DISASTER and BUILD
※震災について触れてます。写真も出します。気分を害する可能性があります。ご注意下さい。
安宅さんがシン・ゴジラを引用して、日本はスクラップアンドビルドで成長してきたと語っていました。
この話を聞いて思い出した事があります。それは、自分は最低なヤツだと考え込んで落ち込んだことです。
自分が小学生だった頃の話です。
日本の開発がうまくいかないというニュースを見ていだ時に『大地震や津波でも起きて、色んなものが一気に崩壊してしまえば、作り変えざるを得なくなるのに』と思ったことです。
阪神淡路大震災が起こった数年後のことなので、どれだけ悲しい思いをした人がいたのか知っていたのに。
そして、東日本大震災でそれが本当に起きてしまいました。誰がどんな思いをしたのか目の当たりにして、自分がどんな酷いことを考えたのか直面する事になりました。そしてまた落ち込みました。
しかし、その反面こう考える自分もいたのです。どうして誰もこの機会を有効活用しないのか、と。
予算とアイデアさえあれば、超未来都市のようなものを作れるかもしれないのに、と。
自分の野心とサイコパス性に愕然とするとともに、ある種の諦めを受け入れる事が出来る様になりました。
自分はそういう考えをする人間なんだ、と。
優しい人間でありたいと思う反面、すごくドライで、どうしたら問題を解決できるかという感覚を持っているんだ、と。
これは仕方がない事なんだ、と。
この考えもうは、ただでは起きないしたたかさや、生きる力であると、肯定することにしようと思ったのです。
『カウンセラーはこうあるべき』という思いが強く、自分のサイコパスさをなかなか受け入れられなかったのですが、それさえも活かしてしまおう考える事で、もう一つ広い視座で物事に当たる事ができるようになりました。
自分が自分のカウンセリングを受けたいと思えるようになりたいので、サイコパス性は前面には出しませんが。
未だに、東日本大震災については復元ではなく復興してほしいと思っています。より良い環境を低予算で実現する事ができたら、と思っています。誰もが移住したくなるような場所を作れたら良いのにと思っています。
コロナの影響で都市型社会には感染拡大の危険がある事が明らかになりたした。
ヒトも自然も働き方も産業も、持続可能性を主眼とした生活を主眼とした次世代の都市構想を。そんなイメージをみんなで持ち寄って作って行けたらという理想が頭の中にあります。
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