起きただけで偉い

パリはもうそろそろバカンスに入ろうとしています。
みんなこのバカンスのために働いているのだ。
私はこの間、初めて自分で取ったFashion Weekの仕事に行きました。
本当に面白くて楽しくていい経験になりました。
もう一つは最終で落とされて行けなかった。それが本当に悔しくて、こんなに情熱があるのになんで落とされてしまったのかわからない。自分から取りに行かないと何にもない2週間になってしまうのがとても恐ろしいことだった。
人と比べるのは精神上良くないけど、私は少ない方だ。でも私は連絡した。訳もわからず連絡した。とにかく自分を安心させるため、送り続けた。50件送って返信がくるのが10人その中から本当に現場に連れて行ってくれるのは1人。
正直しんどいけど、やっぱりShowは面白かった。常に新しいことが学べる喜びを知った。自分がいかに貪欲何かも知った。1回参加させてもらったくらいで浮かれていられない。続けなければならない。ずっとFashion Weekやりたいし、海外に住みたい。
そもそも私がパリに来た理由は何か経験になればいいなくらいで来ました。旅行が好きだし世界にいながらメイクできたら最高じゃんって思いました。
知り合いが本当に一人もいなくて最初はどうしようかと思っていたけど、だんだん知り合いが増えてきて、もっとパリにいたいって思えてきた。パリで何回泣いたか分からない。呼吸が苦しくなるくらい泣いた。何回も。でもここで諦めたら全部終わる。パリに来て自分のことを見つめ直す機会にもなった。
正直、日本で色んな場所へ行ってそれなりにメイクもできていて、たまにブランドものを買ったり遊ぶお金はあったし貯金もあった。だから自分から取りに行かなくても生きていけた。焦りもない、普通の生活を送っていた。
今思い返すとなんて楽な生活をしていたんだと羨ましくも思う。パリにきて全てなくなったわけで、こんなに暇な日々が初めてでメイクしたくてメイクしたくてうずうずしていた。来たはいいもののプライドも高い状態だからバイトなんてしたくない!私はメイクがしたくてきたんだ!と意地を張っていた。けれども仕事なんて来るわけもなくただ日々が過ぎていった。初めてメイク道具を開けたのは来てから3ヶ月後。すごい嬉しかったのを覚えている。今はありがたいことに週1くらいは開けてる。ない時もあるけど。負けず嫌いだからまだまだここでできることはあると言い聞かせてる。戻って来たいよパリに。
こんなに頑張ってもまだまだなんて頭おかしくなりそうだけど、好きなパリでメイクできるなんて幸せなことはないよね。私たちは求め過ぎているのかもしれない。手が動く、足が動く、耳が聞こえる、人と話せるだけで本当は幸せなんだよ。当たり前の要で、当たり前ではないんだよ。もしかしたら明日怪我をしてしまうかもしれない中で将来に希望を持って生きれることが奇跡だと思った。
だらけてしまう日もあるけれどパリに滞在できる1日を大切にしていきたい。

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