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親愛なるヨミジへ

僕はお金が無くみんなみたいに高いカードが買えなかった
そんな僕でも使える環境デッキがあった
ドッカンデイヤーだ、ドッカンデイヤーは安くて強くて僕の救世主に見えた…いつも勝てない友人にも勝てる様になって僕はとても嬉しかった
そんな僕の救世主のドッカンデイヤーを使い続けたら周りの人の反応がどんどん悪くなって行った
周りがみんなつまらないとデュエマをしてくれなくなった、僕はみんなみたいに勝ちたかっただけなのに
そんな時、いつもはおこずかいもくれないお父さんがプレゼントをくれた、特別な日でも無いのに不思議だったけど僕はそのプレゼントを直ぐに開けた
中には
構築済みの『シータバーンメア』が入っていた
僕は嬉しくてたまらなかった
いつもドッカンデイヤーしか使えなくて他のデッキも買うお金もないのに高いバーンメアを使える様になったんだ
僕はお父さんに御礼を伝えると直ぐに近所のカードショップでバーンメアを使い始めた
強い!ドッカンデイヤーに負けないくらい強い!
そうやってずっとドッカンデイヤーとバーンメアを握り続けていた
そして時間が経ったある日Twitterを見ていると1つのツイートが目に入った
『殿堂発表』だ
僕はとても嫌な予感がした
ドッカンデイヤーとバーンメア、どちらも環境最強デッキ殿堂するのは間違いないと僕も思った

その日デュエマをする気になれなかった

次の日お父さんが車で出掛けようと声を掛けて来た
何故かデッキも一緒にと言われて不思議だったけど取り敢えず着いて行った
車を走らせて1時間くらいだろうか?車が何処かの駐車場に着いた、降りたら目の前には大きなカードショップがあった
お父さんが笑いながら言った
『使えなくなる前に売りゃあいい、そのお金で別のデッキ組めばいいじゃないか』
僕はの気持ちは複雑だった
確かに殿堂するであろうデッキ達だ、もう使えないかもしれない
でも、そのふたつは僕がずっと使ってきたデッキだった。ずっと負けてた僕に勝ちをくれた最強のデッキだった
お父さんは僕が迷ってるのを見かねたのか頭を撫でながら言った
『お前が好きなのは分かる、けどお前が楽しくカードをやってないのは俺も辛い
好きなデッキはまた見つければいいさ!最強デッキはまた生まれるんだろ?』
僕は覚悟を決めてお父さんに
『僕の最強デッキ、また作るよ
だからこれお願い!』
そう言ってデッキを託した

それから数日、僕の最強デッキは今はまだ無い
だけどまた作れると信じてる
みんなにとって楽しめないカードだとしても僕の中でとてもカッコイイカードなんだ
ヨミジ、君がプレミアム殿堂になって少し寂しい気もする
だけど、君と勝ち続けられた日々は忘れない
僕の中で最強デッキはドッカンデイヤー、ヨミジ、君たちなんだ
君たちをたまに思い出しながらデッキを作るよ
ありがとうヨミジ
ありがとうドッカンデイヤー
全てのGRに感謝
そして、お疲れ様

あとがき

と言うフィクションを考えてみました
ある意味考えさせられる話を作ったつもりでいます
ヨミジは暴れ過ぎたんだ、仕方ない
僕的には殿堂しろ!!って言われて傷付く人も居るよって教えたかったので書いてみました
僕自身ヨミジになんも思い入れもありません
殿堂発表は(これ書いてる時は)今日ですね!
僕もドキドキハラハラしながら殿堂発表見ます!
ではまた〜(´ω`)ノシ

追記
ヨミジ殿堂ざまぁああああああああ!!!!!
二度と顔見なくてせいせいするぜバァアアアアアアアアアアアアアアカ!!!!!!!

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