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愛国心を声高に叫ぶ人ほど、日本のことなんて愛していないんだなと思う

愛国心という言葉、初めて文字にしました。私にとっては、非常に抵抗感がある言葉です。なぜなら、その言葉を聞くと反射的に思い浮かんでしまう人たちがいるから。軍国主義的なにおいを感じてしまうのです。

でも、本来のというか、純粋な意味での愛国心はそういうことではないんですよね。人それぞれ解釈の仕方は違うのかもしれませんが。少なくとも、他国(その国の人たち)へ憎しみを向けることではないですね。

もうずいぶん前の話になりますが、愛国心というと思い出すことがあります。一水会の鈴木邦男さん(現名誉顧問)が、安倍政権時代にテレビで話されているのをたまたま見たことがあって。
憲法改正に関することだったか、テーマもはっきり覚えていないのですが、今(当時)叫ばれているような愛国心は愛国心じゃない、みたいなことをおっしゃっていたのがすごく印象に残っているんですよ。

というのも、私があまりにも知識不足で、保守系の団体はその当時の状況を是としているのかと思っていたんです。なんだかコワそうというイメージもありました。それが鈴木邦男さん、なんともやわらかくスマートに話されるし、また頷けることばかりで(そのわりにテーマすら覚えていませんが)ガラリとイメージが変わったんです。一水会という団体が気になる存在になりました。

といっても、いつも心にあるというわけではなくて、ふとした時に、一水会ならどういう見方をするんだろう?と興味がわいてくるという感じです。この戦争が始まってからは、特にそんな気持ちになります。それで、たまにTwitterを見てみたりするんですね。一方向しか許されないようなこのご時世、独自の視点で語られている。なんだかほっとして。

私の偏見かもしれないのですが、今、この戦争を善悪のみで語り、「善」を褒めそやし、懸命に支援している人たちと、愛国心を声高に叫んでいる人たちが重なるんですよ。そして、疑問に思うんです。
本当に日本のことを思っているんだろうか? 本当に愛しているんだろうか? と。

勇ましいことをいうのが愛国心ではないと思う。

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