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外国免許切り替え

アメリカの免許を日本の免許に切り替えました。🚙

アメリカの免許は州によってはそのまま日本でも使えます。(オハイオ州、バージニア州、ハワイ州など)
ですが、私のいたイリノイ州は外国免許切り替えの試験を受ける必要があります。

私は日本では免許を取得したことがなく、アメリカで生まれて初めて免許をとりました。これからすぐに車を使う予定は無いのですが、将来的に車の必要な土地に引っ越すかもしれない。家族のために、運転が必要になるかもしれないと考えて切り替えることにしました。

外国免許切り替えは以下のステップでした。
1.必要書類を揃える
2.事前審査
3.筆記試験
4.実技試験

1.必要書類を揃える

必要書類はこちらです。けっこう多いです。

①有効な外国の運転免許証
②上記免許証の日本語による翻訳文
③日本の運転免許証(あれば)
④本籍(国籍)記載の住民票
⑤旅券(パスポート)等
⑥免許申請上の住所に関し、居住地に滞在していることを証明する書類(住民基本台帳法の適用を受けない方)
⑦免許を取得した国などに、免許を取得後、通算して3か月以上滞在したことが確認できるもの(パスポート等)
※古いパスポートがあれば全て持ってくる
⑧申請用写真(申請書に貼付する写真)
など

特に、②の外国免許の翻訳が面倒でした。
私は数駅離れた最寄りのJAFまで行き、申請し後日郵送で受け取りました。

2.事前審査

ここから、免許取得のために免許センターに何回か通います。私は埼玉県在住ですが、免許センターは家から電車とバスを乗り継いで一時間以上かかるため、通うのが大変でした。

埼玉の場合、事前審査の受付時間は午前は9時30から10時の間、午後は2時から2時30の間と決まった時間だけ。事前審査を午前に済ませられると、その日の午後から筆記試験、実技試験と受けられるようなので、午前中の9時30受付開始に間に合う様に家を出ました。

しかし…⁉︎なんと、コロナで受付人数を大幅に削減しており、午前は10人くらい?で受付中止。18番目の私は後日か午後14時からの受付を待つかの2択。

その日は初めての免許センター行きのため、帰宅時間がわからなかったので、母に下の娘の帰宅時間の待機をお願いしていました。できれば一日で、実技試験まで進めたかったですが、仕方ないので、事前審査だけでも終わらせて行こうと、そのまま午後の受付を待つことにしました。

周りにお店もなく、することも無かったので、本を読んだり、お昼を食べたり、ほかの人の合格発表をみたり、と免許センターの中でなんとか数時間待ちました。

そして事前審査です。
必要書類を見せながら、免許を取得した日、その後、アメリカに滞在した期間、途中で日本に戻っていた期間を細かく申告し、何日間運転した実績があるかを出しました。
最初は免許取得してから3ヶ月以上その国で運転した実績が無いといけないので、それを調べるためにヒアリングされてるのかな?と思っていました。ですが、もう一つ理由がありました。それは初心者🔰マークをつけるかつけないかの判定のためでした。1年間(365日)運転実績があれば、初心者マーク無しで運転できます。

私はアメリカ滞在期間の途中で免許を更新しており、最新の免許しか持って行かなかったため、残念ながら1年以内の運転実績と判断されて、結果🔰マーク対象になりました。もし更新された方は古い免許も待って行くと良いです。



ちなみに…審査の方は親切で、「筆記試験前に古い免許を持ってきて、再度、事前審査すれば🔰マーク対象から外れられる」と教えてくれましたが、何度も通うには遠いのでそれはしませんでした。

事前審査が無事に終わりました。
まずは初回の筆記、実技試験はいつでも受けられます。
ですが、落ちると、次回の予約は1ヵ月以上後になります。
事前審査が終わってから、そのあと半年は同じ書類内容で試験が受けられます。
ただし、海外で取得した免許の更新日までが期限。ここで、私の免許更新日はあと約1ヵ月でした…急いで受けないとまずい…⁉︎

3.筆記試験

事前審査から3日後、急いで試験を受けに行きました。前述したように、免許更新日まで猶予がない。あと何回試験受けられるのか⁉︎と焦りながらの試験でした。

筆記試験の前には、事前審査書類の確認、視力検査があります。その後別室で筆記試験です。外国免許切り替えなので、言語は英語、中国語、他にもいろいろ選べます。各国の受験者と一緒に試験を受けました。ちなみに日本人は一人でした。
試験は10問で7問以上正解で合格、
事前に簡単とは聞いていましたが、ネットで同様の試験を受けて準備しておきました。そして合格。これからいよいよ実技試験です。

4.実技試験

実技試験のコースは決まった時間に歩けます。また、経路は事前審査の時にもらえます。私は、事前審査の日と、実技試験の日の2回シミュレーションしながら歩きました。チェックされる箇所は以下です。
・クランク
・S字カーブ
・障害物
・徐行運転
・右折左折
・右寄せ、左寄せ

アメリカではそこまで細い道も通らないし、右寄せ左寄せも意識したこと無かったのでとても焦りしました。
事前に外国免許切り替えに特化した先生にドライビングコースで教えて貰っていましたが……試験当日は思った以上に緊張してしまい…
結果、撃沈でした。
ちなみに、試験は受験者は二人乗ります。一人は試験を受け、もう一人は立ち会いです。私は一番目の受験でした。

スタート地点を出発し、最初の左折、張り切ってウィンカーを出すも、ハンドル切りすぎて消える。緊張してそのままいたら「ウィンカー出しましょうね」と試験官の冷静な一言。普通試験監はアドバイスはしません。こちらの緊張が伝わった?
その後、最初の山、クランクゾーンで一度縁石乗り上げてからの後方バックするも、もう一度縁石乗り上げ…で私の試験は終了しました。2回乗り上げたらアウトだそうです。
一度バックして戻れれば、セーフだったそうです。その後、試験は中止でした。あっという間の試験終了に気が動転。試験管の指示で左折して戻ることに。私は左折時に思い切り(アメリカでお馴染みの)右車線に入りにいきました。また試験官が冷静に「日本は左側通行ですよ」とツッコミを…もうコントみたいでしたが、実力不足を痛感しました。
ガーンとなっているうちに、次の受験生の番になり今度は私の同乗です。彼はクランクはクリアしたのですが、そのあとやはり点数不足で途中で試験中断していました。どこでそこまでマイナスになったのかわからないまま、試験は終了でした。

私のはじめての実技試験はあっという間に終わりました。

次の予約を1ヶ月後、免許更新日の2日前に入れてもらい、帰宅です。
久しぶりに『試験』と呼ばれるものに落ちてものすごく落ち込みました。準備したのに報われないと凹むよなーと家路につきました。

その後数日は、免許はすぐには使わないし、また試験落ちるの嫌だし、もう免許はあきらめようかな…と悶々とした気持ちで過ごしました。

続きます。

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