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静かにほほ笑む「わらべ地蔵」~(大原、三千院)


大原、三千院

三千院とは京都・大原に位置する天台宗の寺院です。明治維新の後、京都市街地から大原に移り、「三千院」と名付けられました。その由来は、「一念三千(いちねんさんぜん)」という天台宗の教えから。心のわずかな働き(一念)の中にも、この世のあらゆる要素(三千)が備わっている、という意味です。それ以前も、円融房(えんゆうぼう)、梨本坊(なしもとぼう)、梨本門跡(なしもともんぜき)、梶井宮(かじいみや)と移転の度に名前を変えて現在に至ります。移転を繰り返しながら、1200年もの時を刻み続けている歴史的な寺院です。

「わらべ地蔵」

往生極楽院南側、苔むした庭園が幻想的な空気を醸し出す有清園の中に、ひっそりと佇むお地蔵さまたちがいます。このお地蔵さまたちは「わらべ地蔵」と呼ばれ、石彫刻家の杉村孝氏の手によるものです。
庭と一体となって苔むす、優しい微笑みを浮かべるお地蔵さまたちをずっと見ていると、心穏やかな安らぎの時間を得ることができます。


「わらべ地蔵」

電車・バスでのアクセス
・地下鉄烏丸線「京都駅」~地下鉄烏丸線「国際会館駅」(約20分)→京都バス19系統「大原バス停」下車(約22分)→徒歩10分
・JR「京都駅」→京都バス17系統「大原バス停」下車(約60分)→徒歩10分

営業日•時間•休業日 
無休拝観時間:3月~11月 8:30~17:30 12月~2月 9:00~17:00

料金
一般料金 700円
中高生400円
小学生150円•乳幼児無料
障害者割引 300円(手帳持参御本人のみ)
団体割引 600円 ※30名以上


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