かーやん エッセイ『セックスと昼寝』Chapter 64「誰もあなたになんか期待していない」

ども、稀代のボンクラDJ・かーやんです。

最近なんか気になる事がありましてね。
SNSで暴言吐いたり、寿司屋で好き放題やってる馬鹿な輩が何かとニュースになっているじゃないですかぁ。あの勘違いっぷりが何とも鼻につくというかね。

かつてアンディ・ウォーホルは「将来、誰でも15分は世界的な有名人になれるだろう」と言い放ったが、それは見事に現代を予見したものだった。ウォーホルという存在はその作品以上にメディアそのものであったが、今やSNS等の存在によって15分どころでなくなってしまった。誰もが有名人に。

まぁね、本当に稀ですけれど DJにもいますよ。そういう勘違いしている人がw 芸能人かよって。バントマンとかにもありがちだけどw
でも別にね素人なんだから卑屈でいろよとは思わない。それに伴う「腕」を持っていれば、僕もこんな下世話な事は言わないんで。

で、なんでこんな事をわざわざ偉そうに上から目線的に言うのかと申しますとぉ…実は僕もかつてはそちら側の人間でした(苦笑)。まぁ若気の至りというか、今思えば大いなる勘違いですよね。
でも数年前にその過ちに気づき、意識してプレイスタイルや思考を変えてきました。無自覚な自意識は自覚的な自意識をもって制するしかないのです。つまり気づかん奴は死ぬまで気がつかない。まぁそれはそれで幸せかもしれないけどね、ある意味。

だから僕は鍛錬積んで、誰からも文句が言われないプレイで自らを高めていった。可愛げの無い事やってんなーと自分でも思うけど、その分は愛嬌でカバーしてきたつもりw

ここで同じ事を何度も言っていますが、DJなんて誰でもできますよ。曲と曲を繋ぐだけだったら非常に簡単。みんなもかつてはカセットテープに好きな曲をダビングしてマイベスト盤とか作ったっしょ? アレと同じだから。
でもね、問題は…あなたが作ったベスト盤にみんなが興味が持っているのかっていう話ですよ(苦笑)。
まぁ私家版ならいいんです。自分だけが楽しむ分には。でもね、人様に聴いてもらう事が前提であるならば、自分の好きな曲だけを羅列すりゃいいってもんじゃない。誰もお前のマスターベーションなんか見たくねーよってw ひとりで気持ち良くなっちゃって「ウェーイ!!」とか叫んでいる奴なんて気持ち悪いっしょ?w
だからストリッパーとか尊敬しちゃうよね。お仕事なんだから別に自分が気持ちいい訳じゃないでしょうけれど、お客さんは満足して帰っていく。それが僕の理想のDJです。お客さんが喜んでくれれば僕も楽しいですし「ウェーイ!!」って叫ぶ権利(笑)もそこで初めて発生すると思っているんでw

しかしまぁおかげ様で期待してもらっているからこそ、色々なところでお声掛けを頂けるようになりまして DJをやらせてもらっています。ここに辿り着くまでは長く掛かったけれども、決して遠回りではなかったね。

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