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SympathyKiss―プレイレポート

あけましておめでとうございました。
昨年は乙女ゲ以外のゲームに追われまくっていたものの着々と乙女ゲも楽しんでおりました。カリンと申します。今年もよろしくお願いいたします。

2022年は、個人的にシンキスがアツかったので、当時の印象等を備忘録としてまとめておきたいと思います。

★ 「SympathyKiss」とは
通称「シンキス」。
2022年11月17日にオトメイトから発売された Nintendo Switch のソフトです。

個人的に「LoverPretend」がめちゃめちゃ好きだったので、同じスタッフさんで製作されたという情報を得て飛びつくように遊んできました。

★ ヒロインの「顔描写」はなし
ヒロイン過激派の自覚がある自分としては、この点だけが購入をどうすべきか少し悩んだポイントになります。

この点に関しては、SympathyKissの公式ブログになぜヒロインの顔描写がないかのコンセプトがあるので、ぜひ遊ぶ際の目安の参考になればと思います。

個人的な印象としては、服装や髪型、性格の設定は公式で描写されているので、脳内で【天沢朱里】としての顔・服装・表情を補完するのは全然余裕でした。なので、ヒロイン≠自分派の方も全然余裕で遊べるという印象です。

逆に服装や性格も決まっており、かつ地の文では普通に喋るヒロインなので、ヒロイン=自分派の方は体験版……がないので、雑誌等で様子見をすると良いかもしれません。

 *

ネタバレを含めない全体的な所感としては、こんな感じです。

※以降のノートは、ゲーム本編のネタバレが含まれます。ゲーム本編未プレイの方、未クリアの方が読む際は、予めご了承ください。


PROLOGUE

個人的にこの一押しポイントは顔どころか名前すらないデザイン室の室長さんなのですが、この声だけでもめちゃめちゃ優しそうな中間管理職さんじゃないですか??

おそらく虎走さんから「天沢朱里をうちにくれ」と交渉されていたものかと思われますが、その上で天沢ちゃんのやりたいことや今後の成長に期待ということで、おそらくは天沢ちゃんのためになると思って部署異動を承諾したものかと思われるのですよね……シンキスは描かれていない部分で想像が捗るタイトルです。

プロローグは天沢朱里ちゃんを含めた攻略キャラクター紹介のターンですが、後半になってまさかの「かえでさん」という美しい美女に一目惚れ……と思いきや、それを覆す衝撃の情報がマスターから寄せられることに。

なんと。多井中くんのおかげで……仕事に集中ができて大きなプロジェクト任せてもらえるそうですよ!?!?!?

な……何だそれは。まさにそれこそ、今天沢朱里ちゃんに必要なモノじゃないですか。多井中法さん、つまり座敷童……なんという優良物件。

多井中法……めっっっちゃほしい!!!!!

というわけで、重要な選択肢がやってくるわけですが、乙女ゲーム的にはここでこの選択をしたら大変なことになるだろうなーなどと思いながら、でも新規プロジェクトメンバーになった以上は仕事にも幸運がほしいわけで……。


多井中 法

もちろん、こうなりますよね!!!!!
(ごめんなさいごめんなさい下心しかなかったです座敷童がほしいです)

そしてそんな自分の下心をあざ笑うかのような衝撃な展開が訪れることになります。
なんと多井中くんは天沢ちゃんと結ばれるとヒモではなくなるということです!

こ……、この【ヒモ × カシミア男子】、進化するぞ!!!

システム面から見るシンキスの話ですが、シンキスのパラメータには「LOVE」と「JOB」が存在することから、最初は「恋も仕事も手を抜かないヒロイン」をモットーに話が進んでいくと予想していていました。

ところが、シンキスの芯にあるのは『恋も仕事も手を抜かない二人の未来』。真っ先に座敷童を目指す自分のようなプレイヤーのために、多井中くんがシンキスとはどんなタイトルなのかを身体を伝えてくれたのかもしれない。
最初に多井中くんを攻略をするのは、間違いじゃなかった……!

つまり、攻略キャラクターたちって、もしかして出世するのか?
天沢ちゃんの選択次第で……?

多井中くんで一番印象に残っているのが、ずばり「幸せ家族計画」でしょう。
庭つきの家にわんこと朱里ちゃんと一緒に住むこと。
ささやかな願いかもしれませんが、これまでの稼ぎのないヒモのままでは一生叶わないこの夢。

それを、多井中くんが天沢ちゃんに想いを伝える際に伝えた「朱里ちゃんのために生きたいから、過去を引きずるのをやめる」という台詞に、彼の人生の重みを感じてとても良かったです。
ささやかだけど、おだやかで幸せな未来、多井中くんの隣にいる天沢ちゃんはきっと叶えられるに違いない。

もし郊外で小さなお店(※背景画像より推察)を持つことができれば、きっと毎日天沢ちゃんに手料理を届けて天沢ちゃんの笑顔が見られる生活を送れると思いますし、もし三つ星高級店で働いた実績があれば、大きな仕事を持てるチャンスに繋がるはずなので、ずっと先の未来では庭付きの家で天沢ちゃんと一緒に暮らす夢が叶うんじゃないかな、と期待しているわけです。

多井中くんの幸せ未来生活はぜひ教えてほしいですお願い10年後の続編出そう!!

あとこれはぜったい主張しておきたいのですが、多井中くんの一番好きな表情はジト目です。


隠し攻略キャラクター1

…………違うんです。なぜかこうなりました。
違うんです。まず弁解させてください。

初めてのシンキス、そして初めての攻略キャラクターであったにも関わらず、あまりにも下心満載だったことがバレバレになってしまったことを、大きく反省したのです。

やっぱり、仕事は自分の力で頑張らないとね!
というわけで、心を入れ替えました。次は「天沢ちゃんが一人でもやっていけそうな仕事」を選んだのです。せっかく新規プロジェクトメンバーになれるわけですからね……!!!
とりあえずメールを確認して優先度の優劣をつけてから仕事しようとしただけなんです。普通のはず。むしろ、このルートの天沢ちゃんはめちゃめちゃ偉かったと思います。

まさかたったそれだけで、気合い入れて一人でやってみたいって手を挙げた最初のお仕事から急遽転換することになるとは……思わなくないですか!?
仕事は決して思い通りにはならないんだよって社会の厳しさを教えるシンキスシステムです。めちゃめちゃ仕事をわかってる……。

YOFYさんの台詞で一番心に残ったのが、やはりこちらの台詞。

(当然だよね。
 女の子はみんなロクくんみたいな男を好きになっちゃうんだから)

YOFYルート/Episode03

「ボクには、キミしかいないのに。」

YOFYルート/Episode02

噛みしめちゃいますね!!!
YOFYさんの過去、YOFYさんを構成する要素として重要な家族という存在。
この一言に、天沢ちゃんと出会う前のYOFYさんを大いに考えさせられます。

Episode02の時点では、天沢ちゃんしか他人を知らなかったからの執着であり、恋心とはまた別物なのかなという所感でしたが、そこのところを併せて告白で伝えてくれる構成もよかったです。
そしてそういう意味で【PERFECT END】は素晴らしかったですね……今は喧嘩ばかりかと思いますが、彼はきっと天沢ちゃんと幸せになってくれるに違いない。
あと、蒼朱っていうのかなと思うと、この二人すごく並べたいですね。かわいい。

余談ですが、YOFYさんで一番最初にたどり着いたのは【LOVE END】でした。ファミレスで仕事の質問をしなかったばかりにこんなことに……。

それにしても、順番としては大成功にして偏りすぎでしたね。
初めての男が多井中くんだったこともあって「天沢ちゃんはヒモくんのおねがいはチョロく受け入れるけど、ホラーくんには抵抗するんだな」などとまったく関係ないポイントをしみじみと比較してしまった……。

(よかった。五月女さんが遊んだゲームは別のゲームだ……)


吉岡 緑郎

…………と、いうわけで。
前回までの教訓を活かし、メールはあとで確認することにしました。
まあ急ぎだったらメールじゃなくて電話がかかってきますよね。
メールは開封までの時間ロスを想定していると思うので、きっと後回しでも問題ないということなのでしょう。

というわけで、前回のYOFFYさんルートでは「テンプスティさんとの連絡役は奈波さんだけで足りる」と云われてお役御免になったのですが、吉岡さんルートでは無事に吉岡さんから直接お仕事をいただくことができました! 1周越しになったけどお仕事がんばるぞー。

吉岡さんは本当に……本当に本当に、期待以上に王道の展開をモリモリしてくれた圧倒的超王道ストーリーでしたのであらゆる展開に大満足なのですが、個人的に特出して評価したいのが吉岡さんのストーリーと綿密に絡んだ【エモーショナルセレクトシステム】ではないでしょうか。

個人的には【運命】を信じる天沢朱里と【運命】を信じない天沢朱里に対する告白の言葉の違いが最高でした。
吉岡さんは、運命のためならば彼女を信じて前へ前へと足を進める才能がある男……。

あと、最初のお仕事失敗したターンで頑張るよって笑顔を向けたら「本当のことを言ってほしい」みたいなことを言われたのですが、婚約者騒動で再びエモーションを求められたので、まあ懲りずに頑張るよって笑顔を向けたんですけど、吉岡さんのセリフ、めっちゃびっくりしたんです。

「その顔は前も見た」って、言われるんですよ。
……バレてる……吉岡さんルートのエモート傾向がシステムにめっちゃバレてる……興奮しました。これが接待のプロ……。

極めつけに【未取得スチルの最後の1枚】なんですけど、これ取ったときめっっっちゃ興奮しました。
理想の王子様像を続けて感謝を述べるのか、王子様のお姫様になるのかを……問われている……SympathyKissこのシステムを浴びた時点で満足しました。本当にありがとうございました。

最後に、どうしてもこれだけは言いたかった。
実はこれまで【攻略対象のヒモ】と【隠し攻略対象の引きこもり】しか経験していなかったので、すっかり油断していました。
いきなり出てきた『ホテル』という言葉にルート中で一番衝撃を受けまして、思わず「ホテル!?!?!?」って聞きかえしました。
【ヒモ】→【引きこもり】→からの、【ホテル】。飛躍がでかい男、それが吉岡緑郎さんです。


湊 康平

やっぱり最初に仲介業務って大変かなって思いまして!
既存の運営は大事ですよね、そこから発展したらいいんじゃないかなと!!

全体的に

……ほんと、この部署って変人とお人よししかいないですよね。

湊 康平ルート/Episode06

とのことですが、湊くんの方こそがお人好しなのですよなぁ。
湊くんは天沢ちゃんの涙は卑怯だと言うし、申し訳なさそうな表情を向けてくれる。
年上の後輩に対して天沢ちゃんが積極的に恋、しちゃっているのもめちゃめちゃ頷いてしまいます。
囚われの王子様を信じてずっと待ち続けていた反動が大きいのも加味されているかもしれない。

なので、ずっと天沢ちゃんから告白するものだと思っていたので、挿入歌の「あいことば」が流れたとき「あれ? 今、天沢ちゃん告白したっけ??」とログを見返したのも懐かしい……。

「俺は康ちゃんの効率よく仕上げられた仕事も、天沢の丁寧な仕事も好きだから、2人のいいとこどりができれば最強だよな」

湊 康平ルート/Episode01
五月女光基の台詞より

けど、天沢さんと一緒に働いて、初めて仕事が楽しいと思えた。

湊 康平ルート/Episode06

とのことなので。
個人的には、二人並んで一つになって、そうして【家族】になってくれたらと思えるルートです。

湊さんのルートで特筆すべきもう一つが【家族】の在り方ではないでしょうか。
エンディングによって湊さんの家族に対する向き合い方が異なるのもまた、彼の成長の余白というか、守るべき場所や責任感みたいなものではなく、天沢ちゃんと一緒に新しい【家族】をつくってほしいものです。


虎走 要司

SympathyKissはプレイが終わってからいろいろな情報を読み始めたのですが、自分が一番言いたいことはすでに公式サイトのキャストコメントに掲載されていました。

この男、ギャップがすごいです。

https://www.otomate.jp/sympathykiss/special/?page=comment&comment=page3

これですよ。
前作『LoverPretend』にもスマホシステム『RiNG』があったので今更驚くことは何もないだろうと思っていたのですが、まさか虎走部長のアイコン……そんな……こんなチョイスあります?????
忘れられない『RiNG』アイコンの優勝者は虎走部長、次点で吉岡さんです。
もちろん、榎坂先輩のアイコン裏話もお待ちしております。

もうとにかく虎走部長のルートは期待を裏切らないお約束展開とここぞとばかりにねじ込まれる虎走部長視点が素晴らしすぎましたね。
「スピンオフ」機能は、御社のゲームタイトル『ピオフィオーレの晩鐘』にある『MSシステム』なんかを見習ってもらえれば、もっと温度差で心が風邪を引くこともなかったかと思いますので、ご検討いただけますと幸いです。

本当にもう、タイトル詐欺のような話しかしていないと思われそうですが、『SympathyKiss』というゲームシステム、そのものを最もまっすぐに体現したルートこそがこの虎走部長のルートなんじゃないかな? と思います。

『ラブポイント』をたくさん集めた際のエンディングでは新規企画プランと今度のデートプランをメールさせているのに、『ジョブポイント』をたくさん集めた際のエンディングでは「忙しいからしばらく仕事に集中したい」ですよ。これが同一人物の行く末……!!

それから、もし『一番好きなパーフェクトエンドは?』と訊かれた場合ですが、自分は虎走部長のパーフェクトエンドになると思います。
虎走部長がいれば部下は安心だし、開発チームのみんなも喜んで仕事してくれる、まさに平和な世界が待っているエンディングだと思います。

ところで、ルート序盤で虎走部長は「鍛えている」と言っていたと思いますが、ひょっとしておしゃれジムやプールではなく「キックボクシングしている」ということであってますかね!?!?
虎走部長、やはり知れば知るほど沼になる……。


隠し攻略キャラクター2

いよいよメイン攻略キャラクター残すところ最後の一人までたどり着いたところで、ずっと気になっていたことがあったんですよね……YOFYさんのことです。というわけで、このタイミングで行ってきました。

SympathyKiss 公式ブログ #11』はもうご覧になっているでしょうか。
このブログで述べられていた『シングルファーザーという立場でも攻略できるのがシンキスです。』という一文に、乙女ゲームの可能性を応援されたような気持ちになりました。ありがとうシンキス……。

比嘉さんルートで一番印象に残ったのは、やはり『日向くん』の存在ではないでしょうか。

「日向は、パパにとって太陽みたいなものなんだ。」

比嘉 月彦ルート/Episode04

日向くんのお名前は、月彦さんと奥様が、太陽のような我が子を想いながら、また奥様の名前を紹介していただくことはできませんでしたが、『月』彦さんとのお子さんだから『太陽』を思わせるお名前にしたのかな……などと想像が膨らみます。

そうだとしたら、月彦さんも日向くんも、間違いなく奥様にめいっぱい愛されていたんだなと嬉しくなりますね……。

最後に、比嘉さんルート一押しの台詞はズバリこれです。

「彼と一緒に住んでいた!?」

比嘉 月彦ルート/Episode04

ここすっごくいい演技でしたよね!?
元アイドルだし嫉妬なんて縁がないだろうと思っていたのは思い込みでしたね!
はい。

……もうちょっとだけ真面目に。

単純なことなんだけどね。
ケンカは翌日に持ち越さないこと。

ただ、これからはきみにも僕たち家族のルールを共有してほしいと思ったんだ。

いずれきみにも、家族の一員になってほしいから。

比嘉 月彦ルート/Episode04

我々が人間である以上、絶対にケンカをしないというのは難しいと思うわけです。大切なのは、どのように仲直りをしていくかですよね。

比嘉さんの場合は奥様のこともあって、日向くんと家族のルールを設けたと思いますが、その家族という輪の中に天沢ちゃんも入ってほしいというのが、これが愛ではなく何であろうと、感慨深い気持ちになります。


五月女 光基

ついに始まりました。
アプリの存続が懸かった新企画に携わるお仕事です!!

最序盤で新規アプリの企画書を提出して様々な業務をこなしてきた天沢ちゃんなら、余裕でこの新企画のエースになれ……る……??
……ではありません。
シンキスは『恋も仕事も手を抜かない二人の未来』。天沢ちゃんの今回のお仕事は五月女さんのサポートです。
よくよく考えてみれば、新企画のエースみたいな仕事はすでに多井中くんのルートで経験済みでしたね……そうですよね……。

五月女さんといえば、表向きは「みんな仲良し」を掲げ、「誰とでも距離が近く」、しかしそれでいながら「仕事に関して物怖じせずに意見を述べ」その上チームでの仕事面も「協調性があるとはいえない」という。
これまでに垣間見えた情報を集めて拾っただけでも一筋縄では咀嚼しきれないような非常に魅力的なピースが揃っていて大変気になるキャラクターになっています。

そんな彼さんのルート中、親しくなったなと思ったら見せてきたのが

「なら、俺ともデートしてよ。」

五月女 光基ルート/Episode02

なんですよね。"なら"とは?

もしかしたら、チーム内でのRiNGの交換を忘れていたことにショックを受けるほど「みんな仲良し」をモットーに掲げているが故の、自分だけ省かれたことに対して思うところがあるのかもしれません。
しかしそうは言っても、湊さんルートで湊さんと天沢ちゃんの恋路を応援していた五月女さんと、自ルートでこんなに怒りを滲ませた口調で責める五月女さんではあまりにも乖離しているというのを見せつけられているわけです。
つまり……つまり、湊さんのルートでは湊さんを応援できるけど自ルートでは榎坂先輩を応援できないということで。
自ルートで天沢ちゃんに対して距離が近づいたというか、ちょっと気になる女の子になってしまったことで、結果として湊さんルートとは異なりこのルートでは怒りを滲ませることになってしまっただと思うのですが、どうでしょうか……!?!?
この台詞は、そんな五月女さんの天沢ちゃんに対する想いの変化が顕れている部分なのかもしれないなと思うわけです。
実際、自ルートでやったことって、デートというよりも、お仕事というか偵察でしたしね。

個人的に五月女さんのルートは【JOB END】がかなり好きでして!
五月女さんが終始「朱里ちゃんと一緒に成長していく」という趣旨を一貫しているためなのか、このエンドでようやく最初に朱里ちゃんがやりたいと思っていた「殻を破りたい」が、叶えられたんじゃないかなと思います。

「一緒に成長できる」
「一緒に家族になる」
【対等】に向き合ってきた五月女さんとだからこそ、天沢ちゃんと一緒に未来を創り上げていくんじゃないかなと、期待させられます。


碓井 修也

正直に申し上げますと、購入を決意した最大の理由でございます。
ありがとうシンキス。
令和の世でこんなにチャレンジングなタイトルを出してくれたことに感謝しかないです。ありがとうシンキス!

碓井さんのルート中では、なんと吉岡さんでも触れられた【運命】の解釈に触れられます……。

一度、必要ないと手放しても……。
巡り巡って、再び自分の元に
戻ってくることがありますよね。

逃れられないそれを、
人は【運命】と呼ぶのでしょう。

碓井 修也ルート/Episode01

これです!!!
天沢ちゃんとの【運命】こそが縁であると信じてひたすら前に進み続けた吉岡緑郎さんとは異なり、碓井さんの【運命】観はどちらかといえば諦観のようなものが滲んでいるような気がしますね。これが年の差ですよ……乾杯。初デートは二人でオーケストラ。年の差感じますね最高!!!

吉岡さんとの対比といえば、碓井さんのルートは作中の攻略キャラクターが天沢ちゃんとマスターのことをすごく応援してくれるのが印象深いのですが、このルートの吉岡さんの激励、すごくなかったですか??
これが、【運命】を信じて前に進み続けることができる男……。

碓井さんのようなイケオジが年下の天沢ちゃんのどんなところに惹かれていくのかなとわくわくしていたのですが、他人への重ね合わせからの恋心への気づきという流れも大変王道的な流れで最高ですね。
これこれ、こういう王道ものを待っていたんだ……。

天沢ちゃんにだんだんズブズブと沼っていく碓井さんを見るのが大変心ときめくのですが、個人的な碓井さんの台詞ナンバーワンはここです。

無論、意識なんてしていませんよ

碓井 修也ルート/Episode02

これ……ここの夕夜さんの演技、ここで台詞とは裏腹にめっちゃ焦りを滲ませているところが優勝でした。碓井さんと出会わせてくれてありがとう……ありがとう……。

最後に。
碓井さんはジョブエンドがめちゃめちゃ好きです。
お互いに仕事を選んだけれども、巡り巡る【運命】を匂わせるトランプマジックエンド……一つの【恋】が、お互いを未来へと進ませるんだ……。


まとめ

コンプスチル最高でしたね。

SympathyKiss、推しは尾藤咲良さんです。
ご家庭の事情と恋心の間に挟まれる女最高すぎる……運命狂わせるような恋しちゃえるような男が現れますように。

あと……あの、YOFYさんルートにいる未来の吉岡社長は絶望してくれると思いますか?

というわけで、離れまたは別荘での三人暮らしルート、ください!!!!!(※乙女ゲームの感想ではない)