牡丹の晴れ着
初めまして~ふてもです。
初記事なので、何を書こうかと悩みましたが、やはり今は生活の中心となっている、猫のこーちゃんのことを書こうと思います。
こーちゃんは、今年の8月に18歳になりました。
人間でいうところの「米寿」だそうで、夏には「愛でタイカレー」なるものも作って、お世話になっているみなさんにお配りしました。
2012年の年末に急性腎不全になり、なんとか一命をとりとめ、自宅での皮下点滴生活が始まりましたが、背中の穿刺痕を痒がるようになり、一日に何百回となく後ろ足で掻くために、皮膚が裂け…
背中を保護するために手作りしたのが、こーちゃんの洋服の始まりです。
点滴の穿刺は、先生から教わった通りに上下左右に穿刺していましたが、いつのまにか穿刺ヶ所が重なってしまっていたのでしょう。
初めは皮膚が裂けていることに気付かず、ただ単に穿刺痕を痒がっているのだと思いましたが、裂けていると分かった時から、背中を12分割して針を刺すようにしたら自然と治りました。
相手が人間でなくとも、暗くなりがちな介護生活。
いや、人間でないからこそ、その健気さに日々一喜一憂してしまい、それで気持ちが疲れてしまったりします。
介護生活をがんばるために、こーちゃんの季節ごとの洋服作りが大きな楽しみとなって、ふても自身を支えてきてくれたのかもしれません。
最近は「認知症」で大声で叫びながら徘徊して、猫なのに眠らなくなってしまったので、眠剤を服んで疲れすぎないように休んでもらっています。
あとどれくらい こーちゃんと過ごせるか分かりませんが、一生懸命がんばって生きている こーちゃんとの時間は「宝もののような時間」で、その可愛さは子猫の時以上のものがあります。
年が明ければ、慢性腎不全12年目に突入する こーちゃん。
これまで何十着の洋服を作ってきたか分かりませんが、頑張っている こーちゃんのために、久しぶりに晴れ着を作ってみました。
牡丹や花菖蒲、腰には2段レースをあしらい、襟はゆるいフリルのスタンドカラー、帯代わりに大きなリボンを背負いました。
こーちゃんは、晴れ着を着て、どこへ行くわけでもありませんが、早く来いこいお正月~♪
わが家には、こーちゃんのほかに、かぁりーちゃんという福島県大熊町で保護された白猫さん(12歳)もいます。
お耳の先がくるんと外側にカールしているので「カーリー」と名付けられ、保護シェルターで3年9ヶ月を暮らした後に、縁あってわが家にやってきました。
お家の子になったとはいえ、呼ばれ馴染んだ名前を変えるのは可哀相なので「カーリー」から「かぁりー」に改名しました。
そんな高齢猫たちとの日々の暮らしは、どうしても病気の話が多くなってしまいがちですが、暗い話にならないように、また猫たちの調子がよければ「街歩き」にも出掛けます。
決してグルメではないけれど、「美味しいもの」の話題なども、ぼちぼちアップしていくつもりです。
猫たちの介護のために本業は休業中ですが、代わりにハンドメイドサイトで布製品を制作して、動物に関係のある販売品の収益は「被災保護犬猫団体」に寄付しています。
こちらでも、時々「有料記事」も書いていくつもりですが、記事の収益は同じく「被災保護犬猫団体」に寄付する予定でおりますので、ご理解いただければ幸いです。
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