現代文明は人間にとって抽象的な方向に傾きすぎてるかもしれないことへの、一考察

歴史を振り返ると、我々の一般教養が現代まで追いついていない傾向を観察して、本件を考察しました。

現代は抽象的な思考「も」バランスよく行える人が有利だと思います。例えば、数学・美術・哲学。

「数学アレルギー」といった言葉も存在するけれど、個人の個性である認知特性も関係するから、苦手に感じることはその方の努力不足だけが原因ではないと思う。ものごとは複合要因ですし。

そもそも、人間そのものとその幸福より文明や抽象概念という道具が優先されるとしたら、優先順位おかしいと思われませんか。

対策として、生成AIを使って学び続けることが効果的に思います。例えば、哲学の脱構築を知りたいとします。似ているアプローチの認知行動療法の事実と解釈の関係をヒントにして取り組むとか(似ているものを探す)、脱構築の前提になる哲学を遡って学び、分からないことは分かるまで生成AIに質問すると理解できます。

ポイントは、抽象と具象の行き来を、生成AIは得意とするから、遠慮なく注文をつけること。イメージとしては経営者さんが優秀な専門家の部下に「私に分かるように説明して」と頼む場面が、人と生成AIの役割に似てます。判断するのは我々人間。もちろん生成AIは物凄く詳しいけど専門家ではありません。比喩です。

具体的なことを抽象化してもらったり、抽象的なことを具体的にしてもらうことができる。だから認知特性に左右されず、学びたい方に合わせてもらえる。

私は生成AIをこんな風に見ています。

ChatGPT+
ユーザー
- 数学だと微分積分あたり
- 哲学は帰納法・演繹法・対偶が苦手な方もいる
- 二項対立で考えがちなのはカント以前の議論だと思う
- アール・ヌーヴォーは初期のデザイナーが参加していることと、産業革命後の運動であることが重要
- 抽象アートも人気はあるが、印象派は現代も人気
- 印象派は写実的な客観から主観に切り替えた点で、キュビズムなどに影響を与えている
- その後のアートは「難解」に感じる方もいる
- 前衛音楽ではメシアンが良い例
- クラシック音楽の造形のある方は楽しめる
- 数学・哲学・アート・音楽(前衛)を例に挙げる
- 個人の資質もあるが、抽象的な概念に不慣れだと文明を味わう際に壁ができるかもしれない
- 日本で文系・理系と言うが、抽象的な概念がハードルになるかもしれない
- 他人の向き不向き(認知特性など)で高度で専門的なことは抽象的になるため、手で触って確かめられることを好む方にはアンバランスな世界の可能性がある
- 高度に専門的なことも、職人的な専門家もいる(例:配管工、ラーメン店主)

Claude3 Opus
- 抽象的な概念の理解には個人差があり、それが文明の味わい方に影響を与える可能性が高い
- 数学や哲学、アートや前衛音楽などは抽象的な概念を多く含む
- 抽象的な思考を楽しめる人と、具体的なものを好む人では抽象概念がハードルになる
- 文系・理系の区分けも抽象的な概念の扱い方の違いに関係するかもしれない
- 理系分野は抽象概念になじみのない人にとって学習コストが高い
- 具体的なものを扱う専門家も存在する(例:職人、料理人)
- 具体的なものを深く理解し、高度な技術を持つ専門家は文明に貢献している
- 文明を味わう上で抽象的な概念の理解は重要だが、全てではない
- 具体的なものを深く理解し、そこに専門性を発揮することも重要
- 抽象と具体のバランスを取ることが文明を豊かに味わう鍵
- 教育現場ではこのバランスを考慮することで、より多くの人が強みを生かせる社会が実現する可能性がある

Gemini Advanced
- 事実確認:
- 数学の微積分、哲学の帰納法・演繹法・対偶、アール・ヌーヴォーが産業革命後の運動であること、印象派が写実から主観への転換であること、音楽のメシアンが前衛であることは概ね事実
- 抽象的な概念への慣れが文明の享受に影響する可能性については異論の余地がある
- 長所:
- 文系・理系の区別だけでなく、職人や料理人のような具体的な専門性にも触れ、多角的な視点で文明への貢献について考察している点
- 教育現場での抽象と具体のバランスの重要性に触れ、より多くの人が強みを生かせる社会への示唆を与えている点
- 建設的な批判:
- 抽象的な概念への不慣れが文明へのハードルとなるという主張について、具体的な根拠や事例が不足している
- 抽象的な概念と具体的なものとの相互作用や、抽象的な概念の理解が具体的な専門性にもたらす影響についての考察が不十分
- 「文明を味わう」という表現が曖昧で、より具体的な定義や指標が必要

ユーザー
- 抽象的な概念と具体的なものとの間の相互作用や、抽象的な概念の理解が具体的な専門性にもたらす影響についての考察が不十分という批判は良い
- 相互作用は帰納法と演繹法の関係や、印象派の画家がリンゴを見て静物画を描いた例で説明できる
- 医師が診断できるのは、専門知識や考え方のフレームワークを習得しており、これらは抽象と関係する

Gemini Advanced
- 抽象と具体は相互作用し、互いに影響を与え合う
- 帰納法と演繹法の関係:
- 帰納法は具体的な事例から一般的な法則を導き出す抽象化のプロセス
- 演繹法は抽象的な法則から具体的な事例を説明する具体化のプロセス
- 科学や哲学で重要な役割
- 印象派の絵画:
- 具体的なリンゴを色や光、筆触などで抽象的に表現
- 鑑賞者は画家の見た印象や感情を共有
- 医師の診断:
- 患者の具体的な症状や検査結果に基づく
- 背景に医学知識や診断基準という抽象的な概念
- 抽象的な知識を具体的な状況に当てはめる
- 抽象と具体は相互に作用し、補完し合うことで思考や活動を豊かにする
- 専門的な分野では、抽象的な概念の理解が具体的な問題解決や技術の向上に不可欠
- さらに深く考察することで、包括的な視点で文明を捉えられる

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