手稲手稲手稲『海のはじまり』

テーマは良いし先も気になるのだけど。このテーマならもっと面白くもっと軽くもうほんのちょっと下品に観ながらたまに心を激しく動かされたりとか、したい。そういう料理の仕方もあると思うのだよなあ。

丁寧、丁寧、丁寧の連続は本当に面白いのか?とどうしても疑問に感じてしまうのだけどまあ心地の悪さは常にないからそれでいいのか。それでいいのか?ワンシークエンスがどれも本当に長くて時々なんとなく目を逸らしてしまう……。大竹しのぶと目黒蓮のやりとりで緊張感マックスでガッと本気で長回しするのは良いけど、電話シーンで風景含めて全くカット割り無しで目黒蓮の表情だけ延々見続けるの
は結構退屈に感じてしまった。演出の振り切りがちょっとベストとは思えず。

でもここから有村架純がどう絡んでいくか、いきなり父親になろうとする恋人とどう向き合っていくのかは楽しみだなあ。目黒蓮の心情よりもそちらのほうがやるせない苦しみがありそうで気になる。

生方美久の描く恋愛って本当に性についてのあらゆることがクレンジングされているのがどうしても「逃げ」に思えるというかそもそもそれは何歳のプラトニック・ラブ?と疑問が強くてグッと来なかったのですが、子供まで生まれていて今回もその作風でいくのかなあ。かなり恋愛やパートナーシップに重きを置いてるように感じるけど、一方でアセクシュアル的なつくりというか。でもそこが見てる人には見やすくていいのか?純愛ってこと?でも今回のドラマで伝えたいことは避妊しても妊娠する、らしい。うむ。

dev.55


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