【断髪小説】僕と彼女の日常③


お疲れ様!
○○終わった?

ちょっと遅れそうやから
〇○ちゃん
先にいっといてくれへん?

わかった!


床屋「あーいらっしゃいませ。こんばんは」

彼女「こんばんは!彼ちょっと遅れるみたいで…」

床屋「全然大丈夫ですよ。どうぞそこにおかけになってくださいね」

彼女「ありがとうございます」

キョロキョロ…

床屋「床屋とか初めてですか?」

彼女「はい!初めてです」

床屋「最近、女の方も来てくれたりはしますよ」

彼女「え、顔そりとかですか?」

床屋「顔そりとか、刈り上げの方とかですね」

彼女「あーそうなんですね」

床屋「顔そりとか刈り上げとかしたことあります?」

彼女「いえ、やったことないです」

床屋「よかったらやってみます」

彼女「えっ…」

床屋「あはは!笑 いきなりは勇気でないですよね。」


彼女「はい!すみません」

床屋「いえいえ!笑 刈り上げとかも見えないように中だけする人とかもいたり、おもいきり見せる人とかもいて」

彼女「中だけ刈り上げたらどうなるんですか?」

床屋「おさまりとかよくなりますよ」

彼女「へえー!私ボブなんですけど後ろめちゃくちゃはねて…」

床屋「ちょっといいですか」

髪の毛を触る床屋…

床屋「たしかに!生えぐせ的にも上向きに襟足生えてるんで…ここから下を刈り上げちゃうとだいぶマシになると思いますよ」

彼女「えーなんかやってみたくなってきました!見えないんだったら…」

床屋「やります?」

彼女「えーどうしよう…なんか恥ずかしくて」

床屋「全然大丈夫ですよ!ただ無理はしないでください」

彼女「えー…どうしよう…」

彼女「お願いしてもいいですか?」

床屋「あーもちろんです!じゃあこちらどうぞ」

彼女「あ、お願いします」

床屋「初床屋!初刈り上げですね!笑」

床屋「じゃあ、やっていきますね」

ケープをつける!
美容室とは違い、派手なストライプで
袖を通すところがない…

市松模様のネックシャッターをつけ、
て手際よくダッカールをつけていく!

床屋「じゃあ、ここから下をバリカンで刈り上げますね!」

彼女「はい…」

床屋「緊張してますね!笑」

彼女「はい。お願いします」

床屋「じゃあ、下向いてください」

彼女「はい…」

ヴィーーーーン

床屋は彼女の頭を抑え、襟足の真ん中にバリカンをいれた…

ジョリジョリジョリジョリ…

彼「すみません!遅れました」

彼「え、○○」

彼女「あ、○○…恥ずかしいから見ないで」

続く…

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