DJ karyang エッセイ『セックスと昼寝』Chapter 26「Keep On Shining」

今日 10月13日は 晴れの日だ。
というのも、藤沢のDJ仲間・藤沢エクスペンダブルズのメンバーたちが独自にDJイベントを催し、立ち上げ、参加するというのだから。しかもたまたまだが 計3カ所で同時に。

僕が藤沢で皆とDJ活動をしていた時は 会場の確保、ブッキング、スケジューリング、機材提供、セッティング等々、そのほとんどを自分が取り仕切り運営していた。
しかし先月 藤沢を離れてしまい「残された藤沢の仲間たちはこれからどうなってしまうのだろう」と心配していた。
藤沢に居た時には 自分が中心になってみんなを引っ張っていたので この場を維持しなければならないという責務が自分にはあると思っていた。ぎょーざ会が終わってからは特に。
でも それは僕の思い上がりであり、傲慢だった。
僕が居なくても、いや居ないからこそ みんな自分たちの居場所を守るべく頑張っていた。
以前 友人が「かーやんはそんなに頑張る必要はない。かーやんが居なくてもDJを続けたい人は自分で動くはずだから」と、僕に苦言を呈してくれた事があったが、今となってはまさにその通りだったと思う。

如何なる状況・環境にあっても、DJを続けたいという気持ちは変わらない。
毎度この場でも言っているが、皆 誇りを持って回せば良い。
よく藤沢で出会った仲間たちから DJに誘ってくれてありがとうと感謝の旨を伝えてもらえる事があるが、その思いは自分も同じだ。
みんなと出会えて今の自分がある。一連托生、呉越同舟で一緒にやってこられたからこそ見えてきた世界がある。

これからも僕らは光の射す方へ進んでいく。ただそれだけだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?