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ガガショー24

24話。泥棒する話。ではなく制服で遊ぶだけの話。瞳がメインなのでいつも以上にアラサー要素が多い。新都社って昔は10代〜20代前半が多かったと思うんだけど、今はどんな層が見てるんだろう。こういう話は自分がおっさんという認識のもとかなり自虐的に書いてるんだけど、リアル10代にはどういう風に見えているのかはちょっと気になる。普通の女子高生を描いてるつもりでも描いてる方の年代と性別が違うので、「この女子高生みたいなのは何をやってるんだ…?」って思われてたらかなしい。


○顔

・高校生っぽくなった瞳。JK感を重視してロリ系?カワイイ系になってしまったんだけど、描いてる側としては瞳は本来年相応のクール系の美人という認識。最近は汚い坂井泉水をイメージしてる。ラフな格好でも映えるというか。

顔面マトリクス図

・顔面の系統をファッションでよく使われるマトリクス図に落とし込んでみた。これはあくまで分類で、単純に顔面偏差値(今日びこの言い方怒られない?)で見ればオサムと瞳が群を抜いて高い設定。みんな可愛いけどね…ウフフ。

・こういうのを作ってると親バカに見られるかもしれないけど、実際はその逆で、こうでもしないとしっかり考えないんす。

乳マトリクス

・ついでなので何とは言わんがサイズ表も作った。でっかいかそうじゃないかが極端すぎる。普段何も考えてない証拠だ…。


〇28歳

・描いといてなんだけど、年齢をバカにするようなギャグは今日びもう古いよな~とは思う。似たようなシチュエーションの「高校生家族」でも意外と直球で年齢イジリみたいなのは控えているように感じる。最近気づいたんだけど、瞳と家谷一家は似てる。高校生家族を意識しだしたのは漫画を描きだしてからなので、たまたまだとは思うんだけど…。ごめんちゃい。

・一応年齢ネタについては瞳自身がある程度開き直っていて、ラー同との信頼関係の上でのやり取りというつもりで描いてはいる。年上でも冗談にしやすい人とかっているじゃないですか…。



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・アカリのヘアピンはdocomoのiモード。

〇小ネタ

・扉絵ははいだしょうこという歌のお姉さんが描いたスプー。久々に見返したら記憶の十倍くらい邪悪な顔してた。しかしほんとに高校生くらいの子に説明しようと思ったらまず「ぐ〜チョコランタン」の話とかからしなきゃいけないんだよな。YouTubeでスプー絵描き歌で調べてください。

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・3P1コマ目の瞳のポーズ。ハートを作りたいのに意図が伝わってなくてかなしい。

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・作画ミス。すずはジャージのはずなのに手癖で制服を増やしてしまった。増殖バグ。他にも生徒会の腕章を全員分忘れたり写植を間違えてたりと、今回はなんというかヤバかった。(全部修正済み)ここのトルネードがお気に入り。

・「恋空」・・・2000年代後期頃にはケータイ小説という文化があった。今でいうなろうのような投稿型サイトがあって、お世辞にも小説とは言い難い文章力でやたらドラッグとかレイプとかが出てくるお話をみんな書いていた気がする。スイーツ(笑)と言って、そういった作品で感動している層をあざ笑う言葉があったがすっかりまとめて死語になってしまった。

・「前略プロフ」・・・名前の通りプロフィールを掲載するサイトがあった気がする。日陰者なので当然やったことない。

・「モバゲータウン」・・・モバゲーの旧称。最初はリズム重視で「恋空!モバゲー!前略プロフ!」と書いてたんだけどモバゲー自体は今もあるので取り下げ。こういうミスも今回いっぱいあった。余談だけど当時迷惑メールでよく使われていた「モロゲータウン」というしょうもない名前が大好きだった。くっだんないけどつい引き込まれる迷惑メールがいっぱい来てたなぁ。それが今では迷惑メールすら俺のところには届かない……。

・「KAGEROU」・・・俳優の水嶋ヒロが匿名でポプラ社小説大賞(賞金2000万)を取ったとされる作品。当時友達と回し読みしたが、簡単な文体かつ現実的かと思いきや変にフワフワした世界観でデルトラクエストよりも読みやすかった(婉曲表現)。「蝿叩きに重宝」や「尻を拭くには硬い」などアマゾンでの大喜利レビュー合戦が活発だった記憶がある。まぁあれだけの鳴り物入りで出されりゃそりゃね…

・瞳が使っているケータイはワンセグケータイ。そういえば「スマホ」のことを「ケータイ」と呼んだら子供から小馬鹿にされたという話を聞いたことがある。もしこの話が本当なら端末を「スマホ」と呼ぶ癖をつけておかないと、かつてゲーム機を「ファミコン」としか区別していなかった世代と同じに扱いをされてしまう…。

・常日頃懐古に浸る一方で、ある程度は価値観をアップデートする必要があるとは思っていて、最近ではおじさん構文について思うことがあった。構文使い達にとっては普通の文章が、下の世代にとっては異質な文章に受け取られているという図式は必ず自分たちにも適用されるはずと考える。このノートに打ち込んでいるような文章の言い回しや句読点の使い方が、下の世代にとって古い言語センスと受け取られないと誰が言えよう。「りょ!」「おけまる水産!」みたいなバカっぽい言葉やTwitterで見るような構文が主流になれば私たちの使っている言葉はもうおじさん構文になる。気付かないうちに構文使いになるぞ。いやもうなってるのかも…。

・そんなことをいいながらも、今でもEテレのことを教育テレビとか言うし、5ちゃんねるを2ちゃんねると呼ぶ。ドラえもんの真似をしろと言われたら当然のぶ代を思い浮かべながらグフフとほくそ笑む。そういやドラえもんって私の人生の中では既に水田わさび版の方が長いはずなんだけど、いまだにのぶ代が方が頭にこびりついて離れない。結局人格を形成する時期に見たものが全てなんだね…。


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