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2023.Nov GRフェスを終えて

GRフェスに参加された方々、お疲れ様でした。
紙ラッシュの調整に追われたのもあり、久々の投稿となります。


【はじめに】

GRに参加した感想及び、経緯などを中心とした備忘録のような物だと思っていただけると幸いです。
なお、本記事には単語の省略や専門用語が含まれます。

【結果】

まずは結果から

無事、100位以内に入ることができ、銀アイコンを獲得することが出来ました。

ダサカッコいい…いや、ギリダサいか…?


【GRとは】


未参加者向けに簡単に説明すると、3日間ポイントバトルをやり続けます。
ただ、ポイントバトルと異なるのが、ランダムマッチングではなく、同レート帯でのマッチングという点。
つまり、勝てば勝つほどつえぇ奴らとしか当たらなくなります。

人間同士の戦いなので行き着く先は勝率50%になるわけですが、自分が全体アクティブの上位⚪︎⚪︎%に属するのかをしっかりと提示してくれる素晴らしい方式だと思っています。

負けた時は正直二度とやるかボケって思うんですけど、2~3ヶ月後には何故かまた走ってるんです。頭おかしいですよね。

余談ですが、スピード版GR(以下、KC)でそれを繰り返して、自主的に辞めることが出来なかったため、物理的に復帰できないよう、KONAMI IDごと削除した経験もあります。

これで流石に引退できるやろなぁ……

途中から義務感でやっていたこのゲームからようやく解放されたし、溜まっていたゲームでも消化していくか〜。

そう思っていた時期がありました。

それから2~3ヶ月後。
Twitterを開く度に、TLからKCの話題を中心とした情報が流れてきます。

あのカードが強い、あのスキルおかしいだろ、KC代走すな、などなど…

「へ〜あのカードが遂に実装されたのか。」
「これ昔使ってたやつじゃん、懐かしいな〜。」

気づけば冷め切ったはずのゲームに再びのめり込み、YouTube閲覧や有識者のnoteを買い漁り、
勤勉にモブ狩りに励んでいる中年男性がそこにいました。

もちろんそのKCでは惨敗、流石に心折れて今度こそ辞める決意が固まったのですが、それくらいこのゲームにはのめり込める何かがあると思います。もしくは、ただのソシャゲ中毒と呼ぶのかもしれません。

逆に生半可な調整で勝ててしまうと、競技イベントとして成立してるとは言い難いので、そこは納得できるシステムだと思っていただけると嬉しいです。


【GRフェスに参加した経緯】

その後は知り合いに誘われて紙版ラッシュをやってみることになったんですが、これがまぁ面白くて。
そこからはリンクス離れした寂しさを紙ラッシュで埋めるクソメンヘラ生活が始まります。
2021年11月から約2年ほど遊び続け、今も変わらず嗜んでいます。
2年も関わっていると愛着が湧いてくるものがあり、
リンクスにラッシュが実装、しかもラッシュ版KCも開催と聞いたらやるしかない一択です。




しかし、懸念点が一つ。 



なんと期間が紙版の公式イベントとモロ被りしているんです。


バカ、アホ、ウンチ

えぇ…

諸々思うことはありますが、決まったものは仕方ないですし、KONAMI様の犬として受け入れるしかありません。
どうやらクロスデュエルにも課金して着いて行った奴隷には、首を縦に振るよう脳にインプットされていたようです。

このエリアNo.1(以下、エリア)というイベント。
どういった内容なのかと言うと、年4回しかない唯一の大型大会なのです。
規模で例えるなら、ポケカでいうシティリーグ。
ワンピでいう店舗1次予選?(違っていたらすみません)

この週末は土曜日の大阪でエントリーし、日曜の当日枠として沖縄でワンチャン参加を狙う方向で固まっていました。
大会と移動で週末の大半が埋まる予定だったので、紙中心にやっている自分としてはエリアを蹴る訳にも行かず、調整時間の大半をそちらに割くしかありませんでした。

GRは時間があれば走る、最悪ダメそうならすぐ撤退スタンスで、まぁ初回だし(ハナホジ)
そんな軽い気持ちで挑むつもりでした。


【GR初日】

エリアで使うデッキがなかなか決まらず、ひたすら紙の一人回しをしながら走ることに。
冒頭のスクショからお察しだとは思いますが、リンクスはランクマをギリ完走した程度で、紙の公認大会で知り合いからレゾナンスがつえぇらしいと聞いた情報くらいしか持ち合わせておりませんでした。
因みに後に彼は世界3位となります。

ふわっとした感覚を持ちながら初日はつえぇらしいレゾナンスで走りました。

記憶が曖昧だけど、恐らくこんな感じ。
ミラーが多発するだろうと予想し、束縛を3枚投入したのは覚えています。

初日はウキウキのスクショが増えがち

序盤ということもあり、着々とDPを盛り上げていきます。
しょっぱなからルークしか当たらないという不安はありながらも、束縛がしっかり機能してくれていたので手応えを感じ始めていました。

ルーク王デュエルリンクス

初日はそこそこの位置で終了。
ランキングがいつものスピード勢で埋め尽くされてるのを見て、同窓会のような気分とレベルの高さに不安を感じ始めます。


【2日目】

午前中から大阪のエリアに出場し、待機時間でポチポチ数戦やりましたが、既に疲労からミスが目立ち始めます。

・スレイヤー+輝岩竜を作り、スキルまで発動しているのに伏せ1を割らずにバトルフェイズに入ったり(グレイモヤでしっかり焼かれた)
・アップセッター+アッパー+トライアド盤面をスキルで何故か1+7+7の盤面を作ったり

自分だけかもしれないですが、GRでもKC疲れ現象が起きるのかと、懐かしさが込み上げてきました。

紙の方は46人中ベスト8という微妙な結果で終了。
あと一回勝てばデカい景品がもらえたらしい。

大会を終え、既に時は15時前後。
次のエリアに向けて大阪20:00発〜沖縄22:30着の便に向かいます。
少し余裕を持って空港に到着し、現地入りするまでひとっ走りするつもりが、アクシデントが発生。

「ここwifi使えなくね…?」

どうやらこのバカは、格安peach便の搭乗中は電子機器が使用できないことを知らなかったようです。

ここでちょっと焦る。
まだ初日の貯金があるしまぁ、まぁ…

ソワソワしながらも23:00頃には現地の宿に到着。
ここからスクショがほとんど残っておらず、恐らく焦っていたことが伺えます。
日中に少し溶かしたため、この日は100~200位くらいを彷徨いていました。
記憶ではこのタイミングからエンシェントとマッチングするようになった気がします。
結局ルークやんけ!!

ランキングのどこを見てもルークルークルーク
上位帯に関しては、レゾナンスorエンシェントorハンクラディールのどれも存在していたかと思われますが、何故かルークはこれら全てのスキルを使用することが出来ます。
風向きが良く、エンシェントとハンクラディールデッキはヘイトを集めることなく密やかにランキングを侵食して行きます。

レゾナンス顔をしたルークが、エンシェントでスレイヤードラギをかち割ってDPを奪い去っていく。
ランキングを確認しても、やはりレゾナンス顔ばかりでしたが、2日目の段階では浸透し切っている様子でもなかったため、この時はあまり気にせず走っておりました。

そこからエンシェントにちょくちょく負けるようになり、DPが2万から動けずの状態で2日目は終了。
この段階で半ば諦めかけており、明日はソーキそばかゴーヤチャンプルどっち食べようかなとかばかり考えてました。


【3日目】

午前中から沖縄エリアの当日枠として参加。
人数が少なかったため、14時頃には終了していました。
参加者13人の中、3位という微妙な結果で終了。
昨日同様、あと一回勝てばデカい景品がもらえたらしい。
2日合わせて手に入れた1000円程の入賞景品×2を握り締め、涙の撤退へ。

その後、沖縄勢の方達とご一緒させていただくことになり、念願のソーキそばを食べることができました。

ソーキは沖縄方言でスペアリブの意味

脱線するのであまり語れませんが、カツオと甘辛肉が絡まって美味しかったです。
店によって味がかなり違うらしい。

楽しいひと時は終わり、解散した頃には17:00前後となりました。
既にGRの事など忘れており、余韻に浸るか土産の事ばかり考えておりました。

DPも変わらず2万のまま、順位だけがジワジワと下がり始めています。
そんな中、リンクス兼紙ラッシュ仲間であるファンキーさんからエンシェントで盛れているとの報告が。

…乗るしかない、このビッグウェーブに。
伸び悩んでたのもあり、秒でデッキを握り変えることに。
こんなこともあろうかと新弾3週しておいてよかった。
何故なら俺はKONAMIの奴隷だから。


最初は恐らくこんな感じ。
ゴーレムの守備600ダウンが、ミラーのクリアアイス、エンシェント以外にバンカードラゴンもエンシェント圏内に入るのが利点に感じました。

因みにエンシェントの後半部分の隠し効果はリンクスで初めて知りました。
実装当時はフェニドラの回収対象かつ、ドラギアスを上から叩けるとか程度の理由で採用されるかどうかくらいの物でした。
結局このゲーム、ドラギアスが強いんです。
紙の方はだいぶインフレが進んでますが、今でも下振れを咎めることが可能な準強カードポジションです。

慣れないエンシェントを右も左も分からないまま、ひたすら回していく。
この間は2~23000をいったりきたりしていただけな気がします。

ここで、何戦か重ねるうちに疑問が。
①序盤にクリアアイスorバーニングをスキル込みで絡めることができれば、分厚く積んだ上級中級の比率を整えることができるのではないか?
②そもそも中級3枚ずつ積むのは固定概念なのでは?

エンシェント、クリアアイス、バーニングで9枠、+αのドラギアスで計10枚の上級達を30枚に収めるのが難しいのではと感じました。
①のように、スキル込みで序盤に中級をデッキから引っこ抜くことで、通常の比率に近づけることができますが、初手5枚に中級以上が3枚くる確率が19.12%と極めて高いです。
約5戦に1回イージールーズが発生するのは到底無視できません。
そして、最初に触れたい中級以上のモンスターがクリアアイスorバーニング>エンシェント
ドラギアスに関してはいつ引いても強いという認識が生まれてきます。

上記の疑問点から少し比率を整えることにしました。

うろ覚え。

下級を増やし、デッキを厚くことでマイルドにする方向性です。
更に、中級を1枚削ることで、動きの再現性を高めていくことを目指しました。

クリアアイスよりバーニングを優先して落とした理由はミラーのエンシェントの的になり得るからです。
クリアアイスでフェニドラを戻しながら墓地をケアしていく動きがあまりにも強く、守備1600ラインがエンシェントの対象外となるため、バーニングより積極的に前に出していきたいです。

下級枠としては獣ギミックを採用。
ウルフが特に偉く、ゴーレム同様エンシェント及びクリアアイスをエンシェント圏内まで引き下げるのはもちろん、下級を上から叩きやすい点も魅力的でした。
単体でバンカーの守備をエンシェント圏内に引き下げるのはゴーレムの利点でもありましたが、
ゴーレムエンシェントでバンカーを刈り取り、勝利する試合数 < 600のライフコストが自身の逆キルターン数を早める試合数ではないかと考えました。
この辺りは試行回数が足りていなかったため、正しい判断だったのかは定かではありませんが、上記が獣ギミックに乗り換える理由として後押しされました。

その結果、枠の都合で役割がやや被るゴーレムとクリボットを落としていました。
今思うと、かなひめとラムーンの枚数は逆で良かったかもしれないですね。

ただ、細かい確率計算する時間も余裕もなかったのでもっといい比率配分があると思います。

その後、ミラーと当たる回数も増えていき、

inハンクラ2 outバリア2

最終的にはこうなりました。

罠への信頼感が薄れていき、通りにくい罠を採用するよりも、自分の動きを通すための札としてハンクラを採用。
平均点の低いカードを打ち続けるよりも、グレイモヤ(以下、モヤ)と2:1ないしは1:1交換し得る可能性のあるハンクラの方が貢献度が高いのではと考えたからです。
アッシーやパクチュで浮いた札を消化したり、余裕あるターンは即撃ちせずに殴り方でモヤがあるかを判断して、新たにセットされたカードを割るよう心掛けました。

27000ほどまで盛り返したところで、お待ちかねのpeach便の時間です。
娯楽を制限され、席に常備されていたよく分からないジャガイモ生産者のありがたいインタビュー記事を読みながら小睡眠。


大阪に到着し、帰宅した段階では0時すぎ。
この間も目を擦りながら、エンシェントと向き合い続けました。

ここから疲労感と睡眠欲も相まって、ミスの連発が立て続けに起こります。
セットアッパー使用後に4輝岩竜で殴ろうとすな。
気づけばDPが2万ジャストまで逆噴射。
環境理解度的にここが限界だと悟り始めます。
早く楽になりたい、そんな気持ちでいっぱいでした。

【最終日】

起きた段階でDPが2万ジャスト。
100位である銀ボーダーが、35000(うろ覚え)
理解度の低いまま、慣性でデュエルボタンを押し続ける。

そういえば、シ・マリクさんがプレッシャー強い言ってたような。試してみるか。

残り時間も数時間と少なく、このままエンシェントを擦り続けても到底追いつかないと判断し、思い切って初日使用していたレゾナンスを握り直すことに。

罠の信頼度が薄れているのはレゾナンスであろうと対ミラー、対エンシェントで感じていたので、罠を抜いてプレッシャーを採用しました。

最終的なレゾナンスがこちら。

プレッシャーが予想以上に強く、上級を無視して下級を上から殴る→次ターンプレッシャーでリーサル取り切るプランも生まれます。
相手の上級+束縛orバリア盤面の前盤面を更地にして、リーサル逃すためだけに束縛orバリア撃ちを強要できるのも有効でした。

基本セットから発動しますが、セットアッパーorアップセッター蘇生→ハンド残り2枚から最上級+下級の盤面を作れるだけでも十分強いです。
また、最上級を握っていなくても、トライアド蘇生で横に並べた2体の下級をレゾナンスパンプ出来る点も非常に強力でした。

試行時間が足りなかったため、日和ってしまいましたが、2枚目の採用も十分に検討できるほど強力なカードでした。

この方向性がかなり噛み合っていたらしく、僅かな時間でみるみるDPが増えていきます。

短時間で2→3万帯に。



その後も着々と増えていき、


イベントは14:00まで

鬼の爆盛りで遂に銀ボーダーまで到達。

が、これもKCあるあるなのですが、イベント終了間際にボーダーラインが上がりやすかったりもします。
10位以内と100位以内で報酬が変わるため、10位付近と100位付近は激戦区となり、密集しがちになります。
そのため、緩やかにあがり続けていた100位ボーダーが、次のラスト13:30の段階でなんと1000DPも上昇します。

時間的にもラスト1戦だったのですが、風水を味方につけ、先行獲得。
思わず雄叫びを上げ、ガッツポーズ。俺はモンキー猿山。
お相手バック1下級3伏せエンド。
先2スレイヤードラギ着地。スレイヤーでモヤを弾く。ここで勝ちを確信。
最後はそのまま相手が巻き返せずサレンダーでgg。

ここまで本当に長かった…


【終わりに】

これは毎回言えることですが、ボーダー乗せる時の1戦を勝ち取った時の脳汁は日常で味わえないほど分泌されている気がします。
反面、負けた時の悔しさも大きいですが…
今回は日程の関係もあり、紙ラッシュ勢で走られた方が少なく、スピードのKCガチ勢が大半を占めていたように感じます。

比較的運要素が強いと言われているラッシュデュエルですが、ゲームの面白さと、ある程度の競技性を担保するにはこの方式が適していると思いました。
数百戦と繰り返し、確率は収束していくため、納得いくまで戦えるのがこのシステムの良い点です。

リンクスから入った人へ、紙の方は青眼や真紅眼をはじめとした人気テーマがオリジナル引っ提げて実装されたので割と始め時です。
紙齧ってる人へ、これを読んで少しでもGRに興味を持たれた方は次回一緒に走りましょう。

ご一読ありがとうございました。

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