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娘に気がつかされたこと

こんにちは。かりのです。

私には娘が2人います。
上の娘はいま中学生です。初めての子のため、私の親としての経験は彼女の成長と共にあります。今でも自分は未熟だなと感じることがありますが、10年以上前はもっと未熟でした。

そんな私ですが、娘との成長の日々の中で、常に忘れてはいけないと心がけていることがあります。

それは、当たり前のことなのですが、彼女には一個の人格があり、それを尊重していかなければいけないということです。

赤ん坊の頃から一緒に過ごし、授乳、おむつ、お風呂入れと身の回りのことを全てお世話し、少し大きくなってからも食事、トイレ、着替え、など一人でできるようになるまで、生活に必要な手助けをしてきました。

お世話以外でも、彼女が楽しめる娯楽を探し、一緒に経験し、悲しいことがあると解決策を考えてと、とても近い場所で過ごしてきました。
ともすると彼女は自分と地続きの存在に感じてしまいます。

でも彼女には、彼女の意思があり、それを尊重していかなければいけないことに、これまで何度か気がつかされる出来事がありました。

初めてそれを感じたのは、小学校低学年の頃でした。
その日は仕事の休憩時間に見つけたかわいい服をお土産に持って帰りました。彼女が喜んでくれるかなと渡した時に、意外にも「この服は好きじゃないから、着ない」と言われました。
それまで、買ってきた洋服に文句を言われたことは全く無かったので、とても驚きました。突然のことに感情がゆさぶられて、怒ってしまいました…でもそのあと落ち着くと、彼女はもう自分で服を選べるし選びたい時期に来たんだと気がつきました。

それ以来、彼女の服は必ず彼女と一緒の時に買うようになりました。そして、選ぶ洋服に対してアドバイスを求められたら言いますが、私の趣味をおしつけることはなくなりました。

最近でも気づきがありました。それは中学生になってからです。
彼女が友人について話している時に、私自身の経験から「それをしない方がいいと思う。私の経験だと嫌な思いをするかもしれない」とアドバイスしました。それに対して彼女は少し考えたあとに「お母さんはそうだったかもしれないけど、私が同じようになるかは、実際にしてみないとわからない。だからやるね。」と言いました。
そう言われて、私は彼女が失敗しないように自分の経験を押しつけていたことに気がつきました。
私のほうがいろいろな経験をしてきた。私のした失敗を繰り返して欲しくない。そんな想いが彼女の経験の機会を奪っていたかもしれない。

子供はいずれ親から離れていく存在です。自分で出来ることを増やし、成功も失敗も経験して、成長していってほしいです。

と、頭ではわかっていても、その機会をきちんと与えられているか、彼女を個として尊重できているか。自分に問いかけながら、一緒に過ごしていきたいです。

ここまで読んで頂き、
ありがとうございました。

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