![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/11818463/rectangle_large_type_2_0c2e09405d285a9f9abdf1216e9b06b2.jpg?width=800)
「堀江貴文VS鮨職人」から学ぶ『修行の本質』
━━━━━━━━━━━━━━━
◯◯から学ぶ●●
━━━━━━━━━━━━━━━
『◯◯から学ぶ●●』と題して、毎週水曜日に更新しています。
僕が好きな本やマンガ・映画などから学んだことを綴っていくような感じです!
今回取り上げるのは、
書籍【堀江貴文VS鮨職人 鮨屋に修行は必要か?】です!
堀江さんの「鮨職人になるために何年も修行するのはバカ」という発言から、約3年後に発売となったこの1冊。(2018年12月20日発行)
7人の鮨職人さんへ堀江さんご自身が取材し、鮨屋の現状や未来の可能性が書かれている書籍です。
さっそく深堀りしていきましょー
■変わらないために変わり続ける
━━━━━━━━━━━━━━━
まず印象に残ったのは、⇓コチラの言葉。(本より抜粋)
同じようにやっていても、同じ味ってできなくなってくるんです。
シャリでもなんでもそう。
微調整を繰り返して、始めてお客さんが”毎回おいしい”って感じてくれるんです。
「これでいいや」ということになってずーっと同じでやっていたら、味は必ず劣化します。
(渋谷『くろ崎』の黒崎一希さん)
・・・この言葉は、「まったく進化のないお店は、なんで進化するのをやめちゃうんだろう?」という堀江さんの疑問に対する返答。
ここで僕が感じたのは、現状維持などで変わらないことを自分が選択していると、周りが変わっていくことに気がつけない、ということ。
そしてお客さんが”毎回おいしい”というある種の安心感を提供するためには、自分が飽きずに少しずつ変わり続ける必要がある、ということ。
・・・これを僕らの日常に例えて、”何度も会いたくなってしまう人”のことを想像してみる。
会いたくなる人って、毎回色んな行動や変化を起こして変わり続けている人が多い。
いざ会って刺激を貰った時には、「やっぱりあなたと会うと、相変わらず楽しいなぁ!」という気持ちが湧くよね♪
お互いに変わらないことで得られる安心感よりも、変わることで刺激を与え合えた時の安心感が、僕は好きかなと!
■厳しさを乗り越えた自分がスゴイ
━━━━━━━━━━━━━━━
次に印象に残ったのは、⇓こちらの言葉。(本より抜粋)
修行時代の辛さ、悔しさに耐えられた自分が、今を支えてくれていますね。
当時の先輩から感じた矛盾に耐えたことが、今、役に立っています。
(銀座『鮨あらい』の新井祐一さん)
・・・鮨屋の修行で辞めていく人は多いけれど、その中で残るのは自分の目的がはっきりしている人だという、新井さんのお話。
ここで僕が感じたことは、辛さや悔しさを与えた先輩や周りの環境がスゴイんじゃなくて、目的に向かって頑張った”自分”がスゴイんだよなー!ということですね。
ブランド力のある鮨屋ほど自分で目的を持った人が修行にやってくるから、その人に高い壁を用意することは、ある意味優しいことでもあると思うんす。
だけれども、そもそも目的が定まっていなかったり、鮨屋をやりたいから!ではなく、とりあえず働きたいから!という人も多いわけですよね。
その人へ目的を探す手助けをしてから厳しさを与えるのは分かるけれど、いきなり「10年は修行しろ!」と言っても伝わらないよなぁと。
・・・これを、日常の教育に当てはめてみるとさ。
「厳しさがあなたのためになる」というような教育は、半分正解で半分間違いなわけで。
上へ上へ!と登ろうとしている人へ厳しさの壁を用意するのは、めちゃ優しいですよね。必要としているわけなので。
だけど、そもそも向上心すらない人へ厳しさを用意しても響かない。それを必要としていないのでね。
かといって、ただただ「そのままでいいよ〜」と言い続けるのも優しくなくてさ。
まずはコレをやってみたら〜?とか、コレが向いてるかもよー!とか、相手に関心を持つことが優しさだと思うんよね。
・・・結局、優しさも厳しさも与えることに満足したらダメでさ。
相手が受け取る準備ができている時に、必要なものを差し出すことが大切だ。
こんなことを思いましたー!
■【さいごに】奥を体感するということ
━━━━━━━━━━━━━━━
「鮨職人になるために何年も修行するのはバカ」という言葉だけを聴くと、反感を覚える人もいるかと思います。
でもむしろこの言葉は鮨屋の将来を想っていて、日本の鮨が大きな可能性を秘めているからこそのフレーズだというのが印象的でした。
修行なんてしなくても分かることだってたくさんあるし、修行をしないと見えてこない奥深さもある。
そこを「10年修行しろ!」というような雑な線引きで区切るのではなく、まずやってみてから見えること・感じることを大切にする。
僕らの日常でも、大変そうだからやらない!と、やる前から諦めてしまったり。
やっていることだけに満足して思考停止して、その奥を辿ろうとしなかったりさ。
修行することの本質は、行動しながら考え続けて奥を体感することだと思うので、日常生活でもこういう姿勢を大切にしていこう!と思うっす(^^)
・・・読んで頂きありがとうございました!!
━━━━━━━━━━━━━━━
⇓コチラはキングコング西野さんの「新世界」について書いた記事です!
━━━━━━━━━━━━━━━
サポート頂いたお金は、今後も心豊かなnoteを書くための経験や他のクリエイターさんたちへのサポートに回していきます!温かな循環を回していきたい。