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【ネタバレあり】恋と深空 レイについての考察

  1. まえがき

『恋と深空』がリリースされて3か月。ひたすらレイ推しでプレイしているわけですが、ストーリーを進めれば進めるほど、思念を集めれば集めるほど、わけがわからなくなってきたので、自分用に散らばった考えを書いていこうと思います。

一応、現在のスペックをば。
メインストーリーは第8章までプレイ済み
レイとの絆は75
秘話は3章分
心の約束は絆が2話分、思念が5話分、伝説が9話分
秘密の時間は7話分
些細な日常は15話分


2.レイの基本情報

・誕生日9月7日 27歳

・プレイヤーの時空(時代)では心臓外科医で主人公の主治医

・主人公が8歳の時に初めて出会う
(家族同士が古い友人・メインストーリー1章8話)

・大人になって再開したのは半年前で、主人公の心臓に残っていたコア(蘇生コア)の破片の再検査

・レイは人間ではなく『アスタ』という神の使いであり、【預言者】である。(伝説の章)

・アスタ神から『片方の目(蘇生コア)』を預かっており、100年に一度国の王へ預言を与えている。(伝説の章)



3.伝説の章内におけるレイと主人公

・不治の病に侵された主人公が偽の国王の使者として、レイのいる秘密の塔へ行く。目的は不治の病を治せる唯一の物体である”蘇生コア”を手に入れる為。しかし、レイの持っている『蘇生コア』を奪おうとするも永い眠りについていたはずのレイが目を覚まし失敗。レイは罰を与える前のチャンスとして『つぼみのままのジャスミンを咲かせることができたら解放する』という試練を与える。

なんやかんやあって、最終的にジャスミンが咲く。なんやかんやの中に、ジャスミンがレイの恋人(主人公)であること、レイは時空間を行き来し何度も生まれ変わり、必ず同じ女性と恋に落ちること、そしてどの時空の主人公も最後は必ず死んでしまうことを知る。それらはすべてアスタの仕業であり、さらにレイの記憶から主人公を消し去りジャスミンのつぼみに変えていた。


・ジャスミンが主人公であることを知り、レイは主人公の運命を覗いてしまう。主人公の運命を見るということは、自分の運命を見るということであり、預言者は自分の運命だけは見てはならないという掟に背いたとして、アスタから罰を受ける。

・主人公の運命を見たレイは、主人公が不治の病に侵されていることを知り、蘇生コアを主人公の心臓に埋め込む(この時、はじめてアスタに背いたことになる)。

・今まで幾度となくアスタに主人公の記憶を消されていたレイは、自分が消える代わりに主人公の命を救い、主人公のことを二度と忘れることがないようになった。

・その後、プレイしている時空に転生し(させられた?)、主人公と出会う。



4.考察という名の妄想

すごく、ものすごくざっくりした流れで書きましたが、とりあえずレイがプレイヤーの時代にやってきたのは、主人公の心臓に埋め込まれた蘇生コアを取り戻す為であることは確かなようです。まあ、伝説の章を読む限りだと、アスタに命じられているのだろうというのはわかるかも。

誰も愛さず、誰からも愛されず、アスタの依り代として、預言者として生きてきたレイにとって、主人公は何物にも代えがたい存在なんだろうな。
ただ、レイは蘇生コアを取り戻した後どうするつもりなんだろう。預言者という役割を捨てるんだろうか?もしそうだとすると、アスタは当然許さないよね。預言者は誰も愛してはならないっていう掟があるんだし、今までだってレイが主人公を愛する度に主人公を死なせることでレイを預言者として留まらせてたんだし。
でも今回は違うわけで。主人公には蘇生コアがある。だから死なない。主人公が生きていることを、ことさら嚙み締めて嬉しそうなレイが戦闘シーンのセリフでも確認できる。
それならこのままでいいじゃん?とも思うけど、このままだとレイ自身への罰が永遠に続いてしまう。預言者を辞めない限り、永遠に苦しみ続ける。だから、預言者を辞める為に蘇生コアを取り出したいのか?でも、取り出した程度でまあ、アスタが辞めさせてくれるとも思えないけど。蘇生コアを破壊する感じなんだろうか?
というか、アスタって神というより神の皮をかぶった悪魔に近くない?

あとは、12歳の時に突然、主人公の前からいなくなったけど、レイが「Evolが暴走したせいで、危うく大事な人を死なせるところだった」とあるので、おそらくアスタの力によってレイのEvolが暴走し、主人公を死なせるところだったのかもしれない。そこで、レイは主人公の前から姿を消したのかなと。この間、レイは主人公の心臓にある蘇生コアを、主人公を死なせずに取り出す方法を見つけるため、心臓外科医を志したってことなんかな。気になるのは、主人公の家が爆発したこととの関係かなぁ。
それから、主人公の祖母は元研究者で、主人公の心臓内にある蘇生コアについて調べてた。主人公のEvolが共鳴であることから、祖母はレイに「あの子を助けることが、あなたの為にもなるのよ」ということを言ってる。これは、主人公を死なせずに蘇生コアを取り出すことができれば、レイのEvolの暴走も止まるってこと?
(メインストーリー第4章10話)


秘話の「まだ見ぬ黎明」は未来時空の話だよね。臨空市自体が何百年も前のものになってるし、人間がワンダラーに寄生されてるし。でも、やっぱりここでもレイは、つぼみのジャスミンを育ててる。
話の最後に、レイの夢の中で主人公がレイを見つけて「あなた…レイ先生じゃない?あなたは誰?」って言って、目を覚ますとジャスミンが咲いてる。
今までの流れとは少し違うよね。レイが主人公を忘れてる(というより知らない?)のは同じだけど、夢の中の主人公はジャスミンのつぼみになってない。そして目を覚ますとジャスミンが咲いてる、ということはレイが見たのは夢じゃなくて意識が時空を超えてプレイしている時空とつながったってことなのでは?



5.あとがき

こういうストーリーは日本じゃ作れないだろうなぁって思う。
中国らしい発想。社会主義と儒教がもたらす影響ってめちゃくちゃ大きいんだなと改めて思う。
ある程度の自由はあるけど、そこから少しでもはみ出すと罰が待ってる。生まれたときから自分の運命が決まってて、そこから逃げる術がほとんどない。
だからこのゲームをプレイしてて思うのは、運命に抗うことができない国に住むって大変だなってこと。思想が違っても、生まれた家が違っても、何を選んでどう生きるのも自由な私たちは恵まれてるのかもしれない。

また新しい妄想が浮かんだから更新します←


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