DJ karyang エッセイ『セックスと昼寝』Chapter 24「誰かの願いが叶うころ」

お久しぶりです(笑)。
昨日は友人の初となる写真展のレセプションパーティーでDJをしてきました。
DJは総勢9名。名うてのDJたちがこの日のために集結し素晴らしいプレイを披露していました。こうした晴れの場でご指名を頂いて回させてもらえるのは至極光栄な事で感謝の念に絶えません。本当にどうもありがとうございました。

で、今回はラウンジプレイという事で、実はちょっとオシャレなレコードを掻き集めて回すつもりで準備をしていたのですが、何かしっくり来ず 選盤に苦心していました。
そして当日の朝になって候補に挙がっていたレコードを一旦全て片付け、イチから選曲をし直しました。

自分のために、自分が回したいものを羅列させてDJをする事は容易だ。だけど今回に関しては それでは何かが違うと薄々感じていた。

その時 その友人の顔を思い浮かべたら自然と選盤ができたのです。しかも一発で、すんなりと。

僕は音楽の力を信じている。
だからそこには余計な言葉や野暮な注釈は必要ない。
届いても届かなくてもいい、それは限りなく「祈り」に近いものなのかも。

そんな思いを込めてプレイしたのが、以下の通り

『カフェ・ボヘミアのテーマ』佐野元春 WITH HEARTLAND
『新東京国際空港(成田)』AIRPORTS -世界の大空港- より〜『COBALT HOUR (コバルト・アワー)』荒井由実
『海』サザンオールスターズ
『陽のあたる場所』浜田省吾
『SWEET MEMORIES』松田聖子
『今夜だけきっと』スターダスト・レビュー
『だいじょうぶ マイ・フレンド』乃生佳之
『東京は夜の七時』野本かりあ

僕はみなさんのようにいっぱいレコードを持っているわけではないのですが、いつも誇りを持って堂々とプレイするよう普段から心掛けています。ちょっと図々しいぐらいに(笑)。だからこそ音楽係という言葉には いささか抵抗があるのです。それができるのも ただDJをやりたいという動機以外のモチベーションが自分の中で持てるようになったからなのかもしれません。

昨日は自分のDJがたくさんの人たちに喜んでもらえて握手もいっぱい交わした、最高の夜でした。

僕の「祈り」が誰かの心に届いていれば幸いです。


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