海の日2

memo:リップシンク用VSQファイルをボーカロイド無しで作成する流れ。

※註
このnoteはあくまでも私の個人的なメモで、しかも内容的にはMMDを古くからやってる人にとっては今さら感ありありな話ですが、もしかしたら今からMMDを触ってみよう――なんて考えてる人にとっては有益な情報かも、と思ったので、いちおう公開しておきます。


目的:MMDでVSQファイルの配布がされていないボカロ曲のリップシンク(口パク)モーションを簡単に作りたい。

これまでは『FaceAndLips』を使用して、一音一音手打ちで口パクのモーションを作っていたのだけど、それだと時間も手間もかかるし、出来上がりに自信もない。
そこで今回は、『リップシンクの天才』盗賊つばきさんの作った『LipFaceMaker』を使用して、どの程度簡単に、しかもすごいリップシンクができるか――ってのを検証してみようと思う。

**検証曲:

Swimsuit-初音ミク(ラマーズP)**

ちなみに↑は昨日盗賊@つばきさんの『ゆらゆらモーション』を使って何か作れないかと思い立って作ったもので、思ったよりイイ感じにできそうなのでこのままこの曲で検証してみることに。
……上手くしたら今年のミク誕生祭までに間に合うかもとか。

使用ソフト:

ボーカルキャンセラー2 Version 1.63**

 文字通り、楽曲からボーカルのみの抽出や排除ができるソフト。基本は有料なのだが、フリー使用でも結構イイ感じにボーカル抽出ができてた。

RhythmicaLyrics

 リズムゲーム感覚でリズミカルにタイムタグ付き歌詞が作成できるタイムタグエディタ。特出すべきは出力に『リップシンク用VSQファイル』を選択できること。再生速度を遅くすることもできるので、すっかり反射神経が鈍ってきているオッサンの私でもタイミングを合わせるのは容易だった。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm14585889

ーーー今日はここまで(7/26)ーーー

Cadencii

 cadenciiは、有志によって開発されているvsq(VOCALOID2シーケンスファイル)エディタ。VOCALOID、VOCALOID2がインストールされていれば、リアルタイム再生や、WAVEへの書き出しが行えるが、無くても編集は可能。②で作成されたVSQファイルはこのままでもMMDに入れてイイ感じの口パクができるようだが、あくまでも『口パクをする』だけで、それ以上の細かな動きは自分たちで修正が必要らしい。これは②のVSQファイルが『音程が一定』で出力されているかららしく、そのまま次の④に流し込むと、抑揚とか口の開き方加減が平板になるらしいとのこと。
で、このソフトで大まかに編集(原曲の音程の上下のはっきりしたとこだけを②で生成された音程をベースに上げ下げする。上げると口を大きく開き、下げると口を小さく開くらしい)してVSQファイルを手直しし、④へ続く――ってわけだ。

④『LipFaceMaker

 VSQファイルから良い感じなリップシンクと表情モーションをVMDファイルとして出力することができるソフト。ただMMDやMMMにVSQファイルを流し込んだだけの動きよりも、つばささんが手打ちで作成した人間っぽい動きに近いものを作ることができるとのこと。
詳細は以下のページにて。

http://ch.nicovideo.jp/touzoku_tsubaki/blomaga/ar1027359


VoiceCapture

上記②とは違い、WAVファイル(日本語ボーカル音声のみ)とテキストファイル(歌詞)からVSQファイルを作成する事ができるソフト――らしいんですけど、なぜかダウンロードしようとすると失敗するんで、検証できず。これが使えるなら②よりもずっと早くVSQファイルができる(しかも③の修正も不要)ので、可能であればゲットしたいものだ。



動画もしゃべりも未熟な私ですが、何か琴線に触れるものがありましたら、ぜひサポートお願いします。