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たまねぎ備忘録(1)

たまねぎが好き。

ただそれだけのことで、これといってエピソードが豊富にあるわけではないのに、「たまねぎ備忘録」などとタイトルを打って始めてみることにする。だれのためでもなく自分のためだし、不定期でもいいだろうと思って。

たまねぎが好き。

煮ても焼いても炒めても、生でもよし。

作りおきの定番は、ざくざく切ったのをレンジでチンしてお酢(すし酢と米酢など)に和えておく。
それにオリーブオイル、またはショウガやミョウガ、あるいはコショウをふってみたりとそのときの気分でちょい足しして楽しむ。
サラダに混ぜ込んで使ったり、揚げ物の付け合わせにしたり、サンドイッチの具にしたり、いろいろ。

たまねぎとたまごは常備しておかないと、ちょっと不安になる。
どちらも残りが2,3個になると、ちょっとドキドキしてしまうのだ。

なので、温存しすぎて育たせてしまうコが生じることも、たまにある。
こんなふうに。

球から出て伸びてゆく――ここにも生命を感じる。

気になる人には眉をひそめられてしまうのだが、このコのように伸びてしまった芯も含めて使ってしまう。
少ししわっぽくなったお尻ではあるが、それでもまだきれいな形をしている。

あまりにきれいなフォルムになっていると、使うのももったいないなどと思って、さらに温存してみようかなどと考えてしまうこともある。

……などとぺらぺら正直に言ってしまうと、それはそれで自分のだらしなさに呆れられてしまうこと必至なのだが、堂々と明らかにしてしまっておこう。

あ。これは、温存はせずに、ちゃんと調理して食したことを報告しておく。



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