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#ゲーム初心者におすすめ

このお題をみて真っ先に挙がるタイトルが一つあるので、これを機に紹介したい。
2020年6月24日、“本格実写ムービーゲーム”という触れ込みで世に放たれた「デスカムトゥルー」というゲームだ。

とあるホテルの一室。
ベッドに横たわる、1人の男。
けたたましく鳴り響く電話の音で目が覚める。
電話をとるとフロントからのメッセージ。
「お困りのことがあればいつでもフロントまで」
男は、自分がどうしてここにいるのかわからない。
というか、何も思い出せない。
ふと、まわりをみわたすと、縛られ気を失っている女性。
テレビから流れるニュース映像。
そこには、連続殺人犯として指名手配されている男の姿が。
そこへ、ドアをノックする音。

https://deathcometrue.com/

さて、デスカムの話に移る前に、まず、お題になっている【ゲーム初心者】について、最初に触れておきたい。

この【ゲーム初心者】ということばだが、どういった方が想定されているだろうか。
考えられるタイプが2パターンあり、私は『過去にゲーム体験がまったくない、あるいは昔に触れたが思い出すことができない』という『体験』タイプと『スマートフォンアプリゲームやソリティア・パーティーゲーム等には触れたことがあるが、コンシューマーゲームを用いた本格的なゲームは未体験』という『ゲーム性』タイプを想定している。

このnoteでは、そういった方にもデスカムの面白さが伝わるように心がけたい……という宣誓のようなものである。伝わりにくい、分かりにくい点があれば、随時ご指摘いただきたい。

それでは、いよいよ本題である。

1. 「スマートフォン一台で遊べる」

【ゲーム初心者】の方にとって、まず最初の難関になるのが「ハードの準備」になるのではないだろうか。特に、これまでゲームをプレイした経験がない方のご家庭には、テレビはあるがゲーム機がないという可能性も高いだろう。
デスカムはそんな方にも遊んでもらえるよう多様な遊び方が用意されており、インターネットに繋げられるスマートフォンが一台用意できればOKだ。

▲iOS版

▲Android版

もちろん、すでに手持ちにゲーム機がある場合は、それらでも遊ぶことが可能だ。デスカムはNintendo Switchでも配信されているし、PS4があれば、ソフトをダウンロードせずにパッケージを購入するという選択肢も増やすことが可能だ。

https://www.yodobashi.com/product/100000001005757909/

▲PS4版

私は「Nintendo Switch」のダウンロードソフトを購入して遊んでいるため、どうやってダウンロードすればいいの? という不安には微力ながら力になれるだろう。
まずは何よりも、任天堂公式サイトのヘルプページを見ていただくことが過不足なく伝わるはずだ。
やるべきことが、大まかに「ニンテンドーアカウントの作成」と「ニンテンドープリペイドカード等の準備」の二つになることが書かれている。

▲Nintendo Switch版

……Switch版のデスカムは体験版があるのか!
体験版は、途中までしか遊ぶことができないが、誰でも無料でダウンロードができる仕組みである。
「ニンテンドーアカウントの作成」までは完了したが、購入するかどうかを悩んでいる方がいた場合には、ぜひご活用いただきたい。

さらに、上記よりも少し手順が難しくはなるが、デスカムはWindowsを搭載したパソコンでも遊ぶことができる。
Steam版は私がプレイしたことがないので遊び方については割愛するが、ゲーム機を所持していない方や、使い慣れているWindowsを所持している方がいれば、Steam版は有力な候補になるだろう。

▲Steam版

このように、デスカムは多様な遊び方が用意されているので、自分にあった遊び方を選ぶことができる。
個人的には、ゲーム初心者の方には導入が最も簡単なスマートフォンアプリ版をオススメしたいところだが、例えば「スマートフォンのような小さな画面ではなく、家にある大きなテレビに映して遊んでみたい」と考えているのなら、Nintendo Switch版やPS4版が有力な候補になるだろう。

2. 「お手軽な操作性」

【ゲーム初心者】の方にとって、次にハードルを感じているのは「自分にクリアできるかどうか」ではないだろうか。
その点、デスカムを進めるのはとても簡単で、必要になる操作は「選択肢を選ぶ」である。従って、操作を進めていけば、必ずエンディングを迎えることができるゲームである。

というのにも、理由がある。
冒頭で“本格実写ムービーゲーム”であると紹介したが、デスカムは、ほぼ実写ムービーで構成されており、スタッフの皆さんのご尽力により、ほぼ「映画を観ているかのような」没入感を味わうことができるゲームなのだ。
デスカムにとって実写という描写方法は、単純にゲームの要素を実写に置き換えたものではないことが伝わるはずだ。

映画を観ているときに、例えば主人公が重大な決意をしたときに「自分ならこちらの選択をするのに」と思った経験はあるだろうか。
デスカムはまさに、「映画なのか、ゲームなのか」の謳い文句映画のような単一方向性のコンテンツに「介入」するというまったく新しい可能性に挑戦した、ゲームと同じ双方向性コンテンツだ。
つまり、主人公の決断に、自分の意思を「介入」させることができるのだ。

もしも「選択肢を選ぶだけでゲーム感覚を味わえるのか」と思っている方がいれば、ぜひ体験してもらいたい。デスカムは、映画のようなゲームという、まったく新しい体験ができるゲームである。
また、デスカムは選択肢を選ぶことで『メダル』をゲットすることができる。この『メダル』は、後述するコレクションを開放するのに必要なものなので、デスカムには『メダルを集める』という遊び方もできるのだ。

最後に。
デスカムには数々のエンディングがあるが、特定の選択肢を選び続けた場合に見ることができる「最後のエンディング」が存在している。
映画でいうところの、エンドロールを想定したエンディングだ。
もしこのエンディングを見ることところまで進むことができれば、【ゲーム初心者】から一歩踏み出したと、きっと胸を張って言えるようになっているはずだ。

3. 「≒映画を観に行く価格」

デスカムが【ゲーム初心者】の方にオススメできるまさに最大の理由は、『映画を観に行く価格』で『映画を観ているかのようにゲームで遊べる』というところにある。
映画館に行く感覚で、スマホやテレビの前に座っていただく。
チケットを購入する代わりに、デスカムを購入していただきたいのだ。
デスカムはまさに、映画は観たことがある、けれどもゲームは未体験という方にこそ、存在を知ってほしいのだ。

また、デスカムにはコレクションという要素があり、撮影中の様子であったり、役者さんのちょっとした素顔が垣間見られるおまけ要素があったりする。映画でいうところのパンフレット……ほどのボリュームはないかもしれないが、これを映像で見られるというところが最大のポイントだろう。ゲームが終わった後、あるいはゲーム中の息抜きにぜひ活用してもらいたいところだ。

「ゲーム初心者」から「ゲーム初心者卒業」へ

もしこの記事を読んでデスカムをプレイし終えた方がいらっしゃったときのために、この項目を記しておきたいと思う。

デスカムはいかがでしたか。
感想は、「おもしろかった」でも「おもしろくなかった」でも「よくわからなかった」でも何でもかまわない。
ゲームプレイを終えた感想こそが、次にゲームを遊ぶ際に必要なものだからだ。

もしおもしろいと感じた場合は、ぜひ友人に勧めてもらいたい。
あるいはよくわからなかった場合にも、友人知人、または公式Discordサーバー等にその意見を述べてもらいたい。
私は、その一声が聞きたくて、このnoteを書き進めているといっても過言ではないだろう。

そして、ゲームをプレイし終えた方にしかできないことが、もう一つある。
『次は、どんなゲームを遊びたいか?』を見つけてもらうことである。
プレイを終えて、友人と感想を語らい合って、もう一度遊んでみて、コクレションを集めてみて、その後落ち着いた頃合いでいいので、ぜひ次の一歩を踏み出してもらいたいのだ。

デスカムがおもしろかったという方に向けて、次にどんなゲームがオススメできるかを、以下に記しておく。

◎同じ系統のゲームを遊んでみたい方にオススメ

真っ先に最初に紹介しておいていう台詞ではないのだが、実は未プレイのタイトルだ。だが、同じ未プレイの立場であるからこそ、未プレイの方と私は気持ちが一つになっているだろうという謎の確信がある。

また、レトロチカは比較的最近発売されたゲームでもあり、またゲームで有名なSQUARE ENIXのゲームでもあるので、まさにゲーム世界の最前線を体験できるだろうという期待もあるだろう。
ぜひ、デスカムが面白かったと思ってくれた方の「次のゲーム」の候補に入れていただきたいタイトルだ。

◎製作者と関わりがあるゲームを遊んでみたい方にオススメ

▲iOS版

▲Android版

各所でデスカムの説明を見かけた際に「ダンガンロンパってなんだろう?」と思った方がいらっしゃるのではないだろうか。その答えがこちら、「ダンガンロンパ」というゲームだ。デスカムトゥルーの脚本を手がけた方と同じ方がストーリーを手がけている。

このダンガンロンパシリーズは10周年を迎えており、紹介したゲームを原点として、以降、続編やスピンオフなどの様々な展開が試みられている。ダンガンロンパが好きな方は、ぜひ続編にも挑戦していただきたい。

また、デスカムと同じように、スマートフォンで遊べるアプリが配信されている。登場キャラクターが多いが、魅力的かつ個性的なキャラクターばかりなので、遊んでいるとすぐに覚えるはずだ。

◎ナゾ解きゲームを求めている方にオススメ

▲iOS版

▲Android版

逆転裁判シリーズもまた、長い年月の間愛されてきた作品だ。
王道といえる操作を進めていくので、ポピュラーなゲームを遊んでみたい方にオススメである。
逆裁は歴史が長いゲームであるにも関わらず、この令和の世でも違和感なく遊べるようにと、つい先日、スマートフォンでもきれいな絵で遊べるように改善されたばかりの謎解きゲームの王道タイトルだ。

これはとにかく、多くの人に遊ばれたゲームの一作なので、もしこのゲームを遊び終えれば、多くの先駆者の方と感想を共有できるはずだ。
私がここで詳しく語ることは控えるが、少しでもゲーム操作に慣れてきた【ゲーム初心者】さんにとって、逆転裁判で怖いものはないのと同義なので、ぜひ、ナルホドくんが選ぶ道を、見守っていただきたい。

◎映画のような没入感を感じてみたい方にオススメ

バスタフェは、「シネマティックアドベンチャー」と銘打たれたタイトルの通り、「まるで映画を観ているかのような体験」ができるタイトルだ。

バスタフェもまた、選択肢を選び続ければ必ずエンディングが見ることができるタイトルの一つ。
また、地の文以外はフルボイスになっているので、あまり操作が必要ない点でも、デスカムに似通ったところが多少あるだろう。
まだゲームに慣れていない方でも、遊びやすい一作である。
ただし、ストーリー展開は、ヒロインのテウタちゃんと各キャラクターとの恋愛部分が、後半部分に大きな比重を占めているのでご留意いただきたい。

また、バスタフェには体験版があり、チャプター1までは無料で配信されている。まさにゲームを始める前に体験しておきたい『導入編』と呼べる部分なので、作品が肌に合うかやお手持ちのスマートフォンで動くかの動作チェック等にぜひ活用してもらいたい。

おわりに

奇しくも、本日がデスカム発売日から2年という節目の日になっている。
この記事を公開するなら今日しかないと焦りながら、今、寝かせておいた下書きを慌てて引っ張りだして執筆を続けているところだ。

実を言うと、私には【ゲーム初心者】であった経験はほぼ存在していない。
物心ついたころからゲームが身近にある環境があり、初めてゲームをプレイしたのは、ひらがなを覚えたばかりの頃だったからだ。
従って、この記事が本当に【ゲーム初心者】とされる方々に伝わるかは、ある意味挑戦といったところである。

そんな私がゲーム初心者の方へ向けて何かを伝えようと思ったのは、ゲーム初心者の方への親切心……というわけではない。
世に生み出されたゲームたちを、少しでも多くの人たちに遊んでもらいたい」という、いわば私自身のエゴである。

ゲームは体験されてこそ真価を発揮する。
その体験が、その経験が、生み出された感動が、次のゲーム史につながっていくのだ。
この記事が、たった一人でも【ゲーム初心者】の方にとって【ゲーム初心者卒業】になる道しるべとなってもらえることがあれば幸いだ。


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