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世界一奪還を目指す!熱気球日本代表チーム【カリガネジャパン】が発足致しました!

はじめまして!
熱気球日本代表チーム【カリガネジャパン】です。

私たちは2022年9月スロベニアで開催される、第24回熱気球世界選手権に​出場し、世界一奪還を目指す日本代表チームです。

「熱気球の世界選手権?」「日本代表?」…まだまだマイナーですが、熱気球もスカイスポーツとして国内外で大会が開催されているのです!
「熱気球」そして「カリガネジャパン」について少しでも多くの方に知って頂きたいと思っておりますので、少しお付き合いください!

熱気球世界選手権とは?

空をふわふわ飛んでいる優雅な乗り物。
熱気球にそんなイメージを持っている人は多いのではないでしょうか?
もちろんそれも熱気球の魅力のひとつですが、スカイスポーツとして競技会も開催されています。

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熱気球の操縦は、風船部分の中の空気を温めたり冷ましたりすることで上下方向にコントロールする乗り物です。それ以外の左右の移動は、風まかせ

風は高度によって層に分かれており、それぞれ方向や速さが異なることが多いです。この高さによって違う風を「事前に気象を予報」したり、「風船や機器を用いてその場で吹いている風を計測」し、最終的には「パイロットが実際に飛んでみて把握」します。

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こうして、高さによって異なる風の層を把握し、どれだけ正確に熱気球を操縦できるかを大空で競っているのが、熱気球競技です。

今回カリガネジャパンが出場する熱気球世界選手権や国内大会では、目的地となるゴールが設定され、その地点にどれだけ正確に近づくことができるかを競います。

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熱気球競技には「風を把握する力」、「正確に気球を操作する力」が必要ですが、加えて重要となるのが「地上クルーとの連携・チームワーク」です。

クルーは、パイロットが目指すゴールに先回りし、ゴール付近の風の情報を発信します。その情報をもとにパイロットはどんな風をどれだけ使ってゴールに向かうのかを計算するのです。

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変化する風にチーム一丸となって臨機応変に対応する「自然との戦い」なのです。

そんな熱気球競技会の最高峰が、今回参加する「熱気球世界選手権」です。世界選手権は2年に1回開催されており、今大会は2022年9月にスロベニアにて開催されます!
https://www.hotairballoons2022.com/en/home/

転機となった前回の世界選手権

前回の世界選手権は2018年にオーストリアで開催されました。
この大会には7名の日本代表選手が出場していましたが、結果は「16位・39位・68位・73位・83位・85位・87位(105機中)」と大きな敗北を味わいました。

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世界の強国は、競技内容の変化に伴い、それまで一般的だった1機1機が個で戦う戦い方ではなく、複数機で気象情報や戦略設計などを共有し国単位で「ナショナルチーム」として組織力を高めて飛ぶ戦い方に、世界はシフトしていたのです。

そしてその差ははっきりと、順位として現れていました。
日本は国別ランキング17位、Top30に7機中1機。
それに対し、「ナショナルチーム」として複数機で連携していた国々は
ロシア:国別1位、Top30に4機中2機。
オーストラリア:国別3位、Top30に4機中4機。
スイス:国別4位、Top30に7機中4機。
アメリカ:国別7位、Top30に9機中6機

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この2018年の世界選手権に日本代表として出場していた選手たちは、「このままでは勝つことができない」と危機感、そして2度とあのような悔しい思いをしたくないという想いで、帰国後、「勝つためにどうするか」を考え始めます。

カリガネジャパンに込めた想い

2019年から「勝つために必要なこと」を考えるミーティングが毎週開催されるようになり、世界での勝利をより確実に追い求めるため、代表選手団が一致団結し共に闘う体制を作るため、日本代表チームとして「カリガネジャパン」を立ち上げました!

V字に編隊を組むことで、一丸となって協力し合い世界中を渡り飛ぶ雁(かり・がん・かりがね)の群れにパイロット・クルーとして個々の能力を持つ代表チームをたとえ、世界相手にそれぞれの能力を補い合い「勝利」という一つの方向を共に目指していくという想いを込めています。

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代表選手団を組織化し、経験やナレッジを蓄積して受け継いでいくことが、日本での競技熱気球のこれからをより良く、より面白くしていくことにもつながっていくと私たちは信じています。

さいごに

2022年9月の大会に向けて、航空券の手配・レンタカーの手配など遠征の段取りを進めております。
今後はブログやSNS・HP等でカリガネジャパンの活動の情報を発信して参りますので、よろしければフォローをお願い致します!

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