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【Creative Review】テキスト→映像〜クリエイティブにおけるAIの現実的な使い所〜

・Reference info
Sora
https://openai.com/sora

今回は、世界中のネット界隈で非常に盛り上がっている「Sora」についてご紹介します。Soraは、2024年2月にOpenAI社(ChatGPTを開発)が公開した新しいAIモデルです。作りたい映像のイメージをテキストで指示入力するだけで、リアルで独創的な映像を作り出すことができます。

例えば、URLにお示ししたSoraのwebサイトをぜひご覧いただきたのですが、中段に女性が東京らしきところを歩いている映像があります。こちらはテキストで、「スタイリッシュな女性が東京のネオン街を歩いている。彼女は黒のレザージャケット、赤いロングドレス、黒のブーツを身に纏い、黒いバッグを持っている(・・・以下省略)」と入力しただけで出力された映像とのことです。テキスト入力だけで、とてもリアルで臨場感のある映像に仕上がっています。これまでにない驚きの高性能AIモデルなので、ぜひURLの参考動画をご覧ください^ ^

また、Soraは既にある画像や動画から、新しい動画を作り出すこともできます。複数の映像を違和感なく融合させたり、エフェクト効果を追加してアニメーション風にしたりする(例えばゲームのMinecraft風にする)といった高度な加工も可能です。画像単体からの生成も可能で、クリエイティブ分野において高い汎用性を持ったAIモデルです。

さて、かるてぽすとでもAIの使い道については、ここ1年あれこれ試しておりますが、基本的にはこと映像、画像関係となると、何にでも使えるものではなく、クリエーターが参考素材、背景素材作りに利用できるかどうか、といったあたりが現状の現実的なところかと考えています。

その理由としては、AIモデルが生成したものはよくできていたとしても、編集や加工が必要な箇所が必ずありますので、どうしてもクリエイターによる直しが必要になってきます。また、Soraを使ったケースではありませんが、ある画像生成AIモデルを利用した際、手直しに結構手間がかかり、最初から自分で作った方が早くて的確なものができたという事例も弊社で起きています^ ^;
 
 
とはいえ、Soraのような高性能なAIモデルは今後大注目です。お客様にとっても、うまくいけば例えば私たちに制作をご依頼いただく際の、イメージ共有のためのサンプル生成ツールとして使えるものになっていくと思われます。弊社側とお客様側が、相互にAIを使ってサンプルを作っていくことができれば、制作プロセスの生産性は大幅に向上にするものと思われます。今後も長い目で、要チェックです^ ^/

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