0415

怒涛の一週間。大量の情報。
頭の回転数はそれに反比例して落ちていく。

知らず知らずのうちに奥歯を噛み締めるせいか、頭痛が酷い。


4月、変わった。
知ってる場所、知ってる人…の筈だった。それが全く違うものに見えてきて、目眩がする。

ルーティンは途切れると不安定さを生む。
変わらないものに縋りたい。そう思って、何度も3ヶ月を振り返る。
無意識のうちに比べてしまう自分がいて嫌気がさす。

これは全く別の物語。
それが実感を伴って理解させられる。
新しいものは怖い。私の中にワクワクは少ししかなくて、その他は不安と恐怖でいっぱいになっている。
穏やかで安定した場所で過ごせたら、なんて願望が頭を過ぎる。

そのうちどうせ習慣化された日々が嫌いだ等と言い始めるんだから今を楽しめと思うけれど、私の頭はそんなに上手い具合にできていない。我儘だな。
心が落ち着くには、まだまだ時間がかかりそうだ。
どうか、こんなところで折れないで。

目の前の壁も、その先の光も見ていたい。


私は今どんな顔をしているんだろう。

第一印象はどんなだった?って話を離島前後でよくした。私はどんな人間だと思う?って話を最近よくする。
はじめましてのタイミングで持てる情報量なんて、本当に僅かなもの。それを使って必死に相手の中身を予想する。

ここにいると、顔を使い分けることが難しくなってくる。仕事先の人が休みの日には飲み仲間になっていたりする。そうしてるうちに、ありのままの自分が端から漏れ出てしまう。偽ることの無駄さを感じる。
あるいは顔を使い分けることを厭わないのかもしれない。一人の人に対して、色んな顔を見せていく。私はまだそれになれないでいる。

良い顔になったよ、変わったよって言われることが最近多い。
変わった自覚はあるけれど、自分で何かをした、行動を起こした訳では無い。
きっとみんなが変えてくれたんだろうなと思う。
私の知らない間に、私の人生に踏み込んで良い方向へ変えようとしてくれた人がいたのかもしれないと、今になって漸く気付く。

見返りを求められない愛には気付きにくい。
誰かの愛で私は成り立っている。
見えない誰かの存在を、ちゃんと認識していたい。


良い人はみんなどこかへ行く。
だから私はここにいるんだと思う。

いつだって柔らかく温かな心を持って生きたいよね。