20210331

建屋の引っ越しが終わり、初めて異動後の執務室に午後から出社した。
まず、最初の関門はセキュリティカードだ。
まれに申請が忘れ去られて入れなくなることがある。

ピッ、ガチャ

開いた。
第一関門突破。

以前の建屋より今回は古いので、廊下が薄暗い。
少し進むと右手に幅80センチくらいの狭い通路があり、そこでタイムカードを押す。
よしよしここまでは順調。

2階に更衣室、3階が執務室だ。
と、ここで気づく。
更衣室は2階のどこだ?
もらった資料には更衣室の見取り図とここがあなたのロッカーよとしか書いていない。
建屋の真ん中に階段があり、ドーナツ状にいろんな部屋がある。
どうやらぐるっと回って確認せねばならないようだ…。

階段を上がって右にいくか左にいくか悩んでいると、階下から聞き覚えのある声で「ふう」と聞こえる。
渡りに船!女性社員さんだ!!
「あ、お疲れさま〜」と声をかけてくれた社員さんに、更衣室の場所がわからず迷子であると告げると笑いながら連れていってくれた。

更衣室は電気をつけても暗い。
鉛色の背丈ほどの綺麗とは言い難いロッカーが3列に並んでいて、墓場みたいだなとぼんやり思う。
新しく割り振られたロッカーは鍵がなかった。
不用心だわ。
冬場の厚手の上着を入れるくらいであまり使わなそうだ。

3階の執務室の場所は聞いていたので、迷子にならずに到着した。
さて、最後の関門は執務室のセキュリティ。
ブッブーと弾かれる悲しさよ。
ちょっとドキドキしながらカードをかざす。

ピッ、ガチャ

開いた〜良かった〜と思ってドアノブを回そうとすると回らない。
「おぉう???」と焦るも、ただ押して開ければいいだけだった。
焦りを微塵も感じさせない涼しい顔で入室。

フリーアドレスとはいえ、PCを仮置きしているのでその席で作業した。
通路側だったので、いろんな人に声をかけられる。
決まった席があるボスは、背中側の窓が西側で「俺、暑くて溶けちゃうかも」と言っているし、サーバー管理しているおじさんは「サーバー室が遠すぎる…」と嘆いていた。

今日は我らがおとぼけ上司も出社していた。
ここぞとばかりに面倒なお仕事を「えへへ、お願いっお願い!!」とおとぼけ顔で頼んできて、対面で会話するの久しぶりだわ〜と思いつつ請け負った。
なんか可愛いから許しちゃうのである。
来期も存分にとぼけるのであろう。
フォローを頑張ろう。

日付が変わっちゃったけど今日の日記。
出社するのもたまにはいいけど、在宅の方が気が楽だね。

新しい年度が始まる。
チーム構成が変わったり、移動があったりだけど、自分なりに頑張っていこう。

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