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両親の心を即座に掴むケアマネ

まだ父が元気だった頃の話しです
母が要支援の介護認定をもらい
実家で包括センターの方と会う日
私と介護のプロが繋がった日です

包括センターの女性の方がやってきました
60代くらいの看護師さん
一目見て、プロのオーラを感じたんです
仕事、出来る人だな
名刺を見たら代表でした

さらに驚いた事
女性と父は知り合いだったんです

父は退職した後、1人で老人のサークルに参加したり、シルバーセンターで働いたり
老後の講演会などにも参加していたようなんです

そこて知り合い、父もすごく信頼してる方だったんです

良かった
第一関門突破

老人への接し方が本当に上手なんです
頑固な父への話し方を見てると
この人、すごいなと思ってしまう

父の心❤️は、完全に掴まれてました

女性と楽しそうに話す父を、面白くない顔で無視してた母でしたが

母の興味のある話しに持っていき
即座に母も心を掴まれてました

私達夫婦、この人すごいな
老人に対するプロだと感動

夫なんて、老人の心を手のひらで転がしてたな
すごい人だ
なんてずっと言ってたくらいです

まずはお風呂の手すりの話し
介護保険をつけると安く出来る事を父に説明してくれて
話しはどんどん進んでいき
今後、見積もりの時も包括センターの方が立ち会ってくれる事が決まりました

次は歩くのが難しい母の手押し車のレンタル
これは父が断固反対
こんなの必要ない
撃沈
その後、母に杖を私が購入します

両親の食事の件
母はスーパーまで歩いて行く事が出来ないので、父が全ての買い物をしています

父は料理をしないから、料理をする母が必要な物を買ってくれば良いと思うんです
しかし自分で安い材料を選んで買ってきます
もやしと豚こまが定番
あとは玉ねぎ🧅とじゃがいも🥔
牛乳と食パン🍞
たまにはお惣菜とかお弁当🍱を買ってきて食べても良いと思うんです

でもそれは拒否

包括センターの方が、たまにはお弁当を買ってきたり
お弁当の宅配もあるから利用してみればと説得しても
拒否

奥さんが毎日ご飯を作るのは大変だよ
奥さんが作れなくなったらどうするの❓と聞くと
その時は私も考えると父

これ以上無理だなというのが私の感想

この頃、1ヶ月に1回くらい実家に帰ってました

こんな食生活では栄養も心配だし
何より2人の生活に私は危機感を直感的に感じていたんです

毎日、いがみ合い、不機嫌な母は、家に引きこもり状態

父にお母さん歩けなくなるから、散歩に連れ出してくれとも頼まれてました

父は私が親の生活に介入する事を嫌がっていたように思います

90歳でお米を自転車🚲で買いに行くのは危ないから私が送る
これも説得に3ヶ月以上かかったように思います

私が実家に行く時は、手軽に食べれる保存食やお菓子を買っていきます
お昼ご飯は、お弁当を買っていきます
それは受け取るんです

でも母が買ってきて欲しい物
例えば牛乳など
それは何故だか頑固拒否
自分で好きな物を買うから
買ってきても受け取らないと

私がお金を出しているのに

その時は、このままでは栄養失調になると怒ってた私ですが

父が亡くなった今
子供の私にお金を払わせるのも嫌だし

(お米や保存食、日用品は受け取ってました)

普段の買い物は、自分で納得した物を自分でお金を払って買いたかっんだろうと思うんです

そのうえすごいケチというか節約が趣味
ここは譲れなかったんだろうな

今回、私達夫婦が包括センターと繋がれた事

家のいろんな所に介護保険で手すりをつける事が出来た事

これが出来ただけでも一歩前進です

父が亡くなった後に、これを全て1からやらなければならなかったら
大変な事になっていたように思います

あんなに包括センターの方が家に来る事を拒んでいた父ですが

手すりをすごく安く付けられて
それがとても便利だったらしく

私、父にお礼を言われました

その後、父は自発的に外の玄関に手すりを付ける事になります

親は老いる
少しでも親に違和感を感じたら
すぐに包括センターとつながる事は重要だと感じました

次は歩くのが難しく引きこもりの母をなんとかしないとと思い
私、動き出します
デイサービスに入れたい‼️

これも大変だった

その話しは、次回

読んでいただきありがとうございました😊

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