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緊張が解けるとアイスが溶ける

先日、長女が
幼稚園でお店屋さんごっこをすると
事前準備で売るものを工作し
売る人と買う人に分かれて行うというのを
教えてくれました。

お店屋さんごっこをする日を
先生があと何回寝たらと教えてくれたようで
楽しみにしているのが伝わってきたのと
近づくにつれ今回は
『お店屋さんでいらっしゃいませ!って
 言えるか緊張するんだ!』
と、何度か準備の段階で聞きました。
落ち込むわけでもなく、悲しそうでもなく
ただ思ったことかぽつりと出たかんじでした。

今までの幼稚園でお遊戯会や運動会で
練習から気持ちがいっぱいになり
荒れていることはありましたが
本人はそれは無意識のことで
“緊張する”という言葉を聞いたのは
初めてでした。

そこで私がしたこと
お店屋さんごっこの日の朝
普段は出さない
子どもたちが大好きなアイスを
トッピングまでして

『アイスと一緒に緊張もとけぇ〜る☆』
と言っておまじないのように出すと
ニコニコして
「食べたら緊張溶けちゃうの!?」
と、言いながら食べて
元気に幼稚園に行きました。

帰宅後、すぐ自分の買ったもの
売ったものの話をしてくれました。

そしてこの解けると溶けるに
ふと私の母は運動会や受験のときに
“とんカツ”と“勝つ”かけて出してくれたなぁと
思い出しました。
きっと母もたくさんの気持ちをのせて
出してくれてたんだなと思いました。

ただのアイス
ただの語呂合わせ

それでも
長女の力になればいいなという
おまじない。

これからも
私は子どもたちが緊張するって言ったら
アイスを出すんだろうなぁ。
と、思った記録でした。