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「自分の薬をつくる」を読んだ

4月から在宅勤務になり、合わせて仕事の内容が変わった。変化に乗り切れず精神的に参ってしまい、今週は上司にお願いして休むことにした。仕事のことを考えると調子が悪くなり、その傾向が数ヶ月続いている。調子が悪い時期にネットをさまよって見つけた本、たまたま本屋で見かけて買っておいて良かった。とりあえず復調したくて読んだ。

「好奇心がないのは、外の情報をインプットしたくないからなんです。」
という1行に一番衝撃を受けた。最近好奇心がないのは心が死んでしまっているからだと思っていたけど、そうじゃなくてただ閉じているだけなんだ。このあと、本書ではいろんな人たちの悩みと、それに対する著者の回答が続く。
心が参ってしまったわたしも、なぜこんな調子なのかといえば言いたいことを言えてないから、こうなっているのかもしれない。自分で抱えているうちはどうしようもない深刻な悩みだけど、声に出してしまえばよくある悩みで、つまり「やりたくないことをやっている」に集約されるのかもしれない。人に言われたことを聞くだけでやってきたから、自分の中で声にならないモヤモヤが溜まっていて、その状態でいろいろ指摘をもらってもそれどころじゃない、という単純な話なのかもしれない。自分の声を自分で聞くというのは難しい。聞いてくれる相手は既に身の回りにいそうな気がする。今回、上司に休みたいってお願いしたら更に上の人たちと話す機会が与えられたけど、みんな思ってたより私の話を聞いてくれた。なので怖がらなくても良いのかもしれない。
あとは仕事以外にもアウトプットの機会を作って、それに集中するのが良いのかもしれない。暇にすると自分に目がいって調子が悪くなる。自分の調子を自分で乗りこなせるようにしたい(コントロールしたいわけではなく、受け身を取れるようにする、という意味)。なんだか日々を過ごすやる気が湧いてきたので、この本をこの時期に読んでよかった。意気消沈している人にオススメです。

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