Air

嘘みたいに白かった 乾いた肌

ひとりが好きだと微笑った背中

胡散臭いシーツの隙間に

何か失くしたような気がしたんだよ

嘘みたいに白だった 君の全部

わたしの手では汚せなかった

胡散臭いシーツの隙間に

何か失くしたのは気のせいなんだろう

黙っていて

紡ぐ言葉よりも

孤高の横顔

それだけが正しい瞬間

笑っていて

変わらない距離も

絶望と安堵

何よりも優しい瞬間

胡散臭いシーツの隙間に

何か失くした なんて思い込む

唄っていたい

全ての予感は繋がっている

嗤っていたい

この手で殺した感情を



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?