不公平な偏愛が滑らかな繋がりをつくる
━━━━━━━━━━━━━━━
【軟水のたそがれ】
━━━━━━━━━━━━━━━
毎週日曜日の夜に更新しています!
この【軟水のたそがれ】は、
僕がTwitterで毎日更新している「軟水のつぶやき」を、深掘りするエッセイ。
新たな1週間が始まる前に、何か大切なことに気がつくキッカケになれば嬉しいなと思っています(*^^*)
・・・本日取り上げるツイートは、↓コチラ!
***
***
今回は軟水ではなく、硬水のつぶやきを取り上げます!
硬水のつぶやきとは、軟水とは違う切り口で、シュッと切れるような鋭さを加えたツイートです(^^)
では、さっそく深堀っていきましょー!
■「みんな」って誰のことを言ってるの?
みんなを大切にしたい。
この気持ちはとても良く分かるし、めちゃめちゃ素敵な想いだと思っています!!
だけど「実際に大切にできるか」となると、『無理!』と僕は思っている。
あくまでスローガンであって、理想に向かって突き進むっていう意味もあるのかもしれないですね。
ただ僕がここで問いたいのは、
「みんなって誰のこと指してるの?」ということ。
友達や家族?日本人?世界中の人?
・・・人によって抱くイメージは異なると思いますが、それはいいんです。
大切なことは、自分が思い描いたみんなの外側には、必ず誰かがいるということ。
「友達みんな」なら、友達じゃない人はいいの?
「日本人みんな」なら、外国人はいいの?
「世界中のみんな」なら、宇宙にもし生命体がいたらそれはいいの?
「人類みんな」なら、動物や植物はいいの?
・・・全部ひっくるめて「みんな」としても、自分には想定できない存在が必ずいるので、みんなを大切にすることはできないじゃん?
ということっす。
「みんな」をイメージする時に「自分」のことを忘れている人って多いと思うよ。
自分だってみんなの一部なのに、「みんな」を意識しすぎると、自分だけがみんなの外側にでもいるかのような錯覚に陥るんよね。
■自分もみんなの一員
「みんな」を大切にしようとする時に、もう1つやってくる弊害。
それは、
みんなに平等に接することは、誰かにとっての不公平になる
・・・これですね。
『平等』って何かと言うと、デコボコな状態を等しく平らにするっていう感じです。
下から底上げしてもらった人は嬉しいかもしれないけれど、上から引き下ろされた人には不公平感がでます。
・・・まぁ、あれっす。社会主義が破綻する理由がこれですよね。
キャバクラに行ったとして、5,000円しか払っていないお客と、指名をして高いお酒もいれて50,000円も払った自分が、5,000円のお客と全く同じ『平等』な対応をされたらどう思います?
・・・そもそも、もし自分がみんなへ『平等』に接したいのなら、お店の女の子みんなに平等にお酒をいれるか、誰も指名しないっすよね。
「みんな」を大切にするために誰も指名しなかったとすると、自分についてくれた女の子は売上が上がらずに大変で「ワタシ、大切にされていない!」と感じると思います。
・・・なんだか説教臭くなってしまいましたね。
ごめんなチャイコフスキー\(^o^)/
・・・何が言いたいかと言うと!!
みんなを大切にするために『平等』に接すると、1番ハッピーなのって、実は自分なんすよね。
もしくは、自分を犠牲にしすぎて「大切にすべきみんな」の中には「自分」も入ってるんだゾ!ってことを忘れちゃうんす。
だったらさ!
最初から自分を大切にした方が『フェア(公平)』じゃね?ってことっす!
みんなは大切にできないけれど、身近な人(まず自分)から大切にできるよー(^^)
■【さいごに】偏りを滑らかに愛する
自分が大切にしたい!と思った人や、自分のことを大切に想ってくれて恩義を感じた人。
そういった人をまず大切にして、「みんな」の輪を少しずつ広げていけばいいと思うんす。
・・・そのためにもまずは、「自分」を大切にね!!
自分を大切にできていないと、自分が大切にしたい人って誰なんだろう?とか、実は自分のことを大切にしてくれている人の存在に、なかなか気がつけないから。
自分を大切にっていうのは、自分をえこひいきすることだと思うっす。
そもそも人って無意識のうちに自分をひいきしてしまっているので、それをしっかり自覚しましょうって感じですね(^^)
「自分のことなんていいや」って後回しにするのも、立派なえこひいきっす。
我が子への愛みたいに「尽くすことで自分らしくいられる」っていう状況ならば、自分を後回しにすることが自分を大切にすることに繋がっているので、素敵だと思います(^^)
でも尽くすことで自己犠牲感があったり、見返りを求めて尽くしているのなら、自分が心からやりたいことをえこひいきすることが大切だと思います。
・・・人間関係はなかなか『平等』にはいかないからこそ、
「俺がお前を大切にするゾ!」っていう『不公平な偏愛』が大切なんだと思います。
みんなを大切にしようとすると、偏愛は生まれない。
でも人って不完全だからこそ偏るし、偏りを平らに整えるのではなく、滑らかに愛していけば、幸せの総量は増えるのかなと思っておりまする(^^)
・・・以上!!
今週も読んで頂きありがとうございます!!
───────────────
⇓過去の【軟水のたそがれ】です!良かったらどうぞ!
───────────────
サポート頂いたお金は、今後も心豊かなnoteを書くための経験や他のクリエイターさんたちへのサポートに回していきます!温かな循環を回していきたい。