれた状況によってワクチンの有益さが異なることから、適宜選択していただければ幸いである。

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