高給取りほど損をする?損しない失業手当のもらい方について

この度、失業状態から脱却しました。
就職先が決まったことでハロワに行って就職の連絡をしようと思ったのですが、別日にすることにしました。
当然なのですが、失業手当は失業している期間にしかもらえません。
具体的には週20時間以上の仕事が決まると就業状態となります。
私は近いうちに働くことが決まっていたのですが、就業日までには何日かの猶予がありました。
通常だと、失業状態というのは就業日の前日まで続くのですが、手続きを行うと失業していないことになります。
つまり失業日の前日までもらえるはずの失業手当を捨てることになります。私はこれで3万円ほど失いそうだったので、手続きを行う日にちを変更することになりました。
タイトルで高給取りほど…といったのも以上の理由で、失業手当が多い人ほどギリギリまで貰わないと損をします。

再就職手当について

再就職手当がもらえる条件
1.残日数が3割以上
2.1年以上の就業を見込める職業に就いた場合

再就職をすると残っている失業手当の6,7割を一括でもらえます。
これも条件があり、意識していないと数十万円以上損する可能性があります。再就職手当にも条件がありまして、残日数が3割以上残っていることです。
つまり90日分であれば、30日以上を残しておかないと再就職手当はもらえません。残日数が30日の場合、18日分の失業手当が一括で貰えます。なので29日で就業した場合と比べて17日分得することになります。
こういう考え方は良くないかもしれませんが、就業するなら残日数30日以上or残日数12日以下が良いですね。
重要なことですが、この制度は1年以上の就業を目的としたものでなければならないです。契約社員や派遣、業務委託等ですと1年以上の就業にあたらないことが多いと思うので、ほとんど正社員での就業の場合のみだと思います。

再度失業した場合

再度失業した場合は同じ失業認定期間内であれば、残日数分を1日後から受け取ることが可能みたいです。
おそらく認定期間は失業日から1年間だと思います。この期間内に再度失業すれば問題ないのですが。
この期間を過ぎて失業すると前回の認定は失効するので、1年以上継続して就業しないといけなくなります。
つまり前回の失業期間終了から就業後1年以内の失業は非常に損なので、要注意です。

働いて得るお金とタダで得るお金

今回の例で言うと失業して間もなく就業する方が、正直ブランクもできないですし、何より金銭面でもメリットは大きいと思います。
しかしそのお金は働いて得るお金です。1日8時間程度の労働の対価として返ってくる報酬であります。
一方失業手当というものは、働かずして得るお金です。労働から抜け出して投資で生活するといった人達と変わらないのです。
確かに将来の不安もなくはないですが、職を失う可能性なんて誰にでもあります。また今回失業して分かったのがこんなにも長い休みは、社会人であれば取れないこと、そして働くことによって縛られている時よりも遥かにやりたいことが出来ていました。
世間体は悪いです、経歴書的にも同年代とは差が付きます。
しかし、労働とはなんだろうかを考える時間が出来たこと。それだけでも失業した価値はあったと思います。
そして何より働かずにして得る金は最高である。

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