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”ギターソロはスキップ“ →#オールタイムベストギターソロ提出曲 part2


・・・っと。はい。
part1が30位-11位でしたので10位から…の前に、
↓ こちら ↓ から。

☆個人的にあまりツボじゃない人たち

ところで他の人のランキングならよく入ってるのに私のトコに入ってない人たちがいまして、それはたいしたことないと思ってるというよりはなんかちょっとだけ好みじゃないってだけのことが多く、
たとえば音がちょっとだけ好みじゃないジャック・ホワイト

(・・・あ、いや、かっこいいなやっぱり)

たとえばあの奏法がちょっとだけ好みじゃないエディ・ヴァン・ヘイレン

それから、そうそう、ジェフ・ベック

そしてChar

St. Vincentやロバート・フリップもそう。
他意はないです。みなさんめっちゃスゴいッス。はい

(閑話休題)
で、トップ10ですね。


10:Hangar 18 / Megadeth

歌終わりのソロもいいですが、やはり特筆すべきは最後の、ギターが上手なタレントとしてお馴染みのマーティ・フリードマンとメガデス総帥デイヴ・ムステイン大佐によるキリッキリのギターバトル。圧巻。


09:Dazed and Confused / Led Zeppelin

ライブだとヴァイオリンの弓を使ったボウイング奏法や、ディレイを使って見得を切ったりして、それこそスキップされちゃうぐらい長尺なソロを繰り出すジミー・ペイジ御大ですが、個人的にはぎゅっとコンパクトなスタジオ盤のソロも同じぐらい好き。
というか、29位Good Times Bad Timesと同じ1stアルバムの曲。こちらも同じように自己紹介的な意味合いもあるでしょうね。気合入ってます。


08:Death Alley Driver / Rainbow

24位にSmoke on the Waterを入れましたが、リッチー・ブラックモアの真骨頂はやはり疾走感のある曲でのプレイだと思ってまして、Deep PurpleやRainbowでいろんな曲で名演を聞かせてくれます。この曲のソロは最初のフレーズが、日本人には♪鼻から牛乳♪で有名なトッカータとフーガ(バッハ)のオマージュで耳に残るのと、それを含んだ構成のハッキリした長尺ソロ、さらに言えばソロに入る時のVo. ジョー・リン・ターナーの「Let's Go!」の一声も相俟って極上の一品になってるかと。シビレます。


07:Gold / Prince

プリンスの曲やアレンジは革新的だったりブレイクスルーを狙ったりしたものがちょいちょいありますが、ギターソロはジミヘンやサンタナやエディ・ヘイゼル直系の伝統的なものが多くて私的には聞いてて馴染み易い。殿下は無軌道に弾きまくるとその天才が収拾つかなくなっちゃう(と個人的には思う)んで、よく練られたフレーズを、時に情熱を迸らせながら弾くのがベストだと思ってるんですが、この曲のはギリギリ抑制が効いていてまさにそれ。
最後の最後に登場するギターソロは曲だけでなくアルバムのオーラスをも飾り、世界は夜明けを迎えて黄金色に染まるわけです。Welcome to the dawn.


06:I am the Resurrection / The Stone Roses

正直ギターソロというにはあまりにもいろんなアイディアが詰め込まれた怒涛のインストパート。ローゼスがこのアルバムで提示した世界観の上をジョン・スクワイアがそのセンスを爆発させて弾きまくります。他に例を見ない唯一無二の輝きを放つ至高の4分半…、1stにはここまで弾いている曲がなく2ndでは曲全体の世界観が変わってしまったことを考えると、これは本当に、類似品すらない貴重な宝物なのだろうなと。


05:One of These Days / Pink Floyd

今回選んだ中で珍しい完全インスト曲(セリフはありますが)。やや反則なのかもしれませんが、レイラやレザレクションも途中からインストなので(同じかな)。入れました。
思うに…個人的に、
デイヴ・ギルモアのプレイに…ピンク・フロイドのギターに自分が一番求めているのは劇伴としての効果で、まず曲のイメージありきでそれを盛り上げる役目としてのギタープレイ。だからギターが「俺だぁ!」と主張しているギターは求めていなくて、この曲は風が、嵐が、もしくは砂嵐が吹き荒ぶ場面の演出…。そういう役割では自分にとって随一のギタリストであり、比類なきギタープレイだなと。


04:悪魔を憐れむ歌 / The Rolling Stones

キース・リチャーズはもちろんそのソロの技量ではなく、ストーンズ全体のリズムの中心にいたり、またはそのソングライティングの核を担っていたり…そしてロックアイコンとして素晴らしい存在だったり、そんなところが多く評価されるわけですが、
これ。なにこれ。鋭すぎるキレ込みからの印象的過ぎるフレーズ展開。このギターソロなくてはこの悪魔はここまで聞き手の脳内に突き刺さることはなかったと思う。まさしく降魔的な一節。怖ろしい出来。
それにしてもストーンズのこのころのサウンドプロダクションはたまに目を瞠るものがありますね


☆あらためて圏外

4位まで来ました。あと3つ。
…。
ところでここで圏外の有名曲をいくつか。
(自分の好みを記載するだけのオ○ニー記事ですけど一応それっぽく。)

あらためて言っておきますが圏外ですけど別に嫌いなわけではありません。
それはたとえばBohemian Rhapsody / Queen

たとえばParanoid Android / Radiohead

あとHotel California / Eagles

それからジミヘンやファンカデリックでもありません。
テレビジョンやメタリカでもありません。
ザッパやニール・ヤングやビートルズやブラックサバスでもありません。
…ここら辺を省いておくと、ベスト3が狭まってきますかね…?
ベタだと思います。

それでは、




03:November Rain / Guns’N Roses

スラッシュのギタープレイには艶がある。そもそもGN'Rが色気を内包した凶悪なロックバンドだったわけですが、そのギタープレイがメロウに爆発したのがこの曲の後半部分のソロフレーズ。
彼ら元々のイメージとは微妙に異なる少しセンチメンタルな曲の怒涛の最終パート・・冷たい雨の中に咲き誇る薔薇を想起させるようなギターソロが、まるで素晴らしい絵画のように…視覚化すらするようなリアリティを持って胸に迫ってきます。極上。


02:Purple Rain / Prince

そしてこちらは現世ではあり得ない紫色の雨が降り注ぐ天上或いは心象世界のギター絵図。
ギターだけの話をしてしまうなら、この曲、音数が少なくて間とチョーキングの加減やビブラートの使い方、フィードバック音などでかっこ良くもダサくもなってしまうソロだという覚えがあるんですけど、
そこが、さすが殿下。
アルバムとしては映画のストーリーを締め括る素晴らしい演奏になっているし、そこからある意味解き放たれた各種ライブでは、曲としての魅力をソリッドに再構築し直した名演がいくつも聞かれます。
まさにギタープレイヤーとしての彼の粋が(何パターンも)味わえる曲。




そして第1位が、




01:Highway Star / Deep Purple

一番スゲーとは言わないし、一番優れてるともきっと言えない。ただ、今に続くHM/HRの祖のひとつDeep Purple:リッチー・ブラックモアの代表曲のひとつが、自分にとってかっこ良いギターソロとはこれだと、これを基準にギターソロを捉えて育ってきたと、私にとってそういう存在のギターソロ。
名フレーズの乱れ撃ちと、速めだけど決して素人を置き去りにしない絶妙な聞き応え&弾き応え、Highway Starはギターソロのど真ん中にそびえ立ちます。自分史上いまだに、一番カッコイイ。


☆総括

・・・と、いうわけで、
自分的 オールタイムベストギターソロ は、
 Highway Star / Deep Purple / Ritchie Blackmore
になりました。
リッチーはこの他にも8位にRainbowでDeath Alley Driver、それからSmoke on the Waterを24位に入れました。3曲は最多ランクインですからリードギタリスト…ソリストかな?としては彼は自分にはやっぱり一番なのでしょう。HM/HRはジャンルとして最近は衰退気味ですけど、そのうちまた正当に評価される時代が来るように願っています。
 2位はプリンス。他に8位にも入れました。個人的にはギターに限らずトータルに大好きなアーティストなので(17位の、彼が弾いていないリトル・レッド・コルベットも含めて&ギターが入ってない曲も含めて)、これからも多く聞くだろうし、また違う機会があれば違う曲を入れるかもなと。
 他に複数ランクインは3曲のジミー・ペイジと2曲のデヴィッド・ギルモア。我ながら非常にわかり易く、また、ベタベタながらも(一部)偏ったランキングだったなと。

以下ランキング振り返り ↓

01:Highway Star / Deep Purple
02:Purple Rain / Prince
03:November Rain / Guns’N Roses
04:悪魔を憐れむ歌 / The Rolling Stones
05:One of These Days / Pink Floyd
06:I am the Resurrection / The Stone Roses
07:Gold / Prince
08:Death Alley Driver / Rainbow
09:Dazed and Confused / Led Zeppelin
10:Hangar 18 / Megadeth
11:Bullet the Blue Sky / U2
12:Stairway to Heaven / Led Zeppelin
13:Summertime / Big Brother & The Holding Company
14:Sweet Emotion / Aerosmith
15:We Will Rock You / Queen
16:Let there be rock / AC/DC
17:Little Red Corvette / Prince
18:Mojo Boogie / Johnny Winter
19:Accelerator / Primal Scream
20:Amore / 坂本龍一
21:Free Bird / Lynyrd Skynyrd
22:Champagne Supernova / Oasis
23:Hot Legs / Rod Stewart
24:Smoke on the Water / Deep Purple
25:LA Woman / The Doors
26:Crazy Doctor / ラウドネス
27:Another Brick in the Wall, Pt.2 / Pink Floyd
28:Layla / Derek and the Dominos
29:Good Times,Bad Times / Led Zeppelin
30:To Be With You / Mr. Big

 最初に言い訳しておいた通り60-80年代のコテコテの有名曲に偏ってますね。1990年代以降がAcceleratorだけかな…?(Oasisもか)
 個人的には新譜を追っかけたりしてる人なんで、これを機会に新譜や最近のアーティストももう少しギターソロに注目して聞いていきたいなと。思わぬアーティストが(もしくはそのバックバンドが)良いギターソロを披露したりしてますから。
 あとは、求むギターヒーローs
 それとギターソロの可能性を排除しない流行音楽でありますように

ギターに限らずいろいろなバリエーションのあるエンタメを、いろいろな価値観の許される世界を願って。




話がデカくなった




☆おまけ

筋肉少女帯の歴代ギタリスト競演の
「大釈迦」

次々登場するのが楽しい
ギターって楽しいZE

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