見出し画像

ゼロから始めるBlender生活 Part1

3D制作ソフトBlenderで何か作ってみたい!
そう思いたって何日か触ってみたので備忘録的に成長を記録する。
続くかもしれないし続かないかもしれないので悪しからず。
参考にした動画やサイトは末尾にまとめておく。


1日目 くまちゃん

3Dで何か作ってみたい!
そう思って初めに思い浮かんだのが3D制作ソフトがBlender。

名前は聞いたことあるけどどうやって使うのか分からないし、勉強大変そうだからいいや~と敬遠していたが、やらなければ始まらないのでとりあえずインストール。無料なので気軽に始めてみた。

その後、分からないなりに動画を見ながら何とか完成させたものが以下のくまちゃんだ。所要時間は三時間程度。
初めてにしては上手く出来たと思うが、これもYoutubeに解説動画をあげている有志の方のおかげである。ありがたい......。

1日目:くまちゃん

細かい部分は少し気になるものの基本的なオブジェクト操作や色の付け方、ライティングなどを習得出来た。

2日目 みみっち

1日目の動画で基本的な部分を学んだので、実際に自分の好きなキャラクターを作ってみることにした。
そこで選ばれたのがみみっち。国民的大人気ゲーム「たまごっち」のキャラクターである。

ふわふわして可愛いのでこれを作るしかないと思い立ち、出来たものが以下の3Dモデル。コレジャナイ感が凄まじい。

2日目:みみっち

今回の制作時間も三時間程度。昨日学んだことを活かしたつもりだったが、何だかバランスが悪いように感じる。

押し出した手の形や耳の形、目や口の質感など気になる部分は多々あるが、一番気になるのは横幅の広さ。顔のパーツが全体的に小さく中央に寄っているせいで見栄えが悪いように思えた。(       ・w・       )

3日目 みみっち②

本日も昨日に引き続きみみっちを作成した。練習のため、昨日のモデルは使わずに新規のモデルで一から作成していく。

昨日は全体的なバランスをあまり見ないで作成してしまったので、今回は少しバランスを考えながらパーツの配置を進めること三時間。
完成したものは以下の通りである。

3日目:みみっち②

昨日よりも全体的なバランスはよくなったように思えるが、何だかホラーゲームに出てきそうな造形になってしまった。

目を大きくしたつもりだったが、まだ小さかった。手を下げたことにより少し細くなってしまったのも気になる。
質感なども調整しつつ完成出来たことをとりあえず褒めておきたい。

4日目 みみっち③

三日も続けて作っていればそろそろみみっちらしいものが出来てもおかしくないだろう。そう思いながら三時間、新規モデルから作り上げたものがこちらである。

4日目:みみっち③

ようやくそれっぽいモデルが完成した。
まだまだ改善点はありそうだが、それでもみみっちを再現できたことは非常に嬉しく、モチベーションに繋がった。

実際にモデルを動かしてみたかったが、調べたところボーンやアーマチュアなどの知らない単語が出始めたのでこの日はこれで一旦終了とした。

5日目 みみっち④

そろそろみみっち以外のモデルも作ってみたいところではあるが、まずはみみっちを完成させたい。

昨日のモデルを流用し、みみっちの体内にボーンを埋め込んでいく。
動かし方も良く分からないまま、自動設定のボーンに四苦八苦しながら調整を続け、三時間後には歩くみみっちの姿があった。

ぎこちないながらも一から自分で作成したモデルが動いたことに感動した。

実際に3Dモデルを動かすために必要な工程を理解したことで、凄いと思った作品に対して何が凄いのか、どこをこだわっているのか。そうした視点を持てるようになったのが嬉しい収穫だった。

6日目 シナモロール

昨日の時点で一応みみっちが完成したので、本日からは別のキャラクターを作り始めた。
前回までの作り方を流用しつつ可愛いキャラクターと言うことで白羽の矢が立ったのはサンリオの人気キャラクター、シナモロールだ。

みみっちに引き続き自分の好きなキャラクターを立体化出来ることにわくわくしつつ、三時間程度の作業を経て完成したものがこちらである。

6日目:シナモロール

ふわっとした感じを出すために少しだけ毛を生やしたり、先端に向けて耳を大きくしていくなどの工夫を加えることで、みみっちの反省点を活かしつつシナモンらしい可愛さを出すことができたように思える。

本日は動かすところまで行けなかったので、ボーンや動きは翌日に回すことにした。

7日目 シナモロール②

昨日に引き続きシナモロールのモデルを作成していく。
作り方は大体理解していたので、練習も兼ねてまた一からモデルを作成した。所要時間は一時間程度だったので最初に比べると段々と慣れてきている実感があった。

ボーンを付けていくが中々思ったような動きにならず、三時間程苦戦したところでギブアップ。完成したものがこちらである。

みみっちを動かす際は自動ウェイトで何とかなっていたが、細かい動きを実現しようとすると手動でボーンの動き方を整える必要があった。

ボーンと動作の連携が上手く取れず、耳の辺りは少し動きが歪んでしまった。
また、参考にした動画では人型の犬が走っていたので、それを真似したところ少しシナモンらしくない動きになってしまった部分も反省点となった。

しかし、アニメーションのカメラワークや細かいボーンの調整など学ぶ部分も多かったので、次に活かしていきたい。

8日目 メリープ

本日はポケモンのメリープを作成することにした。
一番好きなポケモンはデンリュウだが、まずは練習のため羊に近い形状のメリープから作ってみることに。

参考動画を見ながら羊の形状になるよう形を整え、足りない部分を補ってメリープが完成した。作業時間は三時間程度。

8日目 メリープ

作業時間的にはそこまでではなかったが、大量の毛を生やしたことでBlender自体の動作がかなり重かった。
実際に別のソフトで使ったりする場合のことを考えると、毛の表現方法は考えた方が良いように思えた。

尻尾の先についている球の質感は宝石の作り方などを参考にしながらパラメータを変えていき、頭の毛を付ける部分に螺旋形のパーツを使うなど色々な部分を試しながら作ることが出来て楽しかった。

総評

始めて一週間程度ではあるが、毎日続けることで確実に成長が見られるため3D制作はモチベーションを保ちやすいように感じた。
実際にある程度モデルを作れるようになってからはyoutubeの動画を見ながらできることを増やせている実感が持てて楽しかった。

好きなキャラクターを立体化して自由に動かせるのはとても楽しいので、反省点を今後に活かして3D制作を続けていきたい。

参考

最後に今回参考にした動画を以下にまとめる。

1.くまちゃん制作

基本的なキャラクターの作り方はこれを見れば大体理解できるはず。
ショートカットなども丁寧に紹介されているので、ガチ初心者におすすめ。

2.毛の付け方

パーティクルの使い方を丁寧に解説している動画。
動画の内容自体かなり勉強になるうえ、動画内で作っているキャラクターのインパクトが強くて見るだけでも面白かった。

3.ボーンの付け方、動かし方

シナモロールを動かすためにこちらの動画が参考になった。
人型の動物を動かすので、他のキャラクターや人型を作る際にも応用できそうな内容だった。

4.羊の作り方

羊の制作を通してテクスチャの使い方などを勉強した。
メリープは概ねこちらの羊を参考にしたので、羊型のキャラクターを作りたい方におすすめ。

5.螺旋形の作り方

シナモロールの尻尾やメリープの頭部分の毛の参考にした。

6.宝石の質感を出す方法

メリープの尻尾を作る参考にした。
結局メリープの尻尾は大きく変えてしまったので、このサイトの通りには作っていないが、服飾などに応用できそうなのでリンクを載せておく。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?