糸と針で塗り絵をしたくて

この間の帰り道、喉が渇いたなぁと思って駅のコンビニの近くを通ると、トイストーリーのイラストが見えたような気がした。

映画館で『バズ・ライトイヤー』の予告編を見たばかりだから空目かと一瞬思ったけれど、飲み物の我慢も限界になってきていたからお店に入って確認してみることに。

ポスターを間近で見てみると＂底板付きのエコバッグプレゼント＂のチャンス。
後はお家に帰るだけという事も手伝って、お荷物は既にたくさんで手が痛いぐらいだったけど頑張って持ち帰ることに決めた。

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昔、同じようなタイプのキャンペーンがあった時、人気がありすぎて何軒か探しても空振りしていたのが、今回はトイストーリーなのに奇跡的に入手できて本当に嬉しい。
目掛けて探すというギラギラした気持ちがなかったのが良かったのかもしれない。神様、ありがとう！

トイストーリーは昔、大好きでDVDでもよく観ていたから懐かしい気持ちに浸りながら、イラストを眺めつつ持ち歩いていると、発作的に塗り絵のようにして刺繍をしたくなってきてしまった。

そんな時は迷わずユザワヤさんへ行く。

どこから刺し始めようかなぁと思っていると、記憶カメラさんの夏らしいお写真ツイートが目に飛び込んできて、またもラッキーだなぁと思いつつ、夏空から始めることにした。

夏の空の表情がくるくると変わる瞬間を見させて貰えたようなお写真。

2022年6月18日のツイート

Slice of life 
土曜日の空。
FUJIFILM X-E4
NOKTON classic 35/1.4 SC

記憶カメラさん　@KiokuCamera

それでは、と雲の一番下の所から始める為に、白の刺繍糸とフェルトを取り出して。

丁寧にしないアウトラインステッチ

入道雲の凸凹感を出したくて、フェルトを雲の形にカット

空の部分を刺してから、最後に手前の入道雲はもう一度ステッチで押さえる予定だから、とりあえず、お終い。

これだけ、沢山の模様があると選ぶのに楽しく困るなぁと目移りしながら、次は青色の刺繍糸を取り出して。

サテンステッチの練習。
夏空は明るい水色から少し色目を変えようと思ったので、手慣らし的に他の部分から刺していく。
青のサテンステッチは幅が狭いから簡単に終わる。

次は、やっぱり主人公、カウボーイ人形のウッディのシャツかなぁと。

両端はサテンステッチで。中央は少し広くなるのでロングアンドショートステッチ。おもちゃのイメージで仕上げたいから、クレパスの時みたいにザクザクと塗るように刺していく。

手毬寿司を頂く時のように、どこを刺しても楽しい。

刺繍枠の関係もあるし、全部を埋めるより変化があった方が仕上がりとして楽しそうだし、何より全面を埋めると汚れも気になりそうだから鞄の高さ半分より下の方は刺さないで、ピンボールか何かの「ゲームでヒットした時の点灯のイメージ」をしながら幾つか仕上げで終わりにする予定。

光ったり暗くなったりする所のつもりなので、保安官バッジのところの赤い六本取りの糸は一箇所だけ中心に向かって刺して、あとの四ヶ所は星の形に沿ってなるべく平らになるように。

裏側はこんな感じ。

刺繍をしていると写真を撮る時と同じに、何が正解か分からないといった感覚になる。
自分のしたいように出来たら、それが正解なのだろうけど、でも、そう出来なくても楽しい。

ピカピカしている所をイメージして、と思ってからは同じ柄のところは、少しずつステッチや雰囲気を変えてみることに。
最初の方にした青のサテンステッチは今度は三本取りのアウトラインステッチで囲むだけにしてみた。

光にあたると、凸凹がわかりやすい。

バズ・ライトイヤーへの愛を込めて。

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①
「ウッディのシャツのアップ」を一つだけ全部刺繍し終えたので、ピカピカと目立っている感じがしてやる気が出てくる。
シャツ部分3本取り。

②
保安官バッジのような「赤地に黄色の星」は赤い所を6本取りでザクザク仕上げ。
ヒットの時の明滅のイメージのつもりだから、お星様部分を凹ませて、左下側のシャツを目立たせてみた。

③