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50の手習いが ”新しい自分”へのきっかけになる?

もともと私は慎重です。だから、何かを始める時には、結構調べてみたりします。そして 何かを始める時に、もっとも気にかけるのが、”家族に迷惑はかからないか”ということ。その答えに、yes!が出ないと 始めることがとても躊躇される...

家族に迷惑や負担をかけずに、自分のやりたいことを形にする。

これ、日本だとそこまで悩まなくていいんです。思いつくことをいろいろ手当たり次第やってみるのは容易でした。

これが海外の狭い社会になると、そうはいかない。狭い社会なので どこでどうつながっているかわからない。

そんな中でこれなら大丈夫だろう、ということをやってみようと思いました。それが、ここでいう「50の手習い」とでもいうべきものなのですが、今日はそれについて書いてみます。

謳い文句につられて始めてみたら、とんでもなかった

ところが、それを実現するのは、実はパソコン関係が得意でない私にとっては とても、いや、かなりかなりハードルが高かった。

でも、「どんな方でも一からレクチャーするので必ずできます」と言う謳い文句に誘われて やってみたいことを実現するためのオンライン講座に参加。

が、やりだしてわかった、それって「かなり難度の高いこと」だと言うことに。

原稿を書いて、動画を撮って、編集して、それをアップロードして...カバーページも自分で作る?!

もう全てが素人の私にとっては初めてで。何度も「もう無理!」と投げ出そうと思ったけれど...

どうしても投げ出せなかったその理由とは

理由は簡単。講座がとても高額だったから!

だから私は自分が仕事をして貯めていたものから出すつもりでした。だけど、その金額が口座から落ちると主人が驚く!なので、一応、説明をしました。すると

「じゃ、誕生日も近いし、誕生日プレゼントということで。」

と言いだした!

「いや、こんなもの、プレゼントにもらえない!」

と返しました。が、結局家計は一緒なのでどちらがだしたかわからないような形になってしまい...つまり、やりたいことを応援してあげたい、と思ってくれた彼の手前、投げ出すことはどうしてもできない、という状態に陥っていたのです。

完成直前、まさかの事態が!

内容をまとめるだけでも大変なのに、やるべき作業の多さ、そして不慣れがゆえ、何度も何度もやり直しで、気が遠くなりなりながらも、完成直前まで来ました。

が、よしできた!後はもう一度最終確認!というところまで来ました。が、確認したものの中に、「え?なんで?」という状況になっているものがあり、一気に奈落の底へ....

人間一度折れると、立ち上がるのに、やって来た倍以上の時間がいるのか

そのためにまた修正を入れなくてはならなくなった。そうこうしているうちに新しいプラットフォームも出て来て、使用する上で、そちらを使用できた方が経済的にも機能的にもいいのではないか?と思い出しました。パソコン周りで困った時にお世話になっていた方から、「こちらのツールの方がいいと思いますよ」と勧められ、苦労してやった設定をやめて 再度それを組み込んでもらったり。

作成に時間をかけすぎているうちに、新しいさらに便利なサイトがどんどん出て来たわけなんです。だから軸はぶれぶれ

そうこうしているうちにコロナウイルスのために日本へ一時帰国

この件に関して、何が一番苦しい点かといえば

締め切りもないし、これをやらなかったからといって、誰も困らない

ということなんです。これをやらなくても、生活には何の支障もないし、自分がやりたいだけなので、締め切りもないんです。そうすると、人って、モチベーション維持してやり遂げるの、非常に難しくなるんです。今回嫌という程体験しました。

日本へ一時帰国して、いつまた自宅へ戻れるかわからない、宙ぶらりんの生活の中では さらに軸はぶれぶれ。自分に言い訳も立つ😰

それでも無理やり自分を鼓舞してみたら さらに最悪

何とか自分を鼓舞してやろうとしてみたその時、ちょうど自分の体調不良、子供の入院、受験などが一気に重なり、 全く余裕がない状態に。そんな中、無理矢理前に推し進めようとしたから、おそらくかなり中途半端な状態になっていたと思います。悪い状態の中、それでも何とか 前に進みたい、ともがいてもいいことにはならないですよね。でもその時の自分は余裕がないからそれに気づいていなかった。

頭をハンマーで叩かれるような言葉に絶句

そんな状態でやり取りしていたので、PC周りのことをお願いしていた方からしたら、もう言わずにいられなかったのでしょう。

「今はコロナの影響で オンラインの仕事の要望がとても多く来ています。そしてシングルマザーで何が何でも自分が起業して食べていかなきゃならない、というように必死な人もたくさんいます。」

さらに、「こんな言い方はしたくないですが、あなたは世間から見たら勝ち組ですよね。わたしは必死に何とかしようとしている方をサポートしたい」という主旨のことを言われたのです。一番信頼していた方から、ある日突然、宣告されたのです。奈落の底に突き落とされる、とはこのことか?あまりにもきつい言葉でした...

勝ち組って...私が一番大変で苦しい時を知っていて、応援してきてくれた方なのに、なんでそんな言い方を...

諦める、腹をくくる

しばらくは もう 無理...頼りにしていた人からこれ...

落ち込みました。

でも、ずっと落ち込んでいても仕方ないんですよね。当時、子供の受験が始まるところだったので、そんなことでずっと落ち込んでもいられなかった。

結局、どこかで人に頼っていた、でももうお願いできないんだから、自分で情報を探していくしかない、と腹をくくりました。

いろんな人と繋がる

ビジネスコンサルグループに入ったり、zoom の勉強会に参加しながら、ツールについてや 発信の仕方など 色々と情報収集をするうちに、とりあえずこれでやってみよう、という方向性がゆっくりながらも固まって来ました。

ただサイトの使用方法も、ググって調べたり、あとはサイトに直接質問したりしながら かなりの時間を要してやって来ました。

あまりにもゆっくりなペースでやっているうちに、今まで無料で使えていたサイトたちがどんどん有料化されていくほど(笑)おそらくコロナ禍でそういうサイトの需要が一気に高まったからだと思いますが。

まずは第一歩

最初にその講座を受講したのは、令和になる前だったんですよ!(笑)どんだけかかるの?なのですが、ほぼほぼ何とか完成までこぎつけました。(途中、いろんな事情で何度か作業から離脱していますし)

とりあえず、これを完成させないことには次のことに着手してはいけない、と思っていたので、これからやりたいことを一つずつ焦らずやっていこうと思います。

また繋がれた

ところが、ちょっとした用事で、連絡を その方がくれました。あれから半年経っていたので、その時は話さなかった、当時の自分を取り巻く環境や気持ちを少し話せました。その方の、あの時の思いの真意を聞くこともできました。そしてホッと安堵することができました。

新しい自分になれたかな?

うまくいかないことから逃げようとしていた時期もあったけれど、一度奈落の底へ突き落とされたからこそ、”結局は自分しかいない”と思ったことによって、何かのロックが外れたのかもしれない、つまり、あれはあれでいい経験になったのだろう、と今は感じています。

この四月、末っ子の大学入学で、28年間の4人の子育てはひとまず終了。そしてちょっとだけ どこか吹っ切れた感のある自分は、”新しい自分”として 子育て終了後の日々を これからはもう少し軽やかに生きていけるかな?

そんな風に、ちょっと自分に期待してみます♬

最後まで読んでくださりありがとうございます。



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