ジェンダーバイアス、皇帝ペンギン、ロシアンルーレット
SNSでブログを書くということは、誰かと直接関わるということだと思うのです。
ですから、わたしは書くことは会話することだと思っています。
この記事を拝読して、一日考えました。
私は母子家庭育ちで、犬養道子が好きです。（1行自己紹介）
はじめに
経済成長と精神衛生
経済成長を望まない人は少ないと思います。物価上昇を気にせず、スーパーやコンビニで気軽に買い物ができるのは、精神衛生上良いでしょう。
昭和時代を振り返る
昭和時代を振り返ると、給料日前に夫婦喧嘩が起き易くなるのは、貧困のある現代から見ると牧歌的です。あの頃の、昭和のお父さんたちの大多数は、奥さんに自分の面倒見てもらって、家事と育児をお願いして、役所の手続きなどもやってもらい働いていました。アシスタントをしてくれる奥さんがいないと男性でも詰む、あの頃の仕組みが企業などに残ってると思います。
ジェンダーバイアスと生理
生理の歴史的背景
例えば生理。石器時代から現代まで人類が種族として繋がったのは、数えきれない無名の女性のおかげです。「お母さんかどうか」ではなく、生理という心身の負担を引き受けてくれているのは、人類にとって恩人なのに、なぜビジネスの世界では恩を仇で返すのだろう。人類の負担すべきことだから、ルールを調整すればいいのに、柔軟さが不足してます。
皇帝ペンギンの例
ちなみに、皇帝ペンギンの旦那さんは、奥さんから「産んだからよろしく」と頼まれて飲まず食わずで卵を温めます。体重40%減るそうです。こう振り返ると、哺乳類は繁栄しましたが、卵を預けて食事に行ける点は、なんだか羨ましい。
ジェンダーバイアスと経済成長
競争は公平なルールが必要
経済成長したいのに、人口の半分を不当に扱ったら競争出来ないと思う。女性に問題があるのではなく、人類の歴史と社会の課題です。
一人暮らしの若者の例
例えば新卒で一人暮らしで働いている若者がいるとします。夜道が明るくて、駅から近くて、防犯の関係でオートロックで2階以上の物件は家賃高くなるはずです。ジェンダーバイアスの関係で、収入は不当に少ないのに、家賃は自衛するために（社会の不備のコストを負担してる）出費が高いから、貯金しにくい。貯金しないと複利を味方につけられないから、独立して起業するにも元手が増えにくい。だから、選択肢が減ってしまう。
極端な例だけど、こうした理不尽な社会構造を改善しないと、日本は少数精鋭で競争する未来になるから、戦う前に、戦える状況にする段階で消耗してしまう。
ジェンダーバイアスの話は、弱い女性を大事にしましょうという「保護」ではなく、強く成長することを妨げるなという話だと、僕は思います。
だから、国際競争で勝つためには、日本が強い分野を見極め、その競争のルールが公平かどうか確認する必要があります。公平性は非常に重要なポイントです。
労働とロシアンルーレット
ハラスメントはいらない
すでに述べたジェンダーバイアスや経済格差、少子高齢化の問題がある中で、日本は教育を受けた人材が資源です。しかし、その資源が競争でうまく機能していません。
例えば、職場のハラスメントをなくすことが必要でしょう。理不尽な環境で働くことは不健康、自己都合での退職は理不尽。過労で倒れることに、僕らは麻痺している気がします。
働いて仕事をすることに、毎日ロシアンルーレットをやっているかのようなリスクがあるのは、世界と競争して負けると思います。
労働環境や不公正を目安に変えよう
抽象的に言うと、味方を苦しめたりギスギスしてストレスかけるなど、自分の首を閉めることを行う余裕はあるのか、私には疑問です。
なぜなら、現在の状況では平均して戦える力が減少するはずだから。日本全体として、人口の半分が弱体化されている状態で、なぜ経済成長出来ると思うのか、現実は複雑で不合理です。
——「変えよう」と、思える方が増えて、新しい時代が来ますように。優秀な方ほど絶望しやすいから、カミュの実存主義を勧めます。絶望する以外にも道はあります。詰んだと思っても、他の見方が出来ます。
現在に問題はあっても、昔のように「容姿端麗」と求人に書くことは出来ないから、世の中は良くなっています。私の母の世代は、スチュワーデスの求人に書いてあったそうです。半世紀前より、進歩してることもあります。
「変えることができた」成功体験を、長期的な視点がないと見落とすから、競争するのに不利ですよね。目まぐるしく変化することにミクロに対応し、マクロな視点も持つ練習として、内なるアンコンシャスバイアスの解消に取り組みます。
秋も冬もしますけど、夏にももちろん。
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