【断髪小説】俺の彼女③


床屋「こんにちは。いらっしゃいませ。どうぞ」

椅子に座る彼女…

床屋「はじめまして。よろしくお願いいたします。もう彼氏さんから髪型お聞きしていますので、遠慮なく切らせていただきますね」

彼女「はい….あの、いったいどんな感じに」
俺「言わなくていいですよ」

床屋「じゃあ、はじめさせていただきますね。ケープつけますね」

今までの美容院とは違い、少しダサい柄のついたケープに水色のネックシャッターをきつめにつけられる。

豪快に霧吹きで髪の毛を濡らして、櫛でといていく…

床屋「〇〇(彼氏の名前)さん、いきなりこれでやっちゃっていいですか?」

俺「いいですね。お願いします。耳当たりまでいっちゃってください」

床屋「承知しました」

ヴィーーーン

彼女「やだ、辞めて」

床屋「下向いてください。もっと下向けます??」

怖くて体が動かない……

床屋「頭抑えますね」

ブロッキングもせずに、襟足からバリカンを走らせていく……

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